とうこつしんけいまひ
橈骨神経麻痺
腕の怪我や圧迫により橈骨神経が障害されることで、手の甲や指にしびれや筋肉の麻痺が起こる
7人の医師がチェック 80回の改訂 最終更新: 2018.11.27

橈骨神経麻痺の基礎知識

POINT 橈骨神経麻痺とは

橈骨神経は主に肘の曲げ伸ばしをする司令を筋肉に伝え、手や指の感覚を脳に伝えます。橈骨神経が障害されて手の甲や指にしびれや筋肉の麻痺が起こることを橈骨神経麻痺と言います。骨折などの怪我によって起こることもあれば、睡眠時の長時間の腕枕で起こることもあります。診察でほぼ診察は可能ですが、必要に応じてレントゲン検査や神経伝導検査を行います。ほとんどの場合、圧迫された腕を安静にすることで症状は改善しますが、神経圧迫の原因が怪我や腫瘍の場合は手術を検討します。橈骨神経麻痺が心配な人は整形外科を受診してください。

橈骨神経麻痺について

  • 腕のけがや圧迫により橈骨神経が障害されることで、手の甲や指にしびれや筋肉の麻痺が起こる
  • 骨折などの外傷により橈骨神経が牽引、切断され起こる
  • 橈骨神経の圧迫などにより発症する
  • 以下のことが原因で起こる
    • 上腕骨(肩と肘の間の骨)の骨折
    • 睡眠時や腕枕による長時間の上腕の圧迫
    • 注射による神経の損傷
  • 損傷は以下の2つに分けられる
    • 開放性損傷:神経の断裂や損傷のあるもの
    • 閉鎖性損傷:圧迫や牽引によるもの

橈骨神経麻痺の症状

  • 手首を伸ばす筋肉の麻痺
  • 親指、人差し指、中指を伸ばす筋肉の麻痺
  • 手の甲のしびれ
    • しびれは手の甲に生じ、手のひらには生じない

橈骨神経麻痺の検査・診断

  • 診察で診断はほぼ可能
  • 必要に応じて以下のような検査を行うこともある
    • レントゲン検査(X線写真):骨折など骨に問題がないかを調べる
    • 神経伝導検査:神経を2箇所から電気刺激をして、刺激の伝わる速度を調べる検査

橈骨神経麻痺の治療法

  • 保存的療法:神経の圧迫が原因の場合
    • 圧迫された手の安静、保温
    • ビタミン剤の内服
    • 装具の使用:装具を使うことで手や指を動かしやすくする、または安静が必要な場合は装具により固定することもある
    • リハビリテーション:筋力を回復させたり、指の動きを練習したりする
  • 手術:外傷や腫瘍がある場合
    • 神経縫合
    • 神経移植
  • 原因が睡眠時の姿勢による場合は、姿勢を変えることが重要
  • 多くの場合は神経の圧迫が原因であり、保存的治療が可能
  • 回復までに1-3か月かかる

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