処方薬
セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」
後発

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の基本情報

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の概要

商品名 セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」
一般名 セフェピム塩酸塩水和物注射用
薬価・規格 406.0円 (500mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
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製造会社 サンド
ブランド セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」 他
YJコード 6132425D1032
レセプト電算コード 621966801
添付文書PDFファイル

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の主な効果と作用

  • セフェム系の抗生物質です。細菌の細胞壁の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の用途

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、貧血、好酸球増多、過敏症、発疹、顆粒球減少、血小板増多、BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、ビリルビン上昇

起こる可能性のある重大な副作用

血小板減少、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、LAP上昇、溶血性貧血、ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹、血圧低下、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、急性腎障害、汎血球減少、無顆粒球症、間質性肺炎、PIE症候群、発熱、咳嗽、胸部X線像異常、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、黄疸、精神神経症状、意識障害、昏睡、痙攣、振戦、ミオクローヌス

上記以外の副作用

悪心、紅斑、そう痒、血清カリウム上昇、嘔吐、食欲不振、便秘、めまい、しびれ、菌交代症、カンジダ症、口内炎、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、神経炎、頭痛、気分不良、顔面紅潮、悪寒、味覚異常

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の用法・用量

  • 本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと
  • さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること
  • 〈一般感染症〉通常成人には、症状により1日1~2g(力価)を2回に分割し、静脈内注射又は点滴静注する
    • なお、難治性又は重症感染症には、症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し分割投与する
  • 〈発熱性好中球減少症〉通常成人には、1日4g(力価)を2回に分割し、静脈内注射又は点滴静注する
  • 〈効能共通〉静脈内注射の場合は、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する
    • また、点滴静注の場合は、糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて30分~1時間かけて点滴静注する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 腎障害のある患者には、次を目安に投与量を減ずるか、投与間隔をあけるなど慎重に投与すること〔11.1.8、13.1、16.6.1参照〕
  • 1). 〈一般感染症〉腎障害のある患者には、①クレアチニンクリアランス>50mL/min:1回投与量(力価)1g、投与間隔12時間毎、②クレアチニンクリアランス30~50mL/min:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔12時間毎、③クレアチニンクリアランス10~30mL/min:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔12時間毎、④クレアチニンクリアランス<10mL/min:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔24時間毎、⑤血液透析:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔24時間毎[血液透析により本剤の血中濃度が低下するので、本剤の投与は透析後に行うことが望ましい]
  • 2). 〈発熱性好中球減少症〉腎障害のある患者には、①クレアチニンクリアランス>50mL/min:1回投与量(力価)2g、投与間隔12時間毎、②クレアチニンクリアランス30~50mL/min:1回投与量(力価)1g、投与間隔12時間毎、③クレアチニンクリアランス10~30mL/min:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔12時間毎、④クレアチニンクリアランス<10mL/min:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔24時間毎、⑤血液透析:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔24時間毎[血液透析により本剤の血中濃度が低下するので、本剤の投与は透析後に行うことが望ましい]
  • 3). 〈難治性又は重症感染症[1日量4g(力価)投与が必要な場合]〉腎障害のある患者には、①クレアチニンクリアランス>50mL/min:1回投与量(力価)2g、投与間隔12時間毎、②クレアチニンクリアランス30~50mL/min:1回投与量(力価)1g、投与間隔12時間毎、③クレアチニンクリアランス10~30mL/min:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔12時間毎、④クレアチニンクリアランス<10mL/min:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔24時間毎、⑤血液透析:1回投与量(力価)0.5g、投与間隔24時間毎[血液透析により本剤の血中濃度が低下するので、本剤の投与は透析後に行うことが望ましい]
  • 7.2. 高齢者では、1回0.5gから投与を開始し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること〔9.8高齢者の項参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
利尿剤 類似化合物<他のセフェム系抗生物質>で腎障害増強作用
フロセミド 類似化合物<他のセフェム系抗生物質>で腎障害増強作用

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セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」に関係する解説

セフェム系抗菌薬

  • セフェピム塩酸塩静注用0.5g「サンド」は、セフェム系抗菌薬に分類される。
  • セフェム系抗菌薬とは、細菌の細胞壁合成を阻害し細菌を殺すことで抗菌作用をあらわす薬。

セフェム系抗菌薬の代表的な商品名

  • ケフラール
  • パンスポリン
  • セフゾン
  • フロモックス
  • メイアクト
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