基準値(参考)
上皮細胞数:1個/10視野 以下
円柱:1個/20視野 以下
※HPF(顕微鏡的強拡大)あたり
詳細
尿沈渣とは、尿を遠心分離機にかけて沈殿させて、沈殿したものを顕微鏡で観察する検査です。赤血球や白血球などの成分が視野(強拡大視野400倍)に何個認められるかで表現します。
赤血球
例:腎炎、
赤血球は健常者の尿中にもわずかに存在しますが(3個/1視野 以下)、それ以上認められる場合は顕微鏡的
白血球
例:腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、腎結核 など
尿中の白血球が通常より増加している場合は顕微鏡的
上皮細胞
- 扁平上皮細胞
- 扁平上皮細胞は尿の出口周辺にある細胞で、健常者でも存在します。多い場合は尿道炎、尿道結石などが疑われます。
- 扁平上皮細胞は尿の出口周辺にある細胞で、健常者でも存在します。多い場合は尿道炎、尿道結石などが疑われます。
- 移行上皮細胞
尿細管 上皮細胞
- 尿細管上皮細胞は、腎臓の尿細管と呼ばれる部分にある細胞です。多数出現する場合は、急性尿細管壊死などの腎疾患が考えられます。
円柱
- 硝子円柱
- 少量ならば健常者でも見られます。激しい運動後に出現しやすいです。
- 少量ならば健常者でも見られます。激しい運動後に出現しやすいです。
- 赤血球円柱
- 白血球円柱
- 上皮円柱
- 例:尿細管病変、糸球体腎炎
- 例:尿細管病変、糸球体腎炎
- 顆粒円柱、ろう様円柱
- 円柱は尿中への排泄時間が長いと
変性 して顆粒化します。もっと変性すると、ろう様化してきます。腎臓の障害が強い場合は、これらの円柱が出現してきます。 - 例:慢性腎不全
- 円柱は尿中への排泄時間が長いと
- 幅広円柱
- 脂肪円柱
- 空胞変性円柱
- 例:糖尿病腎症
| 赤血球 | 白血球 | 上皮細胞 | 円柱 | 尿タンパク | |
|---|---|---|---|---|---|
| 腎炎 | (+++) | (±) | (+) | (++) | (++)〜(+++) |
| ネフローゼ | (±) | (±) | (+) | (+++) | (+++) |
| 尿路結石 | (+++) | (±) | (+) | (-) | (±)〜(+) |
| 尿路感染症 | (±) | (+++) | (+++) | (±) | (±)〜(+) |
結晶
正常尿でも多数の結晶が見られます。尿路結石がある場合では、結石成分確認に用いられます。また、チロジンやロイシンは重症肝疾患で見られることがあります。
微生物
通常は陰性になります。多数の細菌が検出される場合は細菌尿と呼ばれ、尿路感染症が疑われます。尿沈渣では、細菌のみならず