かくまくびらん
角膜びらん
眼の表面にある角膜が炎症によってダメージを受けて、一部損傷している状態。怪我やコンタクトレンズ、感染などが原因で起こる。
4人の医師がチェック 68回の改訂 最終更新: 2017.08.08

角膜びらんの基礎知識

POINT 角膜びらんとは

角膜の表面の層がはがれてしまった状態のことです。さすような激しい眼の痛み、涙が出る、ゴロゴロするなどの症状が起こります。原因は様々ですが、爪や紙、手指でまちがえてこすってしまったときや、コンタクトレンズを無理やり外そうとした時などに起こることが多いです。その他にも、角膜ジストロフィ(角膜が濁ってしまう病気)や水疱性角膜症(角膜の細胞が減ってしまった状態)、重い糖尿病などでも角膜びらんを起こすことがあります。通常の健康な角膜であれば、眼薬を使うだけで数日間のうちに治ってしまいますが、中には特にきっかけもなく角膜びらんを繰り返す、再発性角膜上皮びらんになる人もいます。繰り返すたびにつらい痛みが続くので、うつ病や不眠症になってしまう人もいます。そうなる前に眼科に受診して、軟膏や点眼、医療用コンタクトレンズの使用が必要になります。

角膜びらんについて

  • 目の表面にある角膜が炎症によってダメージを受けた状態
    • コンタクトレンズや異物が目に入ることで、角膜が傷つき、角膜が部分的に剥がれる(壊れる)ことで引き起こされる
  • 主な原因
    • 外傷性の場合:外傷が原因となって起こる
      ・異物飛入・コンタクトレンズなど
    • 内因性の場合:他の病気原因となって起こる
      糖尿病角膜ジストロフィーウイルス感染症など
  • コンタクトレンズの不適切な使用によるものが多い

角膜びらんの症状

  • 目のごろつき
  • 目の痛み
  • 目の充血
  • 涙が出る
  • 視力の異常

角膜びらんの検査・診断

  • 細隙顕微鏡検査
    • 眼科診察用の機械を用いて目の表面の様子を確認する

角膜びらんの治療法

  • 薬物療法
    • ステロイド(目薬):非感染性の場合に使う
    • 眼軟膏:角膜が剥がれている場合に使う
    • 抗菌薬(目薬):細菌の種類に合わせて、ニューキノロン系抗菌薬などを使う
  • 予防、再発予防方法
    • コンタクトレンズの清潔を保ち使用方法を守る

角膜びらんの経過と病院探しのポイント

角膜びらんが心配な方

角膜びらんでは、目の充血や違和感、視力の低下といった症状が出現します。細菌感染、ウイルス感染、自己免疫性の異常など様々な原因がありますが、同様の症状が出る目の病気は角膜びらんに限らず沢山ありますので、症状のみからご自身で診断することは困難です。

上記のような症状があって角膜びらんでないかとご心配の場合は、まず一度お近くの眼科クリニックを受診して診察を受けることをお勧めします。特殊な疾患というわけではありませんので、大病院や専門病院でなければ診断がつけられないということはありません。

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角膜びらんでお困りの方

角膜びらんはその原因によって治療法が異なりますので詳細はそれぞれの疾患ページもご参考になさってください。基本的には数種類の目薬や目の軟膏を用いることになります。原因によっては、しっかりと治療をしないと視力の低下が残ってしまう病気です。治ったと思って自己判断で治療を中断したりすることなく、継続的に眼科へ通院してきちんと治すことをぜひ心がけてください。

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