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房室ブロック

心臓の刺激伝達システムに異常が起こり、心房から心室への刺激の遅れや途切れが生じる病気。不整脈の一種

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5人の医師がチェック 86回の改訂 最終更新: 2017.07.21

房室ブロックの基礎知識

POINT房室ブロックとは

房室ブロックは、心臓の刺激伝達システムに異常が起こり、心房から心室への刺激の遅れや途切れが生じる病気です。血液中のナトリウム値やカリウム値の異常や心筋梗塞、脈をコントロールするための薬の副作用などで起こります。主な症状は動悸・息切れ・めまいなどですが、症状が進行すると失神を起こします。 症状や身体診察に加えて、心電図検査や心臓エコー検査を用いて診断します。治療にはペースメーカーを埋め込んだり薬物治療を行ったりします。房室ブロックが心配な人や治療したい人は、循環器内科を受診して下さい。

房室ブロックについて

  • 心臓の中で電気信号が伝わる経路に異常が起こるタイプの不整脈
    • 房室ブロックがあると、心房から心室への信号のが遅れたる途切れたりすることで不整脈が起こる
  • 急に起こる房室ブロックの原因
  • 慢性あるいは再発性の房室ブロック
  • 心房と心室の間の信号のブロックされ度合いにより以下のタイプがある
    • 1度:心房から心室への刺激伝達が遅れる
    • 2度(ウェンケバッハ型、モビッツ2型):刺激の一部が断絶される
    • 3度:完全に断絶される

房室ブロックの症状

  • 軽症の場合は、症状を感じないことが多い
  • 徐脈脈がゆっくりなこと(50-60回/分以下とすることが多い)。必ずしも病気によるものであるとは限らない:脈拍が1分間に50回未満となる
    • 徐脈性の不整脈のあとに頻脈脈が早い状態(100回/分以上とされることが多い)。運動や緊張が原因の、病的でないものも含まれる性の不整脈が起こることもある
  • 重症になると見られる症状
    • 息切れ
    • むくみ体の部位がむくんだ状態のこと。血液から水分が周囲に漏れ出ることで、全体が腫れてむくみが生じる
    • めまい
    • 失神脳への血流が一時的に足りなくなることによって、意識を失うこと
      ・失神を放置していると突然死にもつながるので注意が必要

房室ブロックの検査・診断

  • 問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すこと
    • どういった時にどんな症状が出るかを確認する
  • 心電図検査心臓から出ている弱い電気を感知して、心臓の状態を調べる検査:特徴的な不整脈の波形がないかなどを調べる
    • 一時的に房室ブロックが起こっていることが疑われる場合はホルター心電図首からかけられるサイズの心電図計を丸一日間着用して、心臓の状態を調べる検査。通常の心電図検査よりも情報量が多いを行う

房室ブロックの治療法

  • 房室ブロックのタイプによって、治療が異なる
  • 1度、2度(ウェンケバッハ型)
    • 基本的には様子を見ていく
  • 2度(モビッツ2型)
    • 特に症状がある場合は、ペースメーカー不整脈の治療に用いる小型の機械。心臓に電気刺激を与えて、脈を一定にコントロールする植え込み術を行う
  • 3度
    • ペースメーカー植え込み術を行う
  • 失神脳への血流が一時的に足りなくなることによって、意識を失うこと発作比較的急激に、症状が一定時間あらわれること。その後の時間経過や適切な治療によって、症状が無くなりやすいものを指すことが多いやめまいがある場合
    • β刺激薬やアトロピン(いずれも抗不整脈薬)の使用

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