ないけいどうみゃくきょうさくしょう
内頚動脈狭窄症
首にある内頚動脈(心臓から脳に栄養を送る血管)が動脈硬化で狭くなってしまう病気。
10人の医師がチェック 128回の改訂 最終更新: 2017.12.06

内頚動脈狭窄症の基礎知識

内頚動脈狭窄症について

  • 心臓から脳に栄養を送る血管である内頚動脈が狭くなってしる
    • 脳梗塞を起こしやすくなる
    • 進行すると脳への血流が落ちてしまう
  • 血管が狭くなる原因
    • ほとんどの場合、動脈硬化によってアテロームが血管の内側に溜まることが原因である

内頚動脈狭窄症の症状

内頚動脈狭窄症の検査・診断

  • 血液検査:内頚動脈狭窄症の原因である糖尿病脂質異常症がないか、調べる
  • 画像検査:頚動脈の狭窄の程度や、狭窄の結果、脳が虚血状態になっていないかなどを調べる
    • 頚動脈超音波検査:定期的に頚動脈超音波検査を行うことが大切
    • 頭頸部CT検査:造影剤を使用することもある
    • 頭部MRI検査:MRA検査(血管の太さを詳細に調べられる)を行う場合もある
    • SPECT検査:内頚動脈が狭くなった結果、脳への血流が不足しているかどうかを調べる
  • 頭部血管造影検査:狭窄の度合いなどをより詳しく調べる
  • 重症度は以下の通り(血管が完全に詰まっている状態を100%の狭窄、完全に開いている状態を0%の狭窄とする)
    • 49%以下の狭窄:軽度狭窄
    • 50-69%の狭窄:中等度狭窄
    • 70%以上の狭窄:高度狭窄

内頚動脈狭窄症の治療法

  • 治療の目的は脳梗塞を予防すること
  • 治療の基本は飲み薬による治療
    • 抗血小板薬:血液を固まりにくくする
    • 脂質異常症糖尿病、高血圧がある場合:治療を行う
    • 禁煙
  • 狭窄の程度が強い場合は手術をする場合がある
    • 手術方法は主に2つあるが、それぞれのメリットとデメリットがあるので、状況に適した治療が選択される
      ・頚動脈内膜剥離術(CEA):首の皮膚を切って頚動脈をあらわにしてから血管を切開し、血管内にできた塊(脂肪や石灰化部分など)をとることで、血管が拡がり脳への血流が良くなる
      ・頚動脈ステント留置術(CAS):近年手術方式や手術器械の進化により発展してきているカテーテル治療。太ももの血管から管を入れて治療を行うので、全身麻酔で皮膚を大きく切ったりする必要がなく全身への負担も少ない
  • 手術をした後も引き続き飲み薬による治療は必要である


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内頚動脈狭窄症に関わるからだの部位


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