かんしゅよう
肝腫瘍(総論)
肝臓にできる腫瘍の総称。悪性腫瘍(がん)と良性腫瘍がある
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最終更新: 2022.11.09
肝腫瘍(総論)の基礎知識
POINT 肝腫瘍(総論)とは
肝臓にできる腫瘍の総称です。腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。代表的な良性腫瘍には肝血管腫や肝過誤腫があります。一方で、代表的な悪性腫瘍には肝細胞がんや、肝内胆管がん、転位性肝がんなどがあります。症状は腫瘍の種類によって異なりますが、大きくなるまでは無症状のことが多いです(大きくなったときの症状はそれぞれのページで確認してください)。腫瘍の種類によって治療法も異なるため、画像検査(超音波検査やCT検査、MRI検査)や肝生検などで詳しく調べます。良性腫瘍は経過観察できますが、悪性腫瘍では手術や抗がん剤治療が必要になります。肝腫瘍が心配な人は消化器内科や肝胆膵内科、一般内科で相談してください。
肝腫瘍(総論)について
- 肝臓にできる
腫瘍 の総称悪性腫瘍 (がん )と良性腫瘍 がある
- 悪性腫瘍の種類(詳細はそれぞれの疾患を参照)
- 良性腫瘍の種類
- 国際的な発生頻度は14歳以下で、10万人あたり2.4人程度
- 肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、初期段階ではほとんど自覚症状が現れない
- 腫瘍が大きくなってくると以下の症状が現れやすい
- 痛み
- 発熱
黄疸 :肝臓内の胆管 が詰まると生じる
- 主な検査
- 血液検査:
炎症 反応、腫瘍マーカー - 画像検査:
超音波検査 、腹部CT検査 、腹部MRI 検査 - 組織学的検査:肝臓の細胞の一部を採取して、顕微鏡で腫瘍の種類を調べる
- 血液検査:
- 悪性腫瘍の場合の治療法
- 手術による切除
化学療法 (抗癌剤 )
肝腫瘍(総論)が含まれる病気
肝腫瘍(総論)のタグ
肝腫瘍(総論)に関わるからだの部位
