めまいですぐ病院に行くべき状況について
めまい・立ちくらみは自然に治ることもありますが、中には脳出血や脳梗塞、脳腫瘍の症状であることもあります。注意するべき状況の例を挙げて説明します。
1. めまいに特に注意するべき状況
めまいは健康であっても起こることがありますが、ふわふわするようなめまい(浮動性めまい)や立ちくらみは、病気によって引き起こされている可能性があり、中には命に関わるものもあります。
めまいが出ていて、以下のどれかに当てはまる場合は、特に注意が必要と考えられます。
【注意が必要なめまいの特徴】
- 年齢が60歳以上である
- 頭痛がある
- 意識がぼんやりしている
- ろれつが回らない
- 手足や顔が動かしづらい、
麻痺 している - 手足や身体の感覚がおかしい
- ものが二重に見える
- 嘔吐を繰り返している
- 2週間以上めまいが続いている
これらのどれかにあてはまる場合には、危険な病気が起こっている可能性も考えられるので、病院で診察を受けることをお勧めします。考えられる病気については次に説明します。
2. めまいの原因で特に注意を要するもの
めまいや立ちくらみの原因のうち、命に関わる恐れがあるものは次のものです。
脳出血・脳梗塞
脳出血(脳の血管が破れて出血すること)や、脳梗塞(脳の血管が詰まってしまうこと)では、めまいがあらわれることがあります。小脳や
脳腫瘍(聴神経腫瘍など)
不整脈
不整脈には多くの種類がありますが、立ちくらみ(
大動脈弁狭窄症
大動脈弁狭窄症(だいど