おうたいきのうふぜん
黄体機能不全
様々な原因によって黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が低下し、着床に障害が起こり不妊や流産の原因となる病気
4人の医師がチェック 28回の改訂 最終更新: 2017.06.15

黄体機能不全の基礎知識

黄体機能不全について

  • 黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が低下し、着床に障害が起こり不妊や流産の原因となる
    • 卵胞という卵子が入った袋から卵子が出てくる(排卵する)と、卵胞は黄体に変化する
    • 黄体から出るホルモン(プロゲステロン)が子宮内膜を着床しやすい状態に変化させる
    • 黄体機能不全では黄体から十分なプロゲステロンが分泌されず、子宮内膜の変化が不十分となる
  • 黄体機能不全を起こす主な原因
    • 脳の下垂体から分泌される黄体形成ホルモンの分泌の障害(下垂体腺腫など)
    • 不妊症の治療(ゴナドトロピン療法やGnRH療法)
    • 卵胞の発育不全
    • 黄体形成ホルモンに対する卵胞の反応性の低下
    • 高プロラクチン血症 など
  • 黄体機能不全は不妊症流産(習慣流産)など反復流産、習慣性流産の原因として重要である

黄体機能不全の症状

黄体機能不全の検査・診断

  • 以下のような検査を組み合わせて診断を行う
    • 基礎体温の確認:排卵後の高温期が短い
    • ホルモン検査:黄体から分泌するプロゲステロンの検査
    • 子宮内膜の組織検査
  • その他、高プロラクチン血症など、黄体機能不全を起こす原因に関しても検査する

黄体機能不全の治療法

  • 主な治療法は原因によって変わる
    • 高プロラクチン血症が原因の場合、ドパミン作動薬を使用する
    • 卵胞の発育不良が現にあれば、排卵誘発法(クロミフェン療法)を行う
    • その他の場合は、黄体形成ホルモンや黄体ホルモンそのものを補充する
  • 下垂体腺腫が原因であれば外科的治療も考慮される

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