まっしょうしんけいしょうがい
末梢神経障害
末梢神経の障害により、手足の動かしづらさやしびれ、自律神経障害などを起こす状態の総称。
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最終更新: 2022.03.01
末梢神経障害の基礎知識
POINT 末梢神経障害とは
末梢神経とは中枢神経(脳と脊髄)以外の神経を指します。体中の至るところに張り巡らされており、筋肉を動かしたり、感覚を受け取るなどの役割を担っています。末梢神経がダメージを受けた状態を末梢神経障害と言います。末梢神経障害が起こると下記のように手足の動かしづらさやしびれ、排尿障害や排便障害といった症状が現れます。症状は障害が起こった場所によって異なるので多様です。末梢神経障害を起こす病気は多岐に渡ります。下記の「末梢神経障害について」を参考にしてください。末梢神経障害の治療は脳神経内科や整形外科、脳神経外科などで行われます。心配な人は相談してみてください。
末梢神経障害について
- 末梢神経の障害により、手足の動かしづらさやしびれ、自律神経障害などを起こす状態の総称
- 運動神経に障害が起こると手足の動かしづらさが起こる
- 感覚神経に障害が起こるとしびれが起きたり感覚が鈍くなったりする
- 自律神経が障害されると、排尿障害や排便障害などが起こる
- 原因は、免疫の異常や糖尿病、ビタミンや栄養の不足など様々
- 末梢神経障害を起こす主な病気
- 運動神経が主に障害される病気
- ギラン・バレー症候群
- 顔面神経麻痺、ベル麻痺
- 圧迫性ニューロパチー
- 急性間欠性ポルフィリン症
- 慢性炎症性脱髄性ニューロパチー(CIDP)
- シャルコー・マリー・トゥース病
- 感覚障害が主に障害される病気
- 三叉神経痛
- 糖尿病性ニューロパチー
- ビタミンB欠乏症(ビタミンB1欠乏症、巨赤芽球性貧血)
- 結節性多発動脈炎
- 全身性エリテマトーデス(SLE)
- 手根管症候群
- 自律神経が主に障害される病気
- 特発性自律神経ニューロパチー
- 家族性アミロイドポリニューロパチー
- 運動神経が主に障害される病気
- 末梢神経が障害されるメカニズムにより、症状が左右対称に出たり、体の一部だけに出たり、体の様々な部位に起こったりする。
- 治療は原因となった病気に準じて行われる。
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