ひふそうようしょう
皮膚掻痒症
明らかな皮膚病変がないにもかかわらず、かゆみがでる病気
5人の医師がチェック 87回の改訂 最終更新: 2018.03.06

皮膚掻痒症の基礎知識

皮膚掻痒症について

  • 明らかな皮膚病変がないにもかかわらず、かゆみが出る病気
  • 皮膚掻痒症は汎発性と限局性に分けられる
  • 汎発性
    • 全身にかゆみがある
    • 乾燥、内科的疾患(腎障害、肝障害、その他の代謝障害、薬剤アレルギーなど)が原因
    • 代表的な疾患に老人性皮膚掻痒症などがある
  • 限局性

皮膚掻痒症の症状

  • 明らかな皮膚病変がないが、全身または体の一部にかゆみがでる
  • かゆみのために、引っ掻くことで二次的な病変を引き起こすことがある

皮膚掻痒症の検査・診断

  • 原因となる疾患の検査を行う
    • 血液検査
    • レントゲン検査   など

皮膚掻痒症の治療法

  • 原因となる疾患に対して治療をする
  • かゆみに対する薬物療法
    • 皮膚保湿の塗り薬
    • ステロイドの塗り薬
    • ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の飲み薬
  • 以下のことに気をつけることで予防をすることができる
    • 皮膚の乾燥を防ぎ、保湿を行う
    • 皮膚を引っ掻かないようにする

皮膚掻痒症に関連する治療薬

抗ヒスタミン薬(外用塗布薬)

  • 抗ヒスタミン作用により、痒みや赤み、膨らみなどの皮膚症状を和らげる薬
    • 湿疹は様々な要因により体内のアレルギー反応を引き起こす物質により、皮膚の痒みや赤みなどが生じる
    • 体内のアレルギー反応を引き起こす物質にヒスタミンがある
    • 本剤は抗ヒスタミン作用をあらわす成分を含む外用塗布薬
  • 本剤に使われる主な成分にジフェンヒドラミンがある
抗ヒスタミン薬(外用塗布薬)についてもっと詳しく

抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)

  • 抗ヒスタミン作用によりアレルギー反応を抑え蕁麻疹、花粉症、喘息などによる皮膚の腫れや痒み、鼻づまり、咳などの症状を改善する薬
    • 蕁麻疹、皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息などでは何らかの原因によって体内でアレルギー反応が起こり症状があらわれる
    • 体内のアレルギー反応を引き起こす物質にヒスタミンがある
    • 本剤は抗ヒスタミン作用により、アレルギー反応を抑える
  • 抗ヒスタミン作用に加え、他の作用によってもアレルギー反応を抑える薬剤もある
抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)についてもっと詳しく

ナルフラフィン(掻痒症改善薬)

  • 体内のオピオイドκ受容体へ作用することで、透析などを起因とする強い痒みを改善する効果をあらわす薬
    • 透析や肝硬変などを起因とする痒みは症状が強くあらわれる場合もあり、抗ヒスタミン薬などの一般的な痒みを抑える薬によっても改善しにくいこともある
    • 中枢神経や末梢神経にあるオピオイド受容体のタイプの中でもκ受容体は痒みと深く関わるとされている
    • 本剤は主にκ受容体に作用することで透析や慢性肝疾患などによる痒みなどを改善する効果をあらわす
  • 本剤は通常、一般的な痒み止め(抗ヒスタミン薬など)によっても治療効果が十分でない掻痒症に対しての使われる
  • モルヒネなどの投与によって引き起こされる痒みに対しての有用性も考えられる
ナルフラフィン(掻痒症改善薬)についてもっと詳しく

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