しゅこんかんしょうこうぐん
手根管症候群
正中神経という神経が、手首の神経の通り道(手根管)で圧迫されてさまざまな症状を起こした状態
9人の医師がチェック 91回の改訂 最終更新: 2017.12.06

手根管症候群の基礎知識

手根管症候群について

  • 正中神経という神経が、手首の神経の通り道(手根管)で圧迫されてさまざまな症状を起こした状態
  • 中高年の女性に多く発症する
  • 手首を酷使する職業やけが、腫瘤により発症しやすい

手根管症候群の症状

  • 主な症状
    • 正中神経が働く指(親指・人差し指・中指)のしびれや痛み
    • これらの指を使う動作(例えば、箸を使う・ボタンをかけるなど)がしづらくなる
    • 母指球の萎縮(筋肉が細くなること)

手根管症候群の検査・診断

  • 身体診察が診断に重要
    • チネル徴候:手首の手根管部を叩くと痛みやしびれが広がる
    • ダルカン徴候:手根管部を指で押すと痛みやしびれが広がる
    • ファーレン徴候:手首を曲げて1分程度経つと、痛みやしびれが広がる
  • レントゲン検査や超音波検査
    • 手根管を圧迫するような骨の異常や腫瘍などがないかを確認する
  • 神経伝導検査
    • 神経を2箇所から電気刺激をして、刺激の伝わる速度を調べる検査

手根管症候群の治療法

  • 保存療法
    • ビタミンB12の服用:神経の回復を促す
    • NSAIDs:痛み止め
    • ステロイド薬の注射:炎症を抑える
    • 装具(手首を保護するもの)を着用し、安静にする
  • 手術:神経剥離術(神経の圧迫を取り除く)
    • 内視鏡下手術といって、小型のカメラを用いた手術を行う施設もある
    • 普通の手術よりも傷が小さく済み、社会復帰が早くなる
  • ストレッチを行うと効果があるという意見もあるが、一定の見解は得られていない

手根管症候群のタグ

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