るーぷすじんえん

ループス腎炎

全身性エリテマトーデス(SLE)に合併し、主に腎臓の中の糸球体に炎症を起こす病気

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4人の医師がチェック 19回の改訂 最終更新: 2017.06.15

ループス腎炎の基礎知識

ループス腎炎について

  • 全身性エリテマトーデスSLE)に合併ある病気や治療によって、他の病気や病態が引き起こされることし、主に腎臓の中の糸球体腎臓の中で、血液をろ過している部分。糸球体の障害はネフローゼ症候群など様々な腎臓病の原因となる炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るを起こす病気
    • 自己免疫本来は外敵を倒すために働くはずの免疫が、何らかの異常によって自分の体を攻撃してしまう状態の異常で、自己抗体本来は外敵を倒すための働きをする抗体(免疫物質の一つ)のうち、何らかの異常によって自分自身の臓器や器官に向かってしまうものが自分の腎臓を標的として攻撃してしまう
    • SLE患者の60〜70%に見られる
  • 長期的に腎機能腎臓の機能。腎臓がどれだけ血液をろ過してきれいにできるかを示す。血液検査でクレアチニンの値を元に判断されるが低下していき、慢性腎臓病となる場合もある

ループス腎炎の症状

  • 初期には軽度の蛋白尿尿中にタンパク質が多く含まれること。病気による影響の場合と、正常な反応の場合がある血尿尿に血液成分が混じった状態。尿の通り道に病気があると起こる。血尿といっても真っ赤とは限らず、見た目は普通で、検査をしないと血尿であることが分からない場合も多いのみ

ループス腎炎の検査・診断

  • 尿検査:尿中の蛋白質を確認する
  • 顕微鏡検査:腎生検背中から針を刺し、腎臓の組織を一部採取して、顕微鏡で観察する検査。腎臓病の原因を調べるために行われる(体の外から針を刺して腎臓の組織を取ってくる検査)をし、顕微鏡検査を行い診断を確定する

ループス腎炎の治療法

  • 腎臓の炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが強い場合は、ステロイド薬副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているを使い炎症を抑える
    • 1-2週間ごとに徐々にステロイド副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているを減量していく
  • 必要に応じて免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患抑制薬を使用することもある
    • シクロフォスファミドやミコフェノール酸モフェチルなど
  • ステロイド薬を長期間飲む場合は、合併症ある病気や治療によって引き起こされる、別の病気や病態のこと感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称骨粗しょう症胃潰瘍など)のリスクが上がるため、必要に応じて合併症の予防や治療を行う
  • ネフローゼ症候群や抗リン脂質抗体白血球が作り出す、免疫の一部を担う物質。体内の病原体に付着して、他の免疫細胞の働きを助けたりする症候群を合併ある病気や治療によって、他の病気や病態が引き起こされることしている場合は、血栓血管や心臓の中にできた、血のかたまりのこと。血流が悪くなることが原因で、生じることが多い予防のため抗血小板薬血小板が血栓を作る作用を抑えるための薬。脳梗塞などの予防に使用されるの使用を検討する

ループス腎炎が含まれる病気


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