処方薬
クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」
後発

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の基本情報

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の概要

商品名 クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」
一般名 クラリスロマイシン50mg錠
薬価・規格 12.3円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 高田製薬
ブランド クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」 他
YJコード 6149003F1112
レセプト電算コード 620003916
識別コード m50
添付文書PDFファイル

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • マクロライド系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 後天性免疫不全症候群における播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を治療するお薬です。

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の用途

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、肝機能異常、低カリウム血症、貧血、過敏症、悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、食欲不振、不眠症

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、痙攣、発赤、QT延長、心室頻拍、Torsade de pointes、心室細動、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇、血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、PIE症候群、間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、強直間代性痙攣、ミオクロヌス、意識消失発作、尿細管間質性腎炎、乏尿、血中クレアチニン値上昇、腎機能低下、IgA血管炎、薬剤性過敏症症候群、発疹、リンパ節腫脹、白血球増加、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状

上記以外の副作用

味覚減退、逆流性食道炎、再生不良性貧血、好中球減少、骨髄機能不全、子宮頸部上皮異形成、高脂血症、トリグリセリド上昇、高尿酸血症、徐脈、肝炎、めまい、頭痛、幻覚、失見当識、意識障害、せん妄、躁病、眠気、振戦、しびれ、しびれ感、錯感覚、不眠、耳鳴、聴力低下、嗅覚異常、舌炎、口渇、口腔内びらん、胸やけ、歯牙変色、舌変色、カンジダ症、動悸、脱毛、頻尿、低血糖、激越、神経過敏症、感覚異常、妄想、運動過多、躁病反応、偏執反応、末梢神経炎、精神病、味覚倒錯、難聴、味覚喪失、結膜炎、皮膚そう痒感、斑状丘疹状皮疹、ざ瘡、帯状疱疹、紫斑皮疹、光線過敏性反応、発汗、鼓腸放屁、消化不良、便秘、おくび、胆汁うっ滞性黄疸、ビリルビン上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、腟カンジダ症、関節痛、無力症、アミラーゼ上昇、疼痛、しゃっくり、胸痛、さむけ、酵素上昇、そう痒感、味覚異常、にがみ、軟便、口内炎、倦怠感、浮腫

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の用法・用量

  • 1). 一般感染症:通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する
  • レジオネラ肺炎に対しては、1日体重1kgあたり15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2). 後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症:通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈一般感染症〉小児の1日投与量は成人の標準用量(1日400mg)を上限とすること
  • 7.2. 〈一般感染症〉免疫不全など合併症を有さない軽症ないし中等症のレジオネラ肺炎に対し、1日400mg分2投与することにより、通常2~5日で症状は改善に向うが、症状が軽快しても投与は2~3週間継続することが望ましい
    • また、レジオネラ肺炎は再発の頻度が高い感染症であるため、特に免疫低下の状態にある患者などでは、治療終了後、更に2~3週間投与を継続し症状を観察する必要がある(なお、投与期間中に症状が悪化した場合には、速やかにレジオネラに有効な注射剤(キノロン系薬剤など)への変更が必要である)〔8.1参照〕
  • 7.3. 〈一般感染症〉レジオネラ肺炎の治療において単独で使用することが望ましいが、患者の症状に応じて併用が必要な場合には次の報告を参考に併用する薬剤の特徴を考慮し選択すること
  • 7.3.1. 〈一般感染症〉レジオネラ肺炎の治療において、中等症以上の患者にリファンピシンと併用し有効との報告がある
  • 7.3.2. 〈一般感染症〉レジオネラ肺炎の治療において、in vitro抗菌力の検討において、本剤とレボフロキサシン又はシプロフロキサシンとの併用効果(相乗ないし相加作用)が認められたとの報告がある
  • 7.4. 〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉国内外の最新のガイドライン等を参考に併用療法を行うこと
  • 7.5. 〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉臨床的又は細菌学的な改善が認められた後も継続投与すべきである〔8.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 肝臓障害
    • イサブコナゾニウム硫酸塩投与中
    • ピモジド投与中
    • 腎臓障害
    • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • スボレキサント投与中
    • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中
    • イブルチニブ投与中
    • チカグレロル投与中
    • ロミタピドメシル酸塩投与中
    • イバブラジン塩酸塩投与中
    • ルラシドン塩酸塩投与中
    • ベネトクラクス<再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫の用量漸増期>投与中
    • ベネトクラクス<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病の用量漸増期>投与中
    • アナモレリン塩酸塩投与中
    • フィネレノン投与中
    • QT延長
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 心疾患
    • 低カリウム血症
    • 免疫低下

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
コルヒチン 中毒症状、血中濃度上昇、中毒症状<汎血球減少・肝機能障害・筋肉痛・腹痛・嘔吐・下痢・発熱等>
ピモジド QT延長、心室性不整脈<Torsade de pointesを含む>、心血管系副作用
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン 血管攣縮等の重篤な副作用
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 血管攣縮等の重篤な副作用
スボレキサント 血漿中濃度が顕著に上昇しその作用が著しく増強
ロミタピドメシル酸塩 血中濃度が著しく上昇
フィネレノン 血中濃度が著しく上昇
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> クリアランスが高度に減少しその作用が増強
チカグレロル 血漿中濃度が著しく上昇
イブルチニブ 作用が増強
イバブラジン塩酸塩 過度の徐脈
ベネトクラクス 腫瘍崩壊症候群の発現が増強、副作用が増強
ルラシドン塩酸塩 血中濃度が上昇し作用が増強
イサブコナゾニウム硫酸塩 血中濃度が上昇し作用が増強
アナモレリン塩酸塩 血中濃度が上昇し副作用の発現が増強
ジゴキシン 嘔気、嘔吐、不整脈
スルホニルウレア系薬剤 低血糖、意識障害
グリベンクラミド 低血糖、意識障害
グリクラジド 低血糖、意識障害
グリメピリド 低血糖、意識障害
カルバマゼピン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
テオフィリン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
アミノフィリン製剤 血中濃度上昇に伴う作用の増強
シクロスポリン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
タクロリムス水和物 血中濃度上昇に伴う作用の増強
エベロリムス 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ベンゾジアゼピン系薬剤<CYP3Aで代謝される薬剤> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
トリアゾラム 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ミダゾラム 血中濃度上昇に伴う作用の増強
非定型抗精神病薬<CYP3Aで代謝される薬剤> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
フマル酸クエチアピン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
アリピプラゾール 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ブロナンセリン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ジソピラミド 血中濃度上昇に伴う作用の増強
トルバプタン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
エプレレノン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
臭化水素酸エレトリプタン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
カルシウム拮抗剤<CYP3Aで代謝される薬剤> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ニフェジピン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ベラパミル 血中濃度上昇に伴う作用の増強
リオシグアト 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ジエノゲスト 血中濃度上昇に伴う作用の増強
PDE5阻害薬 血中濃度上昇に伴う作用の増強
シルデナフィル 血中濃度上昇に伴う作用の増強
タダラフィル<シアリス・ザルティア> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
クマリン系抗凝血剤 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ワルファリンカリウム 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ドセタキセル水和物 血中濃度上昇に伴う作用の増強
アベマシクリブ 血中濃度上昇に伴う作用の増強
オキシコドン塩酸塩水和物 血中濃度上昇に伴う作用の増強
フェンタニル 血中濃度上昇に伴う作用の増強
フェンタニルクエン酸塩 血中濃度上昇に伴う作用の増強
抗凝固剤<CYP3Aで代謝されP-gpで排出される薬剤> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
アピキサバン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
リバーロキサバン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
P糖蛋白を基質とする抗凝固剤 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ダビガトランエテキシラート 血中濃度上昇に伴う作用の増強
エドキサバントシル酸塩水和物 血中濃度上昇に伴う作用の増強
イトラコナゾール 血中濃度上昇に伴う作用の増強、本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
リファブチン 血中濃度上昇に伴う作用の増強、本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇、本剤の作用が減弱
エトラビリン 血中濃度上昇に伴う作用の増強、本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇、本剤の作用が減弱
アトルバスタチンカルシウム水和物 血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症
シンバスタチン 血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症
ロバスタチン 血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
リトナビル 本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
ダルナビルエタノール付加物 本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
リファンピシン類 本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇、本剤の作用が減弱
エファビレンツ 本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇、本剤の作用が減弱
ネビラピン 本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇、本剤の作用が減弱
天然ケイ酸アルミニウム<服用> 本剤の吸収が低下

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クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」に関係する解説

マクロライド系抗菌薬

  • クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」は、マクロライド系抗菌薬に分類される。
  • マクロライド系抗菌薬とは、細菌のタンパク質合成を阻害し細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬。

マクロライド系抗菌薬の代表的な商品名

  • エリスロシン
  • クラリス,クラリシッド
  • ジスロマック
  • ジョサマイ,ジョサマイシン
  • アセチルスピラマイシン
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