めにえーるびょう
メニエール病
内耳にリンパ液がたまり、激しいめまいを繰り返す病気。難聴の症状が伴うこともある
19人の医師がチェック 144回の改訂 最終更新: 2021.11.30

メニエール病が疑われた時の検査

めまいの原因を調べる検査では、まず脳が原因になるめまいを区別します。メニエール病の診断には特有の検査を行います。めまいの原因を調べる検査や、メニエール病と診断するために行う検査について、見ていきましょう。

1. めまい発作時の診察や検査

めまい発作の時期は、吐き気や嘔吐があり、詳細な検査を行うことは困難です。

めまいの発作が起きている時は、すぐに治療が必要な中枢性めまいを見つけることが、最も重要なことです。

中枢性めまいとは、脳が原因となるめまいです。

めまいの原因は大きくわけて2つあります。

  • 中枢性(ちゅうすうせい)めまい
  • 末梢性(まっしょうせい)めまい
    • 脳ではなく耳などが原因になるめまい
    • 耳は聞こえを担当するほか、体のバランス、平衡感覚を感知する機能もあります。耳の奥の内耳の病気では、体のバランスを取りづらくなり、めまいを起こします。
    • 代表例:メニエール病、良性発作性頭位めまい症前庭神経炎など

脳出血脳梗塞は緊急での治療が必要であるため、まずこれらの病気を区別するための診察と検査を行います。

簡単な診察の流れは次の通りです。詳細な診察方法は後述します。

<診察や検査の流れ>

  • 問診:めまいの性状、発症状況、持続時間や、以前もめまいを起こしたことがあるかなどを聞かれます。
  • 簡単な運動状況の観察:呂律(ろれつ)が回っているか、手足の麻痺がないか、目の位置にずれがないかなどを診察されます。めまいの程度と、立てない、歩けないなどの症状の重症度は同じ程度かなどを診察されます。
  • 眼振検査:目の揺れの眼振を観察する検査を行います。指先を追視したり、フレンツェル眼鏡という特殊な道具を使って検査をします。
  • 画像検査:必要に応じて、頭部CT検査頭部MRI検査などを行います。

2. 問診

めまいで病院に受診した時は、はじめにめまいの状況などについて詳しく聞かれます。めまいの診断では、めまいの状況によって診断をある程度、予想することができます。しかし、めまいが起きた時は、気持ち悪かったり、不安や恐怖で、よく覚えていないと思います。覚えている範囲で話してください。

  • めまいの性状
    • ぐるぐるするめまい(回転性めまい)の特徴があるか?
      • 目の前がぐるぐる回る
      • 目の前がゆがむ
      • 自分が回っているような感覚
    • ふわふわするめまい(浮動性めまい)の特徴があるか?
      • 足元がおぼつかない
      • 景色が揺れる
      • 歩いていると片方に寄る
      • まっすぐ立てない
      • 雲の上を歩いているような感じ
    • 意識が遠のくようなめまいか?
      • 立ちくらみや、いわゆる貧血のような症状
  • めまいの発症の仕方
    • めまいが起きた時間はいつか?:朝、昼、夕など
    • どこでめまいが起きたか?:寝床の中、会社など
    • めまいが繰り返し起きているか?:くり返しているのか?持続的に起きているのか?
  • めまいの持続時間
    • めまいはどのくらい続いたか?:30秒、3分、3時間など
      • 発作的に大きなめまいが何回かあった場合でも、1回のめまいは30秒程度であれば、持続時間は30秒と答えてください。
      • めまいが起きてから、ずっと大きなめまいが持続している場合には、その持続時間を答えてください。
  • めまいと一緒に起こる症状
    • 耳鳴り、難聴、耳のつまった感じなどの症状があるか?
    • 手足のしびれや、動かしにくさ、話しにくさなどの症状があるか?
  • めまいの誘因
    • 寝返りなど横の動きがあったか?
    • 立ち上がり時や、長時間の立ち仕事の時など、縦の動きがあったか?
    • 何もしないで、めまいが急にはじまったか?
  • 既往歴(かかったことのある病気)
    • 高血圧、糖尿病、心臓病などがあるか?
      • 内服薬によって起こることもあるので内服薬があれば必ず知らせてください。
    • 以前にも同じようなめまいがあったか?
      • その時に医療機関に受診したか?
      • 診断は何と言われたか?

3. 神経診察

身体診察では、まず、脳出血脳梗塞などを疑う症状がないかを確認します。神経の働きを調べたり、きちんと立てるかなどを診察します。

神経診察で異常が多い場合には、脳梗塞脳出血の可能性を考えます。神経診察で脳の障害が考えにくければ、体のバランスをとる耳が原因のめまいを考えます。耳が原因のめまいの一つであるメニエール病では、典型的には難聴や耳鳴があるのみで、それ以外の神経に異常はありません。

神経診察では脳から出ている12種類の神経がきちんと働いているかをみていきます。その他に麻痺がないか、きちんと立っていられるかなどを見ます。めまいが強い場合には診察に応じるのが大変かもしれませんが、できる範囲で行なってください。

12脳神経診察

脳からでている12種類の神経がきちんと働いているかをみる診察です。

  • 目の視野で見えにくい部分がないか
  • 眼の動きが正常か、ものが二重に見えることがないか
  • 顔のしびれ、動かしにくさがないか
  • 難聴がないか、耳鳴りの自覚症状がないか
  • 口蓋垂(こうがいすい、のどちんこ)の周りの動きが左右で同じか
  • ろれつが回るかどうか
  • 首がきちんと左右に動くかどうか

手足の動きの診察

大きな麻痺がないか、細かい動きができるかどうかを診察します。

  • 手や足の動かしにくさや、しびれがないか
  • 手や足を同じ位置にキープできるか
  • 手を表裏に早く動かすことができるか
  • 指でものを追うことができるか
  • まっすぐ立つことができるか

4. メニエール病を診断するための検査

メニエール病で行われる検査は様々ですが、めまい発作の時期には症状が強いため、簡単な診察や検査を行います。落ち着いた間欠期に診断のために、詳細な診察や検査を行うことが一般的です。

メニエール病では、聞こえの機能と、体のバランスをとる平衡機能がそれぞれ障害されるため、それぞれの検査を行います。

  1. 聴覚検査
    • 純音聴力検査:通常の聴力検査
    • 内耳機能検査:内耳の障害があるかどうかを調べる検査(必要に応じて行う)
    • 聴性脳幹反応検査:内耳から脳への経路に障害がないか調べる検査(必要に応じて行う)
  2. 平衡機能検査:体平衡検査
    • 重心動揺検査など:立位や歩行の検査や、重心動揺計で体のバランスの程度を調べる
  3. 平衡機能検査:眼振検査
    • 温度眼振検査など:目の揺れを観察したり、内耳のバランスの機能を調べる
  4. 平衡機能検査:眼球運動の検査
    • 視運動性眼振検査など:脳が原因のめまいでないか調べる(必要に応じて行う)
  5. 内リンパ水腫推定検査
    • 蝸牛系の検査:グリセオール検査、蝸電図検査
    • 前庭系の検査:フロセミド検査、グリセオール(フロセミド)負荷VEMP検査
  6. 画像検査
    • 頭部CT検査、頭部MRI検査:脳が原因のめまいでないか調べる

メニエール病の確定診断には内リンパ水腫推定検査が重要です。蝸牛系と前庭系の検査によって、メニエール病の原因である内リンパ水腫が存在するかどうかを推定します。

5. 聴力検査

メニエール病は、めまいとともに、難聴と耳鳴り、耳閉感などの聴覚症状が起こる病気です。聴覚症状の評価を行うのが純音聴力検査をはじめとした聴覚検査です。

メニエール病になったばかりの初期では、低音域のみの難聴が起こります。

聴力を評価するのが、純音聴力検査です。聴力検査には種類がありますが、めまいの診断時に最もよく行われるのは純音聴力検査です。

その他の検査は必要時に適宜行います。

純音聴力検査

純音聴力検査はめまいの診断時の聴力を調べる検査で最もよく行われます。

狭い静かな部屋でヘッドフォンをつけて、音がでたらボタンを押します。めまいの症状が落ち着いていない時は、狭いところでめまいが悪化することがあります。めまいの症状が強くて、検査ができない場合には、医師に伝えてください。

メニエール病では変動する聴力が特徴であるため、頻回に検査を行い、聴力の程度を評価します。検査では主に低音域の難聴があります。めまい発作が落ち着くと正常に改善します。めまい発作を繰り返すたびに難聴の程度が悪化し、中〜高音域まで難聴になります。

難聴とともにめまいを起こす病気として、メニエール病以外に、突発性難聴、内耳炎、内耳梅毒聴神経腫瘍などがあります。純音聴力検査のみではこれらの病気と、メニエール病を区別することが困難なため、詳細な問診を行ったり、追加で検査を行います。

内耳機能検査

メニエール病では大きな音が過剰に耳に響く、聴覚過敏(ちょうかくかびん)という症状がでます。内耳の細胞の機能が悪化すると聴覚過敏がでると言われています。聴覚過敏は本人しかわからない症状であるため、内耳の細胞の不調があるかどうかを、客観的にみるために、内耳機能検査を行うことがあります。純音聴力検査と同じように、静かな部屋でヘッドフォンをつけて検査を行います。2つの検査があります。同じ大きさの音を聞いている中でのわずかな音の大きさの変化がわかるかを調べる検査と、聞こえの良い耳と聞こえの悪い耳での、体感としての聞こえる音の大きさの差を調べる検査です。

メニエール病の診断に必須ではなく、聴覚過敏などの症状がある場合に行います。

聴性脳幹反応検査

聴性脳幹反応検査は耳に入った音が、脳の聴覚野まで伝わる経路を検査する脳波検査です。鼓膜から入った音が、内耳から脳へ伝わる経路の障害をしらべることができます。

ヘッドホンをつけて、クリック音を聞きながら脳波を測定します。

メニエール病以外の病気を区別するために行う検査です。メニエール病の診断に必須の検査ではなく、病状に応じて行います。

6. 平衡機能検査:体平衡検査

平衡機能検査とは、体のバランスを評価する検査です。体のバランスは目、耳にある前庭系、足の感覚の3つの情報をあわせて保たれています。このどれか1つがかけても、めまいやふらつきなどの症状がおこります。急に暗い所に入るとふらふらするのは、3つのうち、目からの情報がなくなるためです。

平衡機能検査を行うと、平衡機能が悪くなっている原因の部位の評価ができます。そのほかに、めまいやふらつきといった感覚を、検査で目に見える形で評価したり記録したりできる利点があります。平衡機能検査の中にも細かい種類があり、ここではめまいの診断の際によく行われる検査について説明します。

体平衡検査と総称される検査では、原因の部位を探すというよりも、めまいやふらつきの状態を記録することが主な目的になります。まっすぐ立ったり足踏みしたりしてバランスを保てるかを調べます。

検査は目を開けた状態と目を閉じた状態で行います。目を閉じた状態では、倒れたり、転びそうになる感覚になることがあります。検査中は、転びそうになった時に支えられるように、周囲に人がいるので、安心して検査を行ってください。

平衡機能が正常であれば、体平衡検査で倒れたり、転んだりすることはありません。いつも同じ方向に倒れてしまう場合は、倒れる方向の前庭機能(耳の中のバランスの機能)が悪くなっている可能性があります。足踏み検査でも同じ方向に回転してしまう場合には、回転した方向の前庭機能が悪い可能性があります。

重心動揺検査

めまいで耳鼻咽喉科を受診すると行うことが多い検査です。重心動揺計という体重計のような機械を使って検査をします。素足で重心動揺計の台に乗り、目をあけた状態で60秒間、目を閉じた状態で60秒間、重心の動きを記録します。重心の動きの大きさやスピードなどを評価します。

両脚起立検査

両足をそろえて立って、目をあけた状態で60秒間、目を閉じた状態で60秒間立っていられるかを評価します。

Mann検査(マン検査)

両脚を前後の一直線にそろえて立つ検査です。片方の足のつま先を、もう一方の足のかかとにつけて、目をあけた状態で30秒間、目を閉じた状態で30秒間立っていられるかを評価します。

単脚起立検査

片足だちができるかどうかを調べる検査です。目をあけた状態で30秒間、目を閉じた状態で30秒間立っていられるかを評価します。

足踏み検査

目を閉じた状態で、同じ位置で50歩もしくは、100歩の足踏みを行います。足踏みをはじめた位置から、どれくらい移動や回転をしたかを評価します。

7. 平衡機能検査:眼振検査

眼振検査はめまいを起こしやすい姿勢をとり、眼振が出るかを観察する検査です。

眼振とは眼球の揺れや回転のことです。眼振が出ている時は、自分で眼球を動かしている感覚はありません。眼振には病気によって起こるものと、正常な反応で起こるものがあります。めまいの自覚症状がある時は、眼振が出ていることが多く、診察で観察することができます。眼振の種類によって、めまいの原因が脳なのか耳なのかを、推定できます。

眼振検査は下記の種類があります。

  • 注視眼振検査(ちゅうしがんしんけんさ)
  • 頭位眼振検査(とういがんしんけんさ)
  • 頭位変換眼振検査(とういへんかんがんしんけんさ)
  • 頭振り眼振検査
  • 温度眼振検査(カロリック検査)
  • その他

注視眼振検査以外は、フレンツェル眼鏡という道具を使って検査をします。フレンツェル眼鏡をかけると、目の焦点が合わなくなります。目の焦点が合わなくなると、眼振が起きやすくなり、眼振をわかりやすく観察することができます。目を閉じてしまうと、眼振を観察することができないため、検査中はなるべく目を開けておくようにします。瞬きはしても構いません。

メニエール病では、特定の頭の位置を取らなくても、めまい発作の時は眼振が見られます。フレンツェル眼鏡をかけるとより、眼振が観察しやすくなります。強いめまい発作の場合には、フレンツェル眼鏡をかけない、注視眼振検査で眼振を観察することができます。

温度眼振検査は、メニエール病の診断に重要な検査です。内耳の機能が実際にどの程度障害されているかを客観的に評価することができます。

注視眼振検査

じっとモノを見つめた状態で、目を動かして眼振が出るかを見る検査です。

指先やボールペンの先をじっと見つめたまま、正面、左、右、上、下の5方向に目を動かして、眼振が出るかを観察します。

メニエール病の発作の最中は、横向き方向の眼振を観察することができます。

頭位眼振検査

フレンツェル眼鏡をかけて、座った状態か、仰向けに寝た状態で、ゆっくりと頭の位置を変えて、頭の位置の変化によって、眼振が出るかを観察します。

座ったままの検査では、正面、前、後、右、左に首を傾けます。

仰向けに寝て行う場合は、正面から、首だけ右を向く姿勢と、左を向く姿勢をとります。

メニエール病の発作期もしくは発作が治まってすぐの急性期には、横向き方向の眼振を観察することができます。

頭位変換眼振検査

フレンツェル眼鏡をかけて、急激な頭の位置の変化で、眼振が出るかを観察します。Dix-Hallpike法(ディックス・ホールパイク法)とも呼ばれる検査です。頭位変換眼振検査は首が悪い場合(頚椎症など)には負担になるので行いません。

座ったまま右に首をひねり、そのまま仰向けに横になる動作をして、眼振を観察した後に、起き上がって、再度、眼振を観察します。

良性発作性頭位めまい症ではこの検査で眼振が誘発されます。

頭振り眼振検査

安静時の眼振検査で、眼振が出ない場合に、頭を振ることで眼振を誘発する検査です。少し顎を引いて下を向いた状態で、頭を左右に振った後に眼振を観察します。三半規管のうち、外側半規管の機能が残っているかをみる検査です。

メニエール病の発作期もしくは発作が治まってすぐの急性期には、横向き方向の眼振を観察することができます。

温度眼振検査(カロリック試験)

温度眼振検査はメニエール病の診断に重要な検査です。耳に冷たい水や、温かいお湯を入れた時にめまいがあるかどうかを調べます。三半規管のうち、外側半規管の機能が正常かどうかを判断する検査です。

正常な反応だと、冷たい水やお湯を入れると、外側半規管が刺激されて、めまいが起きます。メニエール病や前庭神経炎では、半規管の機能が低下しているため、冷たい水やお湯を入れても、めまいが起きません。

左右の耳の検査を行い、どちらの耳の半規管の機能が低下しているか判断することができます。検査をする際は、水やお湯を入れながら、眼振をフレンツェル眼鏡で観察する方法と、眼振を電気のグラフに読み取って記録する方法があります。

半規管の機能が正常かどうかを判断できる、とても役立つ検査です。半規管の機能が正常の場合には、検査中に強いめまいを起こします。

8. 平衡機能検査:眼球運動の検査(視運動検査)

動く指標を追跡させた時の眼球運動の動きを観察する検査です。脳が原因のめまいを鑑別する時に行います。数種類の方法があります。

  • 視運動性眼振検査:水平方向に動く縦線を目で追跡して、眼球運動を観察します
  • 指標追跡検査:水平方向に動く指標を目で追跡して、眼球運動を観察します

9. 内リンパ水腫推定検査

メニエール病は内耳の内リンパ水腫が原因です。内耳の中はリンパ液で満たされています。リンパ液のうち、内リンパ液が流れる空間(内リンパ腔)のむくみ、水ぶくれによってメニエール病が起こります。内リンパ腔の水ぶくれを内リンパ水腫と呼びます。

内耳は頭の中にあるので、内リンパ水腫の様子を外から観察することができません。内リンパ水腫を改善する薬を使って、聴力やめまいの症状が改善するかを評価したり、特殊な電極を使って検査を行い、内リンパ水腫があるかどうかを診断します。

聞こえの機能をもつ蝸牛系と、平衡感覚を担当する前庭系それぞれの、内リンパ水腫を推定する検査があります。内リンパ水腫を改善する薬をつかって、薬を使う前後で、めまいや聴力に変化があるかを評価する、グリセオール検査とフロセミド検査について説明します。

蝸牛系の検査:グリセオール検査

グリセオールは浸透圧利尿薬という利尿薬(尿を増やす薬)です。内リンパ水腫を改善する効果があります。グリセオールを点滴、もしくはグリセリンを薄めたものを服用し、使用前と後で聴力が改善するかを評価します。グリセオールを使用した後に聴力が改善した場合には、内リンパ水腫があったという評価になります。

前庭系の検査:フロセミド検査

フロセミドはループ利尿薬という利尿薬です。検査前に眼振を測定し、利尿薬であるフロセミドを使います。使用前と後で眼振が改善するかを評価します。使用後の眼振が改善した場合には、内リンパ水腫があったという評価になります。

10. 画像検査

脳が原因で起こる脳梗塞などがないかと、繰り返しのめまいや難聴をおこす、聴神経腫瘍がないかを調べるために行うことがあります。聴神経腫瘍は、聴神経にできる腫瘍でめまいや難聴を起こします。