処方薬
ロセフィン静注用1g

ロセフィン静注用1gの基本情報

ロセフィン静注用1gの概要

商品名 ロセフィン静注用1g
一般名 セフトリアキソンナトリウム水和物静注用
薬価・規格 422.0円 (1g1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 静注用
注射薬 > 散剤 > 静注用のアイコン
製造会社 太陽ファルマ
ブランド ロセフィン静注用0.5g 他
YJコード 6132419F2026
レセプト電算コード 646130269
添付文書PDFファイル

ロセフィン静注用1gの主な効果と作用

  • セフェム系の抗生物質です。細菌の細胞壁の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。

ロセフィン静注用1gの用途

ロセフィン静注用1gの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

貧血、下痢、発疹、過敏症、蕁麻疹、そう痒、顆粒球減少、血小板増多、嘔気、嘔吐、好塩基球増多

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、呼吸困難、顔面浮腫、汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、溶血性貧血、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、重篤な肝炎、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、急性腎障害、間質性腎炎、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、間質性肺炎、肺好酸球増多症、好酸球増多、PIE症候群、発熱、咳嗽、胸部X線異常、胆石、胆嚢内沈殿物、胆嚢炎、胆管炎、膵炎、尿路結石、腎結石、尿量減少、排尿障害、血尿、結晶尿、腎後性急性腎不全、精神神経症状、意識障害、意識消失、意識レベル低下、痙攣、不随意運動、舞踏病アテトーゼ、ミオクローヌス

上記以外の副作用

食欲不振、軟便、菌交代症、口内炎、カンジダ症、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、神経炎、注射部位反応、注射部位紅斑、注射部位疼痛、注射部位腫脹、浮腫、紅斑、発赤、異常プロトロンビン、頭痛、心室性期外収縮

ロセフィン静注用1gの用法・用量

  • 〈成人〉1. 通常、1日1~2g(力価)を1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
  • 2. 難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
  • 3. 淋菌感染症については、次記の通り投与する
  • (1). 咽頭・喉頭炎、尿道炎、子宮頸管炎、直腸炎:通常、1g(力価)を単回静脈内注射又は単回点滴静注する
  • (2). 精巣上体炎(副睾丸炎)、骨盤内炎症性疾患:通常、1日1回1g(力価)を静脈内注射又は点滴静注する
  • 〈小児〉1. 通常、1日20~60mg(力価)/kgを1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
  • 2. 難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を120mg(力価)/kgまで増量し、2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
  • 〈低出生体重児・新生児〉1. 通常、生後0~3日齢には1回20mg(力価)/kgを1日1回、また、生後4日齢以降には1回20mg(力価)/kgを1日2回静脈内注射又は点滴静注する
  • 2. 難治性又は重症感染症には症状に応じて1回量を40mg(力価)/kgまで増量し、1日2回静脈内注射又は点滴静注する
  • ただし、生後2週間以内の未熟児・新生児には1日50mg(力価)/kgまでとする
  • 〈静脈内注射〉静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する
  • 〈点滴静注〉点滴静注に際しては補液に溶解して用いる
  • (用法及び用量に関連する注意)高度腎機能障害患者は、血中濃度を頻回に測定できない場合には投与量が1g/日を超えないようにすること〔9.2.1、11.1.10、16.6.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ロセフィン静注用1gの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 高ビリルビン血症の新生児
    • 高ビリルビン血症の低出生体重児
    • アレルギー
    • 気管支喘息
    • 経口摂取の不良
    • 高度腎機能障害
    • 高度腎障害
    • 蕁麻疹
    • 全身状態の悪い
    • 発疹
    • 非経口栄養

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ロセフィン静注用1gの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
カルシウムを含有する注射液 死亡
利尿剤 類似化合物<他のセフェム系抗生物質>で併用による腎障害増強作用
フロセミド 類似化合物<他のセフェム系抗生物質>で併用による腎障害増強作用

ロセフィン静注用1gと主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

ロセフィン静注用1gに関係する解説

セフェム系抗菌薬

  • ロセフィン静注用1gは、セフェム系抗菌薬に分類される。
  • セフェム系抗菌薬とは、細菌の細胞壁合成を阻害し細菌を殺すことで抗菌作用をあらわす薬。

セフェム系抗菌薬の代表的な商品名

  • ケフラール
  • パンスポリン
  • セフゾン
  • フロモックス
  • メイアクト
セフェム系抗菌薬についての詳しい解説を見る