るーぷすじんえん
ループス腎炎
全身性エリテマトーデス(SLE)により、腎臓の糸球体を中心に炎症が起きた状態
4人の医師がチェック 20回の改訂 最終更新: 2018.12.06

ループス腎炎の基礎知識

POINT ループス腎炎とは

ループス腎炎は全身性エリテマトーデスにより、腎臓の糸球体を中心に炎症が起きた状態です。もともと全身性エリテマトーデスと診断されていて尿が赤くなったり(血尿)、尿が泡立ちやすくなったり(蛋白尿)した際にはループス腎炎の可能性を考えます。全身性エリテマトーデスでは定期的な血液検査や尿検査が行われるので、それら検査結果から疑われることが多いです。診断は腎生検で行います。ステロイド、免疫抑制薬で治療をします。気になる方は腎臓内科・膠原病内科を受診するようにしてください。

ループス腎炎について

  • 全身性エリテマトーデスSLE)により、腎臓の糸球体を中心に炎症が起きた状態
    • 自己免疫の異常で、自己抗体が自分の腎臓を標的として攻撃してしまう
    • SLE患者の60〜70%に見られる
  • 長期的に腎機能が低下していき、慢性腎臓病となる場合もある

ループス腎炎の症状

ループス腎炎の検査・診断

  • 血液検査:腎機能(Cr、BUN)、免疫学的検査(ds-DNA抗体補体
  • 尿検査:尿中の蛋白質を確認する
  • 顕微鏡検査:腎生検(体の外から針を刺して腎臓の組織を取ってくる検査)をし、顕微鏡検査を行い診断を確定する

ループス腎炎の治療法

  • 腎臓の炎症が強い場合は、ステロイド薬を使い炎症を抑える
    • 1-2週間ごとに徐々にステロイドを減量していく
  • 必要に応じて免疫抑制薬を使用することもある
    • シクロフォスファミドやミコフェノール酸モフェチルなど
  • ステロイド薬を長期間飲む場合は、合併症感染症骨粗しょう症胃潰瘍など)のリスクが上がるため、必要に応じて合併症の予防や治療を行う
  • ネフローゼ症候群や抗リン脂質抗体症候群を合併している場合は、血栓予防のため抗血小板薬の使用を検討する

ループス腎炎が含まれる病気

ループス腎炎のタグ

ループス腎炎に関わるからだの部位

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