ぜんていしんけいえん
前庭神経炎
突然、回転性のめまいが生じる病気の一つで、周囲がぐるぐると回って見える。平衡感覚を脳に伝える前庭神経の炎症が原因
9人の医師がチェック 79回の改訂 最終更新: 2017.12.06

前庭神経炎の基礎知識

POINT 前庭神経炎とは

耳の奥にある平衡感覚を担当する神経(前庭神経)のウィルス感染などによる炎症です。ぐるぐる回るような、回転性めまいがおきます。主な症状は回転性めまいで数日間持続し、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。耳鳴りや難聴、手足の麻痺や、ろれつが回らない症状は起きません。診断は問診と眼の動きの検査(眼振検査)、聴力検査などで行います。治療は安静にし、症状に応じて、めまいや吐き気を止める点滴や内服薬を使用します。炎症を抑える目的でステロイド薬を使用することがあります。2〜3週間で症状は徐々に改善します。一般の内科でも、はじめの治療を行なうことができますが、詳細な検査を必要とする時は耳鼻咽喉科に紹介してもらうことも可能です。

前庭神経炎について

  • 突然、回転性のめまいが生じる病気の一つ
    • 周囲がぐるぐると回って見える
  • 耳にある前庭神経(平衡感覚を司る神経)の炎症がめまいの原因
    • 炎症の原因はウイルス感染とする説が有力である
    • めまいが発症する前に、かぜのような症状が起こる場合が多い

前庭神経炎の症状

  • 主な症状は激しい回転性のめまい
    • 突発的にめまいが起こり、1週間程度続く
    • 吐き気、嘔吐を伴うことも多い
  • 耳鳴りや難聴は起こらない

前庭神経炎の検査・診断

  • 症状の問診とめまいの状態を診察することで診断される
    • 前庭神経炎を発症する数日から2週間前に、かぜなどの上気道感染症にかかっていることが多い
    • 前庭神経炎を診断する簡便で正確な検査はない
  • 平衡機能検査
    • 温度刺激(耳に冷水またはお湯を注入する)によって生じる、眼振(眼の左右の動き)を確認する

前庭神経炎の治療法

  • 2-3週間で自然に治る事が多い
  • 症状をやわらげる薬を使うことがある
    • 吐き気止め
    • ステロイド薬炎症を抑える
    • ベンゾジアゼピン系の抗不安薬:鎮静作用により神経症状を抑える


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