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カルベニン点滴用0.5g
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カルベニン点滴用0.5gの基本情報

カルベニン点滴用0.5gの概要

商品名 カルベニン点滴用0.5g
一般名 パニペネム・ベタミプロン注射用
薬価・規格 877.0円 (500mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 第一三共
ブランド カルベニン点滴用0.25g 他
YJコード 6139503D2023
レセプト電算コード 646130369
添付文書PDFファイル

カルベニン点滴用0.5gの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • カルバペネム系の抗生物質です。細菌の細胞壁の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

カルベニン点滴用0.5gの用途

カルベニン点滴用0.5gの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

好酸球増多、血小板増多、ALT上昇、AST上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、下痢、過敏症、発疹、そう痒

起こる可能性のある重大な副作用

アナフィラキシー、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性腎障害、重篤な腎機能障害、痙攣、意識障害、中枢神経症状、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、劇症肝炎、肝障害、黄疸、無顆粒球症、汎血球減少症、溶血性貧血、間質性肺炎、PIE症候群、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、血栓性静脈炎、ショック

上記以外の副作用

蕁麻疹、白血球減少、血小板減少、好塩基球増多、LAP上昇、尿ウロビリノーゲン上昇、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、クレアチニンクリアランス低下、嘔気、嘔吐、頭痛、肝機能障害、貧血、顆粒球減少、食欲不振、菌交代症、口内炎、カンジダ症、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、神経炎、浮腫

カルベニン点滴用0.5gの用法・用量

  • 成人には通常、パニペネムとして1日1g(力価)を2回に分割し、30分以上かけて点滴静注する
    • なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症または難治性感染症には、1日2g(力価)まで増量し2回に分割し投与することができる
  • ただし、成人に1回1g(力価)投与する場合は60分以上かけて投与すること
  • 小児には通常、パニペネムとして1日30~60mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する
    • なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症または難治性感染症には、1日100mg(力価)/kgまで増量し3~4回に分割して投与できる
  • ただし、投与量の上限は1日2g(力価)までとする
  • <注射液の調製法>カルベニン点滴用0.5gを通常100mL以上の生理食塩液、5%ブドウ糖注射液等に溶解する(ただし、注射用水は溶液が等張とならないので使用しないこと)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

カルベニン点滴用0.5gの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

カルベニン点滴用0.5gの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
バルプロ酸 血中濃度が低下してんかんの発作が再発

カルベニン点滴用0.5gと主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
    薬価 877.0円 (500mg1瓶)
    薬の形状 注射薬 > 散剤 > 注射用
    製造会社 第一三共
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  • 注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
    薬価 687.0円 (250mg1瓶)
    薬の形状 注射薬 > 散剤 > 注射用
    製造会社 第一三共
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カルベニン点滴用0.5gに関係する解説

カルバペネム系抗菌薬

  • カルベニン点滴用0.5gは、カルバペネム系抗菌薬に分類される。
  • カルバペネム系抗菌薬とは、細菌の細胞壁合成を阻害し殺菌的に抗菌作用をあらわす薬。

カルバペネム系抗菌薬の代表的な商品名

  • オラペネム
  • メロペン
  • フィニバックス
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