だいちょうがん
大腸がん
大腸の粘膜にできるがん。国内のがん患者数がもっと多く、死亡者数も女性において原因の1位
20人の医師がチェック 310回の改訂 最終更新: 2024.11.11

大腸の働きとは?

大腸の働きは食べ物の水分を吸収することなどです。口から入った食べ物は、食道、胃、小腸、大腸を通って肛門から出て行きます。最後にあたる大腸は、小腸が栄養を吸収した残りのものを便にします。大腸の働きを見ていきましょう。

意外に知っているようで知らない、大腸がどんな臓器かということから見ていきましょう。図をご覧ください。

大腸は、食べ物が口から入り肛門から便として出るまでの一本の管(消化管)の一部になります。大腸は肛門に近い部位ですが、その主な役割は、小腸で食べ物から栄養分が吸収されたあとの残りから水分などを吸収し、残りのものを便として肛門に送り出すことです。

大腸は大きく分けると、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸という部分に分けられます。これらのうちのどこかにがんが見つかった場合を「大腸がん」と呼びます。「直腸がん」や「結腸がん」という言葉もありますが、どちらも「大腸がん」の一種にあたります。