とうこつしんけいまひ
橈骨神経麻痺
腕の怪我や圧迫により橈骨神経が障害されることで、手の甲や指にしびれや筋肉の麻痺が起こる
7人の医師がチェック 79回の改訂 最終更新: 2017.12.06

橈骨神経麻痺の基礎知識

橈骨神経麻痺について

  • 腕のけがや圧迫により橈骨神経が障害されることで、手の甲や指にしびれや筋肉の麻痺が起こる
  • 骨折などの外傷により橈骨神経が牽引、切断され起こる
  • 橈骨神経の圧迫などにより発症する
  • 以下のことが原因で起こる
    • 上腕骨(肩と肘の間の骨)の骨折
    • 睡眠時や腕枕による長時間の上腕の圧迫
    • 注射による神経の損傷
  • 損傷は以下の2つに分けられる
    • 開放性損傷:神経の断裂や損傷のあるもの
    • 閉鎖性損傷:圧迫や牽引によるもの

橈骨神経麻痺の症状

  • 手首を伸ばす筋肉の麻痺
  • 親指、人差し指、中指を伸ばす筋肉の麻痺
  • 手の甲のしびれ
    • しびれは手の甲に生じ、手のひらには生じない

橈骨神経麻痺の検査・診断

  • 診察で診断はほぼ可能
  • 必要に応じて以下のような検査を行うこともある
    • レントゲン検査(X線写真):骨折など骨に問題がないかを調べる
    • 神経伝導検査:神経を2箇所から電気刺激をして、刺激の伝わる速度を調べる検査

橈骨神経麻痺の治療法

  • 保存的療法:神経の圧迫が原因の場合
    • 圧迫された手の安静、保温
    • ビタミン剤の内服
    • 装具の使用:装具を使うことで手や指を動かしやすくする、または安静が必要な場合は装具により固定することもある
    • リハビリテーション:筋力を回復させたり、指の動きを練習したりする
  • 手術:外傷や腫瘍がある場合
    • 神経縫合
    • 神経移植
  • 原因が睡眠時の姿勢による場合は、姿勢を変えることが重要
  • 多くの場合は神経の圧迫が原因であり、保存的治療が可能
  • 回復までに1-3か月かかる


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