にょうさいかんかんしつせいじんえん
尿細管間質性腎炎
腎臓を構成する組織の一つである尿細管と、その周囲の組織に炎症が起きる病気の総称
2人の医師がチェック 26回の改訂 最終更新: 2017.12.06

尿細管間質性腎炎の基礎知識

尿細管間質性腎炎について

  • 腎臓を構成する組織の一つである尿細管と、その周囲の組織に炎症が起きる病気の総称
    • 糸球体腎炎と違い血尿蛋白尿などの症状が出にくく発見されにくい
  • 症状の進行の仕方により急性尿細管間質性障害と慢性尿細管間質性障害に分類される
    • 急性尿細管性間質性腎炎
      薬剤性(特に抗菌薬)の使用が原因となることが多い
      ・その他感染症自己免疫疾患サルコイドーシスシェーグレン症候群など)が原因となることもある
    • 慢性尿細管性間質性腎炎
      ・炎症が繰り返しおこり徐々に腎機能が低下していく
      ・原因として、膀胱尿管逆流による感染症や、薬剤性(NSAIDsなどの痛み止めやリチウムなど)、自己免疫が多い

尿細管間質性腎炎の症状

  • 自覚症状は乏しいことが多い

尿細管間質性腎炎の検査・診断

  • 症状が進行しないと検査に異常がでないことが多く、発見が難しい
  • 症状が進行した場合以下のような検査で異常がでる
    • 尿検査:血尿や軽度の蛋白尿、尿の中に好酸球と呼ばれる血球が含まれる
    • 血液検査:腎機能の低下や炎症反応の上昇
    • 超音波検査:急性の場合両側の腎臓の腫れ(サイズが大きくなる)が見られる場合がある

尿細管間質性腎炎の治療法

  • 原因となっているものを取り除くような治療を行う
    • 薬剤性が原因と疑われる場合は、可能な限りその薬剤の使用を中止する
    • 感染症が原因であれば抗菌薬を使用する
  • 原因への対応で改善しない場合などではステロイドを用いる


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