更年期障害の治療について：ホルモン補充療法、漢方薬、市販薬
更年期障害には女性
目次
1. ホルモン補充療法とはどのような方法か
更年期障害は、女性ホルモンである
たとえば、よくある更年期障害の症状として、のぼせ、ほてり、発汗、
また、萎縮性膣炎による性器の乾燥感やかゆみ、
エストロゲンには
子宮がある人へのホルモン補充療法（一般的なホルモン補充療法）
まず、子宮がある人に対する治療法を説明します。一般的なホルモン補充療法では、エストロゲンとプロゲスチンの2種類のホルモンを使います。
エストロゲンの補充療法を行うと、子宮内膜の形成が過剰になることで子宮内膜肥厚・増殖といった副作用があらわれる場合があり、子宮体がん（子宮内膜がん）の
2種類のホルモンは個々人の状態を考慮して使います。例えば、1か月の周期の間に、休薬を挟む人もいれば、飲み続ける人もいる、といった具合です。
子宮がない人へのホルモン補充療法
子宮摘出などにより子宮がない人では、エストロゲンの子宮内膜への作用を心配する必要がありません。そのため、エストロゲンだけで治療ができます。エストロゲンだけを使う場合でも、休薬を挟まず続ける方法と5-7日の休薬を挟みつつ継続していく方法があります。
ホルモン補充療法と乳がんとの発病には関係があるのか？
ホルモン補充療法と乳がんの発生との因果関係を心配する人がいます。確かに、ホルモン補充療法を長期間（5年以上）継続した人は、治療しなかった人に比べて乳がんの発病がわずかに増える可能性が指摘されています。しかし、実際の臨床では、ホルモン補充療法による有益性の高さを鑑み、多くの場合十分注意しながらホルモン補充療法が行われています。乳がんへの影響について心配な点があれば担当の医師に質問して、十分理解したうえでホルモン補充療法を利用してください。
なお、ホルモン補充療法を受ける受けないに関わらず、更年期の女性にとって乳がんはとても身近な病気です。女性は一生のうちに11人に１人ほどの割合で乳がんを経験します。そのため、40歳以上の女性には定期的に乳がんの検診を受けることが推奨されています。乳がんの詳細情報をあわせてご覧ください。
2. ホルモン補充療法で使われる薬について詳しく
ホルモン補充療法では、女性ホルモンの一種であるエストロゲンを主成分とする薬が使われます。エストロゲンという名前は体内で同様の作用をもつ物質の総称です。体内の主要なエストロゲンはエストラジオールという物質です。エストラジオール以外の物質もエストロゲンの薬（製剤）として使われます。また同じ成分を含む製剤の中にも用途に応じて飲み薬や貼り薬、塗り薬といった剤型の違いがあります。
エストロゲン製剤とともに、別の女性ホルモンである黄体ホルモンの薬（プロゲスチン）が一緒に使われることもあります。体内の黄体ホルモンは主にプロゲステロンですが、薬としてはメドロキシプロゲステロン酢酸エステル、ジドロゲステロンなどの黄体ホルモンが使われています。また、エストロゲンとプロゲスチンを一緒にした配合剤が使われることもあります。
エストロゲン製剤
エストロゲン製剤はエストロゲンを主成分とする薬です。エストロゲンの種類によって作用の強さに違いがあります。エストラジオールという物質が最も強い作用をあらわすとされています。エストロゲン製剤は経口剤（飲み薬）の他、皮膚から薬剤を吸収させることで作用する経皮剤（
経口剤（飲み薬）にはプレマリン®（結合型エストロゲン）、ジュリナ®（エストラジオール）、エストリール®（エストリオール）などの製剤があります。
経皮剤としては貼付剤（貼り薬）のエストラーナ®テープ、同じく経皮剤のゲル剤（塗り薬）としてル・エストロジェルやディビゲル®といった薬があります（いずれもエストラジオール）。
飲み薬、貼り薬ともに一長一短があります。例えば、飲み薬は胃腸や肝臓などの臓器を経由して全身の血管に取り込まれますが、貼り薬では皮膚から薬剤が直接血管に吸収されるため飲み薬に比べると胃腸や肝臓などへの影響が少ないとされています。一方で、外用薬は皮膚に貼るまたは塗るため、かぶれなどの皮膚症状が飲み薬に比べあらわれやすくなる傾向にあります。一般的には個々の体質や症状などを考慮して適切な製剤が選択されています。
エストロゲン製剤の用途はさまざまです。骨の形成にも関わるため、骨粗鬆症（こつそしょうしょう）に使うエストロゲン製剤もあります。
薬の使い方にもバリエーションがあります。まず、エストロゲン製剤を単独で使う場合と、黄体ホルモン製剤（プロゲスチン）と一緒に使う場合があります。また一緒に使う場合でもエストロゲン製剤を続けて使う持続法や休薬（一定期間薬を使用を休むこと）を挟んで使う間欠法というように、それぞれの病気の状態や症状などに合わせた治療法が選択されます。
黄体ホルモン製剤
黄体ホルモン製剤は女性ホルモンの一つである黄体ホルモン（プロゲスチン）を含む薬です。
子宮摘出などにより子宮がない人を除けば、エストロゲン製剤を単独で使うと、子宮内膜肥厚・増殖といった副作用があらわれる場合があり、子宮体がん（子宮内膜がん）の発症へつながる可能性もあります。そこで、子宮内膜形成や子宮内膜がんなどへの影響を抑える目的で、黄体ホルモン製剤をエストロゲンと一緒に使います。
飲み薬のプロベラ®（メドロキシプロゲステロン酢酸エステル）、ヒスロン®（メドロキシプロゲステロン酢酸エステル）、デュファストン®（ジドロゲステロン）といった薬が使われています。
エストロゲン・黄体ホルモン配合剤
エストロゲンとプロゲスチンを合わせた製剤です。
ホルモン補充療法では通常、子宮内膜がん発症の観点などからエストロゲンに黄体ホルモンを一緒に使う治療法がとられます。ホルモン補充療法には、エストロゲンと黄体ホルモンをともに継続的に使う「持続的併用法」などと呼ばれる方法があります。エストロゲン・黄体ホルモン配合剤はあらかじめ一つの製剤の中にエストロゲンと黄体ホルモンの両方を含む薬ですので、この治療法に適した製剤と言えます。
製剤例としてパッチ剤（貼り薬）のメノエイド®コンビパッチなどがあります。メノエイドはエストロゲンとしてエストラジオール、黄体ホルモンとして酢酸ノルエチステロンを含む製剤です。
飲み薬のウェールナラ®配合錠（エストラジオールとレボノルゲストレルの配合剤）は主に骨粗鬆症治療として使われています。エストロゲンは骨形成に関わる作用もあるので骨粗鬆症に対しても使われますが、子宮内膜肥厚・増殖といった副作用の懸念もあります。そこで、ウェールナラは子宮内膜保護作用を持つ黄体ホルモンを含むことにより、エストロゲン製剤を単独で使用することによる副作用を和らげる薬になっています。
ところで、エストロゲン・黄体ホルモンを合わせた製剤というと「ピル」をイメージする方もいるのではないでしょうか。「ピル」の多くはエストロゲンと黄体ホルモンを合わせた製剤になっていて、避妊だけでなく、生理痛（月経困難症）などの治療にも使われています。（「ピル」についての詳細はこちらをご覧ください。）
ホルモン補充療法の副作用：胸が張る、下腹部が張る、不正出血
ホルモン補充療法では治療の初期に次のような症状があらわれることがあります。
- 胸（乳房）の張り、痛み
- 下腹部の張り
- 不正性器出血（不規則な子宮からの出血）
これらの多くは薬を継続していくにつれ軽くなっていきます。
また、頻度は非常に稀とされますが
「どのような治療を行っていくのか？」「注意すべきことは何か？」「休薬を挟むタイミングはいつなのか？」などの話をお医者さんから詳しく聞いて、適切な治療を一緒に選ぶことが大切です。
3. ホルモン補充療法以外の治療
ここまでホルモン補充療法について解説してきましたが、他にも効果が期待できる治療法はあります。
【ホルモン補充療法以外の治療】
- 生活改善
- 心理療法
- 抗うつ薬・
抗不安薬 - 漢方薬
- プラセンタの注射剤（メルスモン®︎）
例えば、不安などの精神神経系症状があり、明らかなうつ病や不安障害などがある場合には、SSRIやSNRIなどの抗うつ薬や抗不安薬による治療も選択肢の一つです。
また、漢方薬を使った治療は、更年期障害による精神神経系症状、自律神経失調症状を中心とした多くの愁訴に対して効果が期待でき、安全性も高いこともあって広く使われています。
さらに、「更年期障害、乳汁分泌不全」といった効能・効果が保険で承認されているメルスモン®という注射剤もあります。これは、ヒト胎盤由来成分プラセンタを主成分とする製剤です。
4. 更年期障害に使われる漢方薬
更年期障害の症状に対して漢方が使われることも少なくありません。
漢方医学では、一般的に身体のある一部分だけではなく全身の状態から薬を選択するため、症状が複数あらわれることが考えられる更年期障害には有用となる場合があります。特になんらかの理由によって、ホルモン補充療法などの治療が適さない場合では、漢方薬による治療が有用となります。
なお、漢方医学の考え方では、患者個々の症状・体質などを「証（しょう）」という言葉であらわし、一般的にそれぞれの証に合わせた漢方薬を選択します。「証」についてはコラム「漢方薬の選択は十人十色!?」で詳しく説明しています。
更年期障害に効く漢方薬①：加味逍遙散（カミショウヨウサン）
加味逍遙散は体力が中等度からやや虚弱気味で、肩がこりやすい、疲れやすい、不安などの精神症状を訴えるなどの証に適するとされています。
不眠、不安、いらいら、のぼせ、
加味逍遙散は、血の巡りなどを改善する当帰（トウキ）、抗ストレス作用などをあらわす柴胡（サイコ）など計10種類の生薬から構成されている薬です。更年期障害、自律神経失調症の他、冷え症、月経困難症、月経不順などに対しても使われています。
更年期障害に効く漢方薬②：当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）
当帰芍薬散は、加味逍遙散が適する証よりも体力が虚弱気味で、疲れやすい、冷えやすい、貧血傾向などがあるような証の人に適した漢方薬です。更年期障害のめまい、頭痛、肩こり、四肢の冷え、脱力感、動悸などの症状の改善が期待できます。
主な生薬成分の当帰（トウキ）は血の巡りを改善し、貧血や婦人科疾患などに有効性をもっています。もう一つ名前の由来となっている生薬の芍薬（シャクヤク）は鎮痛・鎮静などの作用を持ち、筋肉のひきつりや腹痛、頭痛といった症状を改善する効果が期待できます。他には茯苓（ブクリョウ）など、計6種類の生薬から当帰芍薬散が構成されています。
当帰芍薬散は、更年期障害や自律神経失調症の他、月経困難症、月経不順、不妊症、耳鳴りなどに対しても使われています。
更年期障害に効く漢方薬③：桂枝茯苓丸（ケイシブクリョウガン）
桂枝茯苓丸は、当帰芍薬散とは逆に体力が中等度からやや充実気味（体格がしっかりしているなど）で血色が比較的良く、下腹部の痛みや肩こりなどがある証の人に適した漢方薬です。
更年期障害ののぼせ（主に上半身）、発汗、冷え（主に下半身）、肩こり、頭痛、めまいなどの症状の改善が期待できます。
構成生薬の芍薬（シャクヤク）、茯苓（ブクリョウ）は当帰芍薬散にも含まれている生薬です。これに加え桂皮（ケイヒ）、桃仁（トウニン）、牡丹皮（ボタンピ）と計5種類の生薬から桂枝茯苓丸が構成されています。調味料のシナモンとしても知られる桂皮（ケイヒ）は熱や痛みなどに対しての改善効果が期待できます。
桂枝茯苓丸は、更年期障害や自律神経失調症の他、月経困難症、不妊症などに対しても使われています。
更年期障害に効くその他の漢方薬について
この他、更年期障害への漢方薬としては足腰やお腹の冷えなどの改善が期待できる温経湯（ウンケイトウ）、のぼせ、手足のほてり、不安などの改善が期待できる温清飲（ウンセイイン）、不安や不眠、のぼせ、めまいなどの改善が期待できる女神散（ニョシンサン）なども使われていますが、基本となるのは先ほど挙げた3種類になります。
更年期障害の漢方薬はどう使い分けるのか
下の表は更年期障害で考えられる3つの漢方薬に適するとされている体質（体力）と症状を簡潔にまとめたものです。ただし、あくまでも漢方薬を選択する際の指標であって、実際には異なる選択がされるケースも考えられます。
| 漢方薬 | 体力 | 症状 |
| 加味逍遙散 | 中等度〜やや虚弱 | 不安、いらいら、のぼせ、不眠など |
| 当帰芍薬散 | 虚弱 | めまい、冷え、脱力感、疲れやすいなど |
| 桂枝茯苓丸 | 充実 | のぼせ、下半身の冷え、肩こり、頭痛など |
更年期障害では、外見上は痩せていて体力がないようにみえても、身体のいくつかの部分では充実がみられ、のぼせなどの症状があらわれていることもあります。このため、漢方医学では会話や質問による診断（
漢方薬に副作用はあるのか
漢方薬は一般的に安全性が高い薬ですが、自然由来の生薬成分が体質に合わない場合や生薬成分を過剰に摂取した場合には副作用があらわれることもあります。しかし、仮に好ましくない症状があらわれたとしても、大半は漢方薬を中止することで解消できます。
漢方薬が向いているのはどんなときなのか
更年期障害における不安、不眠、イライラなどの精神神経系症状や自律神経失調症状を中心とした多くの症状に対して漢方薬は効果が期待できます。
また、更年期の少し前の時期、
他の治療法で症状が改善しない人、他の治療法が身体に合わない人などは特に漢方薬を治療の選択肢として考え、病院やクリニックで医師に相談してみてはいかがでしょうか。
5. 更年期障害に使われる市販薬
更年期障害に対して使われる漢方薬の一部は市販薬として購入できるものがあります。他に、生薬成分や
加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸
処方箋なしで薬局やドラッグストアで手に入るOTC医薬品（市販薬）にも、更年期障害に効果が期待できる薬があります。その多くは漢方薬であり、加味逍遙散（カミショウヨウサン）、当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）、桂枝茯苓丸（ケイシブクリョウガン）などの漢方薬が処方薬と同様の名前で発売されています。ただし、市販の漢方薬では生薬成分の配合量などが、処方薬として出される漢方薬と異なる場合もあります。
命の母®A
加味逍遙散（カミショウヨウサン）、当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）、桂枝茯苓丸（ケイシブクリョウガン）の3種類は女性に使われることが多い代表的な漢方薬です（治療によっては男性に対して使われることもあります）。漢方医学では一般的に、症状や体質などをあらわす「証（しょう）」という指標を元にして、適する漢方薬が選択されます。
命の母Aは3つの漢方薬で使われている生薬成分のいくつかをバランスよく組み合わせた上に大黄（ダイオウ）、紅花（コウカ）、人参（ニンジン）、半夏（ハンゲ）などの生薬成分とビタミンBやタウリンなどを加えた製剤です。これによりある程度「証」を選ばずに、比較的どんな人でも適するように造られた製剤になっています。症状や体質などに広く対応した製剤ですが、多くの生薬成分を含む分、稀に生薬成分が体質に合わないといったケースは考えられます。例えば、大黄は下剤としての作用をあらわしますが、もともとお腹が緩くなりやすい人では下痢などの消化器症状を引き起こす可能性が考えられ注意が必要です。
命の母シリーズには生理痛や頭痛、月経前症候群（PMS）によるイライラなどに効果が期待でき、20-40代くらいの女性に適した「命の母ホワイト」もあります。
ルビーナ®
漢方処方の連珠飲（レンジュイン）という薬を基に造られた製剤です。連珠飲は漢方薬の苓桂朮甘湯（リョウケイジュツカントウ）と四物湯（シモツトウ）という薬を合わせたものです。
苓桂朮甘湯（リョウケイジュツカントウ）は、めまい、動悸（どうき）、頭痛などに対して効果が期待できる漢方薬です。体内の水分を調節する茯苓（ブクリョウ）、蒼朮（ソウジュツ）などの生薬を成分として含み、
この2種類の漢方薬を合わせることでルビーナは、ほてり、のぼせ、冷え症、疲労による
ルビーナシリーズには、ルビーナめぐり®という製剤もあります。こちらは更年期障害の代表的な漢方薬である当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）を元に生薬成分として人参（ニンジン）を加えて造られた薬です。当帰芍薬散は体力が虚弱で冷えやめまいなどがある症状に適する漢方薬ですが、これに人参が加わることで弱った胃腸の働きを活発にし体を温め、より冷えに対しての改善効果が期待できます。
中将湯
中将湯（チュウジョウトウ）は、処方薬から市販薬まで多くの漢方製剤を製造する株式会社ツムラから販売されている婦人薬です。
当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）にも使われている当帰（トウキ）、芍薬（シャクヤク）、茯苓（ブクリョウ）などを含め全部で16種類の生薬成分が配合されています。不安、頭痛、肩こり、腹痛、冷え、のぼせ、めまい、耳鳴り、
アロパノール®
西洋薬とも思える薬の名前ですが、実は漢方薬の抑肝散（ヨクカンサン）を元に造られた製剤です。抑肝散は比較的虚弱な体質でいらいらし、怒りっぽいといった人に対して適するとされています。名前の「肝」は「怒り」などをあらわし「怒りを抑える薬」という意味が「抑肝散」の名前の由来です。
抑肝散は最近、脳の神経細胞の興奮を抑える作用などが明らかになってきていて、臨床現場では認知症の周辺症状を改善するために使われることもあります。通常は不眠、神経症、子どもの夜泣きなどに使われ、更年期障害による精神不安やいらだちなどの症状にも効果が期待できます。
その他の市販薬
この他、不眠やイライラなどの改善が期待できる柴胡加竜骨牡蛎湯（サイコカリュウコツボレイトウ）などの漢方薬を元にして造られ、更年期障害に効果が期待できる市販薬は多く存在します。またビタミン剤（特にビタミンB群を含むもの）が症状改善の手助けになることもあります。更年期障害であらわれる自律神経
市販薬か受診か？
このように市販薬の中にも更年期障害に効果が期待できる薬はありますが、基本的に更年期障害の治療は病院やクリニックへ受診し、医師の診断によって行うことが推奨されています。更年期症状がつらく、日常生活にさしつかえるような場合などにはホルモン補充療法の治療などが有効とされていて、この治療は医師の診断によって行われます。ホルモン補充療法に使われるホルモン剤は市販薬としては販売されていません。
市販薬を試しても効果が得られないようであれば、病院やクリニックへ受診を考え、早めに医師へ相談することが大切です。