[医師監修・作成]メニエール病とはどんな病気か? | MEDLEY(メドレー)
めにえーるびょう
メニエール病
内耳にリンパ液がたまり、激しいめまいを繰り返す病気。難聴の症状が伴うこともある
19人の医師がチェック 144回の改訂 最終更新: 2021.11.30

メニエール病とはどんな病気か?

めまいになった時に考えられる原因のひとつがメニエール病です。めまいの5-10%がメニエール病によるものです。ここではメニエール病について説明するとともに、めまいを起こす他の病気についても簡単に説明します。

1. メニエール病によくある症状にどんなものがある

メニエール病の診断基準では、メニエール病確実例を下記のように定義しています。

難聴、耳鳴、耳閉感などの聴覚症状を伴うめまい発作を反復する」

もう少しわかりやすくいうと、下記の症状を 繰り返す病気です。

  • 回転性めまい:ぐるぐるするめまい
  • 難聴
  • 耳鳴り
  • 耳閉感:耳のつまったような感覚、耳に膜が張ったような感覚

メニエール病で強いめまいを起こした時を発作期とよびます。発作期には、下記のような症状を伴うこともあります。

  • 吐き気、気持ち悪さ、嘔吐
  • 頭痛
  • 冷や汗
  • 腹痛、下痢

メニエール病の特徴は、難聴や耳鳴りなどの耳の症状を伴うめまい発作を 繰り返すことです。1回のみのめまい発作の場合には、メニエール病とは診断できません。めまい発作を繰り返した場合には、メニエール病の診断となります。

めまいは、予兆なく突然強いめまいが、10分以上続きます。通常はぐるぐるする回転性めまいですが、中にはふわふわする浮動性めまいのこともあります。

めまいが起きている時は、めまいを起こしている人の眼球をみると、眼球が揺れて動く眼振がんしん)が見られます。眼振はめまい発作の時に起こる眼球の揺れで、本人は動かしていなくても、周りから見ると眼球が勝手に動いているように見えます。

めまいと同時に難聴や耳鳴り、耳閉感などの耳の症状(聴覚症状)を伴うことが特徴です。通常、耳の症状は片側の耳のみにおこります。メニエール病の経過が長くなると、まれに両側の耳の症状がでることがあります。

めまいが治まると、聴覚症状は元に戻りますが、めまい発作を繰り返すたびに、徐々に難聴が悪化していきます。

めまい発作の回数は、人によって異なり、週に数回ある高頻度の場合もありますし、年に数回と少ない頻度の場合もあります。発作の原因になるのは、精神的なストレスや身体的なストレス、家庭や職場環境の変化などがあります。

めまい発作時は、全身的な症状を伴うことがあり、気持ち悪さ、吐き気、嘔吐などは多くの人におこります。その他に、軽い頭痛、冷や汗、腹痛や下痢を起こすこともあります。

あまりにも強い頭痛はメニエール病でない可能性があります。その他に、メニエール病では起こらない症状は下記のようなものがあります。

  • 顔や手足の動かしにくさ
  • 顔や手足のしびれ
  • ろれつが回らない、話しにくい
  • 意識がなくなる
  • ものが見えにくい、二重に見える

これらの症状がある場合には、メニエール病よりも脳梗塞脳出血が原因のめまいの可能性ありますので、医療機関に早めに受診しましょう。

詳しいメニエール病の症状については、「 メニエール病の症状にはどんなものがあるか?」を見てみてください。

2. メニエール病の原因について

メニエール病は、耳の鼓膜の奥にある内耳が原因で起こる病気です。内耳の中はリンパ液で満たされています。リンパ液のうち、内リンパ液が流れる空間(内リンパ腔)のむくみ、水ぶくれによってメニエール病が起こります。内リンパ腔の水ぶくれを内リンパ水腫と呼びます。

水ぶくれが起きる詳しい原因はいまだに不明です。内リンパ液が多くなってしまうことが原因だというところまでは分かっています。つまり、内リンパ液が作られすぎることか、内リンパ液が吸収されにくくなることのどちらかが原因ではないかと言われています。

内耳は聞こえの細胞がある蝸牛と、体のバランス感覚(平衡感覚:へいこうかんかく)を司る前庭系に分かれます。通常のメニエール病では、この両方に影響が出ます。蝸牛の症状である、難聴、耳鳴り、耳閉感などの聴覚症状と、前庭系の症状であるめまいが一緒に起こります。

図:内耳は音を感じる蝸牛と平衡を感じる前庭系に分かれる。メニエール病では蝸牛と前庭系の両方に影響が出る。

聴覚症状とめまい症状があわせて起きる通常のメニエール病を、メニエール病確実例とよびます。確実例以外に、非定型例と呼ばれるタイプもあります。非定型例には、蝸牛型と前庭型があります。

  • メニエール病非定型例(蝸牛型)
    • めまいを伴わずに、難聴、耳鳴り、耳閉感などを繰り返すタイプ
  • メニエール病非定型例(前庭型)
    • 難聴、耳鳴り、耳閉感などの聴覚症状を伴わずに、めまいを繰り返すタイプ

非定型例でも、検査では、メニエール病確実例と同様に内リンパ水腫がある検査結果を示します。病状の進行とともに、それぞれめまいや、聴覚症状を伴うようになり、メニエール病確実例に移行することがあります。

3. メニエール病が疑われるときに行われる検査にはどんなものがある

<めまい発作期に行う検査>

めまい発作の時期は、吐き気や嘔吐などの症状が強く、詳細な検査を行うことは難しいです。発作の時期はまず、まず脳梗塞脳出血など、脳が原因になる中枢性めまい症を区別します。中枢性めまい症を区別するためには、手足の動かしにくさ、手足のしびれ、話にくさなどの症状がないかを問診したり、簡単な身体診察を行います。

  • 問診:めまいの性状、発症状況、持続時間や、以前もめまいを起こしたことがあるかなどを聞かれます。
  • 簡単な運動状況の観察:呂律が回っているか、手足の麻痺がないか、目の位置にずれがないかなどを診察されます。めまいの程度と、立てない、歩けないなどの症状の重症度は同じ程度かなどを診察されます。
  • 眼振検査:目の揺れの眼振を観察する検査を行います。指先を追視したり、フレンツェル眼鏡という特殊な道具を使って検査をします。
  • 画像検査:必要に応じて、頭部CT検査頭部MRI検査などを行います。

<めまい発作後に行う検査>

発作期をすぎて、落ちついた後でめまいの原因を調べます。耳が原因になる末梢性めまい症のうち、何に当てはまるかを検査で診断していきます。

メニエール病では難聴、耳鳴り、耳閉感という聴覚症状に、めまいという平衡機能の障害があわせて起こります。それぞれに対して、聴覚検査平衡機能検査を行います。

  • 聴覚検査
    • 純音聴力検査:めまい発作と一緒に、聴力の低下が起きていないかを調べる
    • 内耳機能検査:内耳の障害があるかどうかを調べる(必要に応じて行う)
    • 聴性脳幹反応検査:内耳から脳への経路に障害がないかを調べる(必要に応じて行う)
  • 平衡機能検査
    • 体平衡検査:立位や歩行の検査や、重心動揺計で体のバランスの程度を調べる
    • 眼振検査:目の揺れを観察したり、内耳のバランスの機能を調べる
      • 温度眼振検査:耳に水やお湯を入れて眼振を観察して、体の回転を感知する機能が正常に働いているかを調べる
    • 眼球運動の検査:脳が原因のめまいでないか調べる(必要に応じて行う)
  • 内リンパ水腫推定検査:メニエール病の原因である内リンパ水腫が存在するかどうかを推定する
  • 蝸牛系の検査:グリセオール検査、蝸電図検査(かでんずけんさ)
  • 前庭系の検査:フロセミド検査、グリセオール(フロセミド)負荷VEMP検査
  • 画像検査
  • 頭部CT検査、頭部MRI検査:脳が原因のめまいでないか調べる

最もよく行われる検査は純音聴力検査という聴力検査で、メニエール病の特徴である変動する聴力の経過を追うためにも繰り返し行います。

その他に重要な検査としては、眼の揺れを観察する眼振検査や、内リンパ水腫を推定する検査などがあります。眼振検査では、外から見えない内耳の半規管の機能を調べることができます。また冷たいお水やお湯を使うことで、平衡機能障害の程度を客観的に評価することができます。内リンパ水腫を推定する検査は、メニエール病の確定診断のために大切です。内リンパ水腫というのは、メニエール病の原因とされる、内耳の状態の変化です。

検査の詳細については「 メニエール病が疑われた時の検査」を参照してください。

4. メニエール病の治療について

メニエール病の治療は病期によって異なります。

  • 発作期:激しいめまいが突発的に出現する時期
  • 急性期:発作期に引き続いて、症状が続く不安定な時期
  • 慢性(間欠)期:症状が安定して消失していく時期

発作期にはまず、発作のめまい症状を抑える治療を行います。

急性期には、めまい症状を抑えるとともに、聞こえや平衡感覚の細胞、神経の機能の保護を目的に治療を行います。慢性期には、聞こえや平衡感覚の細胞、神経の機能の保護を行い、再発予防を目的に治療を行います。

  • 発作期

大きな発作が長く続くと、聴覚や平衡感覚の細胞、神経のダメージが大きくなります。1回1回の発作をしっかり抑えることは、症状の軽減と、聞こえや平衡感覚の細胞、神経のダメージを抑える効果があります。

発作を起こした場合には、抗不安薬や抗めまい薬などの頓服薬を内服して、安静にします。内服ができない状態であれば、医療機関で点滴などの治療を行います。発作時の最も有効な治療は安静です。

  • 急性期

発作が治まった後にも症状が持続する時期や、発作が頻発する時期があります。症状が安定するように抗めまい薬を続けて使います。めまいの症状が強い場合には抗不安薬なども用います。聞こえや平衡感覚の細胞や神経を保護する目的で、ビタミン剤やATP製剤を使用します。利尿薬を使用したり、重症のめまいや聴力低下にはステロイド薬を使います。

  • 慢性期

発作が起きないように予防することを主に行います。生活指導と薬物治療などの保存的な治療が主になります。ストレスなども発作の誘因になるため、心理的に安定するようにうまくストレスと付き合えるように、生活改善を行います。保存的治療で発作予防が困難な場合には、手術などの外科的治療を検討します。

詳しくは「 メニエール病に対してどんな治療があるか」を見てみて下さい。

5. メニエール病の人はどんなことに気をつければよいか

メニエール病の発症には、精神的な疲労、体力的な疲労や、睡眠不足、ストレスが関係します。

メニエール病の人と、一般の人の行動を比較したアンケート調査では、メニエール病の人に多かった回答として下記のことが挙げられています。

  • 徹底的にやらないと気がすまない
  • 仕事その他に熱中しやすい
  • 親や上司の期待に沿うように努める
  • 嫌なことがあっても我慢する
  • 取り掛かる前にいろいろ心配する方である

多くの人はストレスをうけた場合でも何らかの解決方法で、対処することができますが、対処方法が苦手な人はストレスを強く受けてしまうことが考えられます。日常生活の中でのストレスの源となる問題点をみつけて、ストレスや疲労を、避けて生活することが重要です。必要時には心理的な治療を行っている病院やカウンセラーに相談することも有効です。

『メニエール病診療ガイドライン』での、生活改善、ストレスの緩和策は下記です。参考にしてみてください。

  1. 早めの帰宅と夕食、早めの入眠と早起き、規則正しい生活習慣
  2. 仕事、家事、周囲の評価に対する発想の転換
    • 頑張りすぎない、完全であることにこだわらない、失敗を恐れない、他人の評価を気にしない、など
  3. 悩みの相談をためらわない、相談事と関係なく、人ともおしゃべりする
  4. 娯楽、趣味を持つ
    • 旅行、ゴルフ、会食(家族、友人との宴席など)、歌唱(カラオケ、合唱への参加、詩吟など)
  5. 日常における適当な運動
    • ウオーキング、水泳、ヨガ、ダンスなど
    • エアロビクスなどの有酸素運動(メニエール病発作予防、聴力改善効果の報告がある)

参考文献
・大貫純一, 他, 異なる生活環境による行動特性の変化 ―メニエール病と行動特性―, Equilibrium Res Vol. 63(3) 224-229, 2004.

6. メニエール病は難病か?助成は受けられるか?

メニエール病は厚生労働省が定める指定難病ではないため、「難病法」による医療費助成を受けることはできません。

しかし、めまいが悪化して平衡機能が著しく悪化し、歩けないような状態が続いた場合には、身体障害者の認定を受けることができます。平衡機能障害の身体障害者認定は、5級の「平衡機能の著しい障害」、3級の「平衡機能の極めて著しい障害」の2つです。

「平衡機能の著しい障害」とは、目を閉じた状態で直線を歩行中10m以内に転んでしまうか、著しくよろめいて歩行を中断せざるを得ない場合です。

「平衡機能の極めて著しい障害」とは、手足や体幹が麻痺で動かしにくいなどの平衡機能以外の原因がないにもかかわらず、他人から見て平衡機能障害が明らかであり、加えて、目を閉じた状態で立っていられない、または目を開けた状態で直線を歩行中、10m以内に転んでしまうか、著しくよろめいて歩行を中断せざるを得ない場合です。

認定には詳細な平衡機能の検査が必要です。上記の状態に当てはまる場合には、かかりつけの医療機関で相談してみてください。

7. メニエール病と同じような症状がでる病気について

めまいの原因になる病気は様々です。大きくわけて、脳が原因になる中枢性めまいと、耳のあたりが原因になる末梢性めまいに分かれます。脳が原因になる中枢性めまいでは、治療を早く行う必要があります。めまいの診断を行う時は、中枢性めまいの有無を調べるのが重要です。

めまいと言っても、人によってめまいの感じは異なります。ぐるぐるをめまいと表現したり、ふわふわをめまいと表現したり、意識が遠のく感じをめまいと表現する人もいます。メニエール病では、ぐるぐるすると表現される、回転性めまいが最もよく起こります。

  • ぐるぐるするめまい

目の前がぐるぐる回転するようなめまいで、回転性めまいと呼ばれます。目の前がゆがんだり、目を閉じていても、回っているような感覚になります。耳が原因のめまいのことが多く、良性発作性頭位めまい症突発性難聴、メニエール病、前庭神経炎などが原因になります。

  • ふわふわするめまい

足元がおぼつかない、景色が揺れるなどのめまいで、浮動性めまいと呼ばれます。歩いていて片方によってしまったり、まっすぐ立てないなどの症状があります。雲の上を歩いているような感覚などとも表現されます。脳梗塞などが原因だと、ふわふわするめまいになることがあります。

  • 気が遠のくようなめまい

寝ている状態から起き上がったり、座っているところから立ち上がったり、長時間立っていた後に、気が遠のくようなめまいになることがあります。一般的に「立ちくらみ」や「貧血」と表現されるめまいです。目の前が暗くなることもあり、意識を失う失神になることもあります。起立性低血圧や、心臓の不整脈や、弁膜症(弁の病気)などが原因になることが多いです。

下記にメニエール病以外に、めまいを起こす病気について、それぞれ簡単に説明します。

突発性難聴

突然に発症する原因不明の難聴です。難聴が高度の場合には、めまいも一緒に起こすことがあります。

  • 原因
    • 原因は不明です。
  • めまいの症状
    • 難聴とともにぐるぐるする回転性のめまいが起こることがあります。
    • 突発性難聴のうち、めまいをあわせて起こした場合は、難聴の程度が強いことがあり、治りにくいと言われています。
  • めまい以外の症状
    • 突然に発症する難聴、耳の詰まった感覚があります。
    • 難聴に伴って、耳鳴りが起こることがあります。
  • 検査
    • 聴力検査:難聴を自覚する側の聴力が低下していることを確かめます。
    • 眼振検査:フレンツェル眼鏡という目の動きを拡大して見る眼鏡をかけて、目の動きを観察すると、横向きや、少し目が回転するような眼振が見られます。
  • 治療
    • ステロイド薬により内耳の細胞の炎症を抑えます。内服もしくは点滴でステロイド薬を1週間程度使用します。
    • ステロイド薬とは副腎皮質ステロイド薬とも呼ばれ、副腎からできるホルモンの構造を真似て人工的に作成した薬で、炎症を抑えたり、免疫を抑える作用があります。
    • 血流改善のための薬を併用します。
    • めまいがある時はめまいを抑える薬を併用します。
    • 難聴の程度が強い場合は、鼓膜の奥にステロイド薬を直接注射したり、高圧酸素療法なども考慮します。

前庭神経炎

内耳にある体のバランスを感じる部分(前庭系)から、脳へ体のバランスを伝える前庭神経に炎症を起こす病気です。急激な前庭機能の低下を起こすため、重症のめまいをおこすことが特徴的です。難聴や耳鳴りはありません。

  • 原因
    • 前庭神経にウイルスが感染したり、もともと感染していたウイルスが増えて炎症をおこします。
  • めまいの症状
    • 急激にめまいが起こります。
    • ぐるぐるする回転性めまいがでます。
    • めまいの持続時間は2-3日で、他のめまいを起こす病気より長いです。
  • めまい以外の症状
    • めまいに伴って、気持ち悪さ、吐き気、嘔吐がでます。
    • 難聴や、耳鳴りなどの症状はありません。
  • 検査
    • 聴力検査:聴力の低下がないことを確認します。
    • 眼振検査:フレンツェル眼鏡という目の動きを拡大して見る眼鏡をかけて、目の動きを観察すると、横向きの眼振が見られます。
    • 温度眼振検査:耳にお湯もしくは、冷水を入れてめまいが起きるかをみる検査です。前庭神経に炎症がある側にお湯や冷水を入れてもめまいが起きません。
    • 画像検査:めまいの症状が強いため、脳出血などの否定のために頭部CT検査などを行う場合もあります。
  • 治療
    • めまいで気持ち悪い時は、まず安静にします。
    • 吐き気止めの薬を使用します。
    • めまいの吐き気や嘔吐が落ち着いてきたら、徐々に動くようにすると脳が慣れてバランスを取りやすくなります。脳が慣れていくことを、前庭代償(ぜんていだいしょう)と呼びます。
    • 高齢になると前庭代償が働きにくくなり、ふらつきは数週間〜数ヶ月残ります。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)

めまいの原因疾患で最も多く、10-40%を占めます。体の回転を感知する半規管という部分に、耳石という小さな石が入り込んで起こるめまいです。

  • 原因
    • 半規管に耳石が入り込んで起こります。耳石がリング状の半規管内を転がったり、めまいの神経を刺激することで、めまいを起こします。
    • 頭部外傷後、長期間横になった後、突発性難聴やメニエール病がある時には、耳石が剥がれて落ちやすくなるため、良性発作性頭位めまい症が起きやすくなります。
    • 加齢でも耳石が剥がれやすくなり、このめまいになりやすくなります。
  • めまいの症状
    • 寝返りや、朝起き上がった後にぐるぐるする回転性めまいが起こります。
    • 頭を上に向けたり、かがんだり、横を向いたりなど、一定の頭の位置をとると、めまいを繰り返します。
    • 1回のめまいの持続時間は、10秒から数十秒です。
  • めまい以外の症状
    • めまいに伴って、気持ち悪さ、吐き気、嘔吐を起こします。
    • 難聴や、耳鳴りなどの症状はありません。
  • 検査
    • 聴力検査:聴力の低下がないことを確認します。
    • 眼振検査:フレンツェル眼鏡という目の動きを拡大して見る眼鏡をかけて、目の動きを観察すると、頭の位置によって眼振(眼球が揺れる動き)が見られます。
    • 画像検査:めまいの症状が強いため、脳出血などの否定のために頭部CT検査などを行う場合もあります。
  • 治療
    • めまいの発作時には、安静にして、吐き気止め、不安を抑える薬などを使用します。
    • 吐き気などの強い症状が落ち着いてきたら、耳石を所定の位置に戻す理学療法を行うこともあります。
    • 再発を防ぐために、めまい体操を行います。