過多月経 - 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー)
かたげっけい
過多月経
月経(生理)血の量が異常に多い状態
5人の医師がチェック 98回の改訂 最終更新: 2018.11.09

過多月経の基礎知識

POINT 過多月経とは

過多月経とは月経(生理)の時に出る血液の量が異常に多い状態を指します。正常では1回の月経で40mlほどの出血があることが一般的です。日本産科婦人科学会では140ml以上の場合に過多月経と定めていますが、出血量を正確に測ることは難しいので、パッドの交換頻度や自覚症状を元に過多月経は診断されます。症状としては、出血が多い以外には、貧血になってめまいや立ちくらみがする、疲れやすい、息がきれやすい、動悸がする、などが現れることがあります。過多月経の診断は問診から行われますが、過多月経になる原因として子宮筋腫や子宮腺筋症などの他の病気が隠れていないかチェックすることが重要です。そのために経膣超音波検査や腹部MRI検査などが行われることがあります。治療としては月経量をコントロールするためにピルなどのホルモン剤を用いることが一般的です。子宮筋腫など他の病気が原因の場合には、それらの病気に対する根本的な治療が考慮されます。過多月経でお困りの方は婦人科を受診してください。

過多月経について

  • 月経血の量が異常に多い状態
    • 厳密には140ml以上の経血量と定義されるが、血液量を正確に測ることは難しいので参考量となる
    • 子宮の器質的な異常やホルモンバランスにより、月経血の量が極端に多くなることがある
  • 主な原因
  • 器質性疾患によるものは30歳以降に多い
    • 機能性疾患によるものは10~20歳代の若年者と閉経近くの40代後半に多い

過多月経の症状

  • 多量の月経血(生理の出血が多い)
  • 貧血の症状
    • めまいがある
    • 立ちくらみがする
    • 疲れやすい
    • 息が切れる
    • 動悸がする など

過多月経の検査・診断

  • 内診
  • 血液検査:ホルモンの量を調べる
  • 経腟超音波検査:子宮や卵巣の状態を調べる
  • 必要に応じて以下のような検査を行う
    • 腹部MRI検査
    • 子宮鏡検査 など
  • 子宮体がん子宮頚がんの検査

過多月経の治療法

  • 手術
    • 器質的な異常の場合、原因にあわせて手術を行う
    • 重症の貧血を繰り返しており、妊娠希望がない場合は子宮全摘術も考慮される
    • 子宮内黄体ホルモン徐放システム(ミレーナ®)を子宮内に留置する
  • 薬物療法
    • 止血薬
      • 貧血がある場合は鉄剤の内服で治療する
    • 偽閉経療法(ホルモン注射)
    • 低用量ピルの服用
    • エストロゲンと黄体ホルモンの合剤を7〜10日間服用する(その周期のみの治療)

過多月経のタグ

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