かんのうよう
肝膿瘍
肝臓の中に感染によるうみのかたまりができた状態。細菌感染やアメーバ感染が原因となる。
2人の医師がチェック 69回の改訂 最終更新: 2017.12.06

肝膿瘍の基礎知識

POINT 肝膿瘍とは

肝臓の中に膿の溜まった状態で、細菌や原虫(特にアメーバ赤痢)が肝臓内で感染を起こすことで起こりやすいです。海外渡航後や同性愛者、HIV感染者に多いです。主な症状は発熱・倦怠感・右上腹部痛・食欲低下・吐き気・嘔吐・体重減少などになります。 細菌検査(塗抹検査・培養検査)を行って診断しますが、診断の補助として血液検査や画像検査(超音波検査、CT検査など)を行うことがあります。膿を身体の外に出す処置(ドレナージ)や抗菌薬を使用して治療します。肝膿瘍が心配な人や治療したい人は、消化器内科や感染症内科を受診して下さい。

肝膿瘍について

  • 感染によってできる、肝臓内のうみのかたまりのこと
    • 肝臓外から細菌原虫などが侵入し、肝臓内に感染することによって膿瘍を形成する
  • 病気の分類(詳細はそれぞれの疾患を参照)
  • 原因
    • 胆管炎を繰り返しているうちに肝臓周囲にを作った
    • 血液中に侵入した細菌が、血流に乗って肝臓に到達して膿を作った
    • 腸管に侵入した赤痢アメーバが胆管を伝って肝臓に到達して感染を起こす
    • 周囲の膿瘍が直接波及してきた
  • 海外渡航者・同性愛者・HIV・中年男性に多い

肝膿瘍の症状

  • 主な症状
    • 発熱
    • 倦怠感
    • 右上腹部の痛み
    • 食欲不振
    • 嘔気、嘔吐
    • 体重減少
    • 腹部膨満
  • 特徴的な症状
    • 弛張熱と呼ばれる1日の温度差は1℃以上だが37℃以下にならない発熱
    • 右上腹部の痛みは右側を下にした姿勢をとると軽くなる

肝膿瘍の検査・診断

  • 主な検査
    • 血液検査
    • 画像検査
      超音波検査
      CT検査
      MRI検査
    • 培養検査
      ・体外から針を刺して溜まっているを採取して検査する
      ・赤痢アメーバであれば塗抹検査で確認できる

肝膿瘍の治療法

  • 主な治療


肝膿瘍が含まれる病気


肝膿瘍のタグ


肝膿瘍に関わるからだの部位

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