しきゅうせんきんしょう

子宮腺筋症

子宮内膜が何らかの理由で外側に存在している筋肉の層に入り込んでしまう病気

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9人の医師がチェック 106回の改訂 最終更新: 2017.06.15

子宮腺筋症の基礎知識

子宮腺筋症について

  • 子宮内膜子宮の内側にある膜で、月経周期に合わせて厚くなったり剥がれ落ちたりするが何らかの理由で外側の筋肉の層に入り込んでしまう病気
  • 本来あるべきではない筋肉の層に子宮内膜があるので、強い生理の症状を起こす
    • 検査でたまたま見つかる人も多い
  • 子宮内膜症は子宮の外に子宮内膜がある状態で、子宮腺筋症は子宮の筋肉の中に子宮内膜がある状態で病気のメカニズムは似ている
  • 30代後半以降の女性に多くみられる

子宮腺筋症の症状

  • 主な症状
    • 月経困難症(特に生理のたびにひどくなっていく生理痛など)
    • 生理に伴う多量な出血

子宮腺筋症の検査・診断

  • 内診主に産婦人科で行われる検査。腟に指を入れて、腟や子宮の周囲に大きな病変がないかを確認する目的で行われる
  • 画像検査:子宮内膜子宮の内側にある膜で、月経周期に合わせて厚くなったり剥がれ落ちたりするが外側にある筋肉の層に入り込み具合などを詳しく調べる
    • 経膣超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる
    • 腹部MRI磁力(電磁波)を用いて、お腹の中の状態を調べる検査。胆のう、胆管、膵臓や、子宮、卵巣の検査などで行われることが多い検査

子宮腺筋症の治療法

  • 主な治療法
    • 対症療法病気による症状自体を抑えるための治療。病気の根本の原因を治す治療(根本治療)と区別される(痛み止め、漢方薬など)
    • 薬による治療(ホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれるバランスのコントロール)
    • 手術
  • 薬による治療は主に以下の3種類
    • 低容量ピル:最もよく使われる治療で、高血圧のある人や喫煙者には使えない
    • プロゲスチン製剤:不正出血などが起こるが効果は強い
    • 偽閉経療法(GnRHアゴニスト):女性ホルモンを抑えて閉経したような状況を作る
  • 手術には「保存手術」と「根治手術」の2つのタイプがある
    • 「保存手術」は、治療の後の妊娠が可能な手術
      ・ただし、完全に治りきるわけではなく症状が再発する可能性がある
    • 「根治手術」は、完全に治しきるための手術
      ・ただし、子宮や卵巣子宮の両側にある器官で、女性ホルモンを分泌したり、卵子を作り出したりする働きを持つものをとるため、この手術の後に妊娠することはできない

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