処方薬
エリスロマイシン錠200mg「サワイ」

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の基本情報

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の概要

商品名 エリスロマイシン錠200mg「サワイ」
一般名 エリスロマイシン錠
薬価・規格 15.2円 (200mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 沢井製薬
YJコード 6141002F2078
レセプト電算コード 620004463
識別コード エリスロマイシン200
添付文書PDFファイル

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • マクロライド系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の用途

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、過敏症、発疹、血管性浮腫、食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、鼓腸、胃部不快感、便秘

起こる可能性のある重大な副作用

偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、心室頻拍、Torsade de pointes、QT延長、ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性腎障害、急性間質性腎炎、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇

上記以外の副作用

腹部痙攣、視力低下、霧視

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の用法・用量

  • 通常、成人にはエリスロマイシンとして1日800~1200mg(力価)を4~6回に分割経口投与する
  • 小児には1日体重1kgあたり25~50mg(力価)を4~6回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • ただし、小児用量は成人量を上限とする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • クリンダマイシン<注射剤・経口剤>投与中
    • リンコマイシン塩酸塩水和物投与中
    • ピモジド投与中
    • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩投与中
    • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中
    • ロミタピドメシル酸塩投与中
    • 肝機能障害
    • 心疾患

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン 四肢の虚血、血管攣縮
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 四肢の虚血、血管攣縮
ピモジド QT延長、心室性不整脈<Torsade de pointesを含む>
ジソピラミド QT延長、心室性不整脈<Torsade de pointesを含む>
キニジン硫酸塩水和物 QT延長、心室性不整脈<Torsade de pointesを含む>
ドンペリドン QT延長、血中濃度が上昇
ロミタピドメシル酸塩 血中濃度が著しく上昇
クリンダマイシン<注射剤・経口剤> 効果があらわれない
リンコマイシン塩酸塩水和物 効果があらわれない
クリンダマイシン<外用剤> 効果があらわれない
テオフィリン 悪心、嘔吐、不整脈、痙攣
アミノフィリン製剤 悪心、嘔吐、不整脈、痙攣
シクロスポリン 腎障害
タクロリムス水和物 腎障害
ワルファリンカリウム 出血傾向、プロトロンビン時間延長
塩酸イリノテカン 骨髄機能抑制・下痢等の副作用を増強
ビンカアルカロイド 好中球減少、筋肉痛
硫酸ビンブラスチン 好中球減少、筋肉痛
ビノレルビン酒石酸塩 好中球減少、筋肉痛
コルヒチン 筋肉痛、下痢、腹痛、発熱、汎血球減少、呼吸困難
シンバスタチン 筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
アトルバスタチンカルシウム水和物 筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
バルプロ酸 傾眠、運動失調
カルバマゼピン 運動失調、めまい
フェロジピン 降圧作用の増強
ベラパミル 血圧低下、徐脈性不整脈、乳酸アシドーシス
ミダゾラム 鎮静作用の増強
トリアゾラム 鎮静作用の増強
ピタバスタチンカルシウム シンバスタチン・アトルバスタチン併用で筋肉痛、シンバスタチン・アトルバスタチン併用で脱力感、シンバスタチン・アトルバスタチン併用でCK上昇、シンバスタチン・アトルバスタチン併用で血中および尿中ミオグロビン上昇、シンバスタチン・アトルバスタチン併用で急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
ブロナンセリン 作用が増強
クロザピン 作用が増強
ゾピクロン 作用が増強
アルプラゾラム 作用が増強
エプレレノン 作用が増強
臭化水素酸エレトリプタン 作用が増強
エベロリムス 作用が増強
サキナビルメシル酸塩 作用が増強
リバーロキサバン 血中濃度が上昇
副腎皮質ホルモン剤 消失半減期が延長
メチルプレドニゾロン 消失半減期が延長
エバスチン 代謝物カレバスチンの血中濃度が上昇
エドキサバントシル酸塩水和物 出血のリスクを増大
ジゴキシン<服用> 作用増強による嘔気・嘔吐・不整脈等の中毒症状
ザフィルルカスト 血中濃度が低下
シメチジン 難聴
リトナビル 本剤のAUCが上昇
フェキソフェナジン塩酸塩 血漿中濃度を上昇
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
リファブチン 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

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エリスロマイシン錠200mg「サワイ」に関係する解説

マクロライド系抗菌薬

  • エリスロマイシン錠200mg「サワイ」は、マクロライド系抗菌薬に分類される。
  • マクロライド系抗菌薬とは、細菌のタンパク質合成を阻害し細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬。

マクロライド系抗菌薬の代表的な商品名

  • エリスロシン
  • クラリス,クラリシッド
  • ジスロマック
  • ジョサマイ,ジョサマイシン
  • アセチルスピラマイシン
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