かくまくかいよう
角膜潰瘍
眼の表面の角膜が、炎症によって傷がついてえぐれてしまった状態。感染症や、コンタクトレンズの不適切な使用や自己免疫性疾患などによって起こる
3人の医師がチェック 70回の改訂 最終更新: 2017.12.06

角膜潰瘍の基礎知識

角膜潰瘍について

  • 目を覆っている角膜が、目の表面から欠ける病気
    • 角膜びらんとは異なり、角膜の表面だけではなく、えぐれて深い部分にも障害が出ることがある
  • 主な原因
    • ウイルス感染
    • 細菌感染
    • アメーバ感染
    • 外傷(コンタクトを付けたまま寝る)
    • 糖尿病による神経障害
    • 自己免疫の異常:蚕食性角膜潰瘍

角膜潰瘍の症状

  • 目がごろごろする
  • 目の痛み、充血
  • 涙がたくさん出る
  • 視力の低下

角膜潰瘍の検査・診断

  • 細隙顕微鏡検査:特殊な機械を使って、眼の表面を調べる
  • 顕微鏡検査:角膜を少し切り取り、細菌ウイルスの有無を調べる
  • 血液検査:糖尿病自己免疫疾患がないか調べる

角膜潰瘍の治療法

  • 主な治療:点眼薬による治療
    • 感染の場合は抗菌薬や抗ウイルス薬、抗真菌薬の点眼薬を使用する
    • 感染ではない場合はステロイド薬などの炎症を抑える薬や角膜を保護する軟膏などを使う
  • 点眼薬で効果が不十分で角膜が深く傷ついてしまった場合は、角膜移植を行うこともある

角膜潰瘍に関連する治療薬

抗菌薬(点眼薬)

  • 細菌増殖を阻害し、抗菌作用をあらわすことで結膜炎などを治療したり、眼の手術前後の細菌感染を予防する薬
    • 細菌の増殖にはDNA複製やタンパク質の合成などが必要である
    • 眼が細菌に感染することで細菌性結膜炎や麦粒腫(ものもらい)などが発症する場合がある
    • 本剤はDNA複製阻害作用など、それぞれの薬剤がもつ抗菌作用により細菌の増殖を抑える作用をあらわす

抗菌薬(点眼薬)についてもっと詳しく

角膜潰瘍の経過と病院探しのポイント

角膜潰瘍が心配な方

角膜潰瘍では、目の充血や違和感、視力の低下といった症状が出現します。細菌感染、ウイルス感染、自己免疫性の異常など様々な原因がありますが、同様の症状が出る目の病気は角膜潰瘍に限らず沢山ありますので、症状のみからご自身で自己診断するのは難しいかもしれません。

ご自身の症状が角膜潰瘍でないかとご心配の場合は、まず一度お近くの眼科クリニックを受診して診察を受けることをお勧めします。珍しい特殊な疾患というわけではありませんので、大病院や専門病院でなければ診断がつけられないということはありません。

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角膜潰瘍でお困りの方

角膜潰瘍はその原因によって治療法が異なりますので、詳細はそれぞれの疾患ページもご参考になさってください。基本的には数種類の目薬や目の軟膏を用いることになります。原因によっては、しっかりと治療をしないと視力の低下が残ってしまう病気です。治ったと思って自己判断で治療を中断したりすることなく、継続的に眼科へ通院してきちんと治すことをぜひ心がけてください。

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