ばるとりんせんえん、ばるとりんのうよう
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍
外陰部の後部にあるバルトリン腺が、細菌などに感染したり詰まったりすることで炎症を起こした状態
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最終更新: 2019.01.08
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍の基礎知識
POINT バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍とは
バルトリン腺炎は外陰部の後部にあり、性交時に粘液を分泌する腺です。バルトリン腺が細菌などに感染して詰まったり炎症を起こしたり、膿の溜まりをつくったりすることをバルトリン腺炎(バルトリン膿瘍)といいます。20代に多く見られ、外陰部に痛みや腫れが現れます。原因となっている菌を調べるために膿や分泌物を使って詳しく調べます。淋菌が原因になることもあり、その際には淋菌感染症に準じて治療が行われます。バルトリン腺炎が心配な人は産婦人科を受診してください。
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍について
- 腟の入り口の後部にあるバルトリン腺が、
細菌 などに感染したり詰まったりすることで炎症 を起こした状態- バルトリン腺は性交時などに粘液を分泌する腺
- 主に細菌
感染症 により起こる淋菌 などの性感染症によっても起こるが、それ以外にも不衛生が原因により感染する場合もある黄色ブドウ球菌 大腸菌 - レンサ球菌
- 淋菌
- クラミジア
トリコモナス など
膿 が溜まるとバルトリン腺膿瘍 と呼ばれる- 20代に多く見られる
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍の症状
外陰部 の痛みや腫れ炎症 が強い場合や膿瘍 があると、歩いたり座ったりするときにも痛みを感じる
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍の検査・診断
- 症状や
所見 から診察する - 必要に応じて
膿 や分泌液を調べて原因となっている菌を調べる
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍の治療法
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍のタグ
バルトリン腺炎、バルトリン膿瘍に関わるからだの部位
