フィニバックス点滴静注用0.25gの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
AST上昇、ALT上昇、下痢、貧血、発熱、過敏症、発疹、そう痒、発赤、蕁麻疹、顆粒球減少
起こる可能性のある重大な副作用
偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、肝機能障害、急性腎障害、重篤な腎障害、血小板減少、痙攣、ショック、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、無顆粒球症、溶血性貧血、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、意識障害、中枢神経症状、アナフィラキシー、黄疸、汎血球減少症、白血球減少、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難
上記以外の副作用
血小板増多、好酸球増多、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、好塩基球増多、LDH上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、LAP上昇、ビリルビン上昇、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、嘔気、嘔吐、胃不快感、食欲不振、しびれ感、振戦、菌交代症、口内炎、カンジダ症、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、神経炎、血清カリウム上昇、頭痛、倦怠感、ほてり、注射部位血管痛、電解質異常、血清カリウム異常、血清ナトリウム異常、血清クロール異常、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向
フィニバックス点滴静注用0.25gの用法・用量
- 通常、成人にはドリペネムとして1回0.25g(力価)を1日2回又は3回、30分以上かけて点滴静注する
- なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1回0.5g(力価)を1日3回投与し、増量が必要と判断される場合に限り1回量として1.0g(力価)、1日量として3.0g(力価)まで投与できる
- 通常、小児にはドリペネムとして1回20mg(力価)/kgを1日3回、30分以上かけて点滴静注する
- なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1回40mg(力価)/kgまで増量することができる
- ただし、投与量の上限は1回1.0g(力価)までとする
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 腎機能障害患者への投与に際しては、次を目安に投与量を調節すること〔9.2.1、16.6.1参照〕[腎機能正常者の1日投与量に対応するCcr別の1日投与量の目安;1)50mL/min≦Ccr<70mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(0.25g×2回)に対応する1日投与量(力価)0.25g×2回、2)50mL/min≦Ccr<70mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(0.25g×3回)に対応する1日投与量(力価)0.25g×2~3回、3)50mL/min≦Ccr<70mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(0.5g×3回)に対応する1日投与量(力価)0.5g×2~3回、4)50mL/min≦Ccr<70mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(1.0g×3回)に対応する1日投与量(力価)1.0g×2回(1.0g×3回投与は避けることが望ましい)、5)30mL/min≦Ccr<50mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(0.25g×2~3回)に対応する1日投与量(力価)0.25g×2回、6)30mL/min≦Ccr<50mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(0.5g×3回)に対応する1日投与量(力価)0.25g×3回又は0.5g×2回、7)30mL/min≦Ccr<50mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(1.0g×3回)に対応する1日投与量(力価)0.5g×3回、8)Ccr<30mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(0.25g×2~3回又は0.5g×3回)に対応する1日投与量(力価)0.25g×2回(低体重患者では安全性に留意し、慎重に投与すること)、9)Ccr<30mL/min:腎機能正常者(70mL/min≦Ccr)の1日投与量(1.0g×3回)に対応する1日投与量(力価)0.25g×3回(低体重患者では安全性に留意し、慎重に投与すること)]
- Ccr:クレアチニンクリアランス
- 7.2. 本剤の使用に際しては、投与開始後3日を目安として更に継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
フィニバックス点滴静注用0.25gの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
バルプロ酸 |
血中濃度が低下してんかんの発作が再発 |