へんけいせいこかんせつしょう
変形性股関節症
何らかの原因で股関節の軟骨が擦り減ったり変形することで、股関節の骨が破壊されたり変形した状態
6人の医師がチェック 88回の改訂 最終更新: 2017.12.06

変形性股関節症の基礎知識

変形性股関節症について

  • 何らかの原因で股関節の軟骨が擦り減ったり変形することで、股関節の骨が破壊されたり変形した状態
  • 一次性二次性に分けられる
    • 一次性:原因不明
    • 二次性:他の病気によって起こる
      ・主な原因
       ・股関節の形成不全など、小児期の病気の後遺症(全体の8割を占める)
       ・関節リウマチ
       ・関節炎
       ・骨粗しょう症
        など
  • 頻度
    • 高齢者の約5%程度にみられ、多くが女性である

変形性股関節症の症状

  • 主な症状
    • 股関節の痛み(特に立ち上がりや歩き始めの痛み)
    • 股関節の可動域制限(股関節が曲がらなくなる)
  • 症状がひどくなると寝ていても痛みが出たり、歩けなくなったりする

変形性股関節症の検査・診断

  • 主な検査
    • レントゲン:大腿骨頭の変形が起こっていないかなどを調べる
  • レントゲンで十分な情報が得られない場合にCTMRIでより詳しく調べる

変形性股関節症の治療法

  • まずは保存的治療を行う
    • ダイエット:体重を減らすことで股関節への負担を減らす
    • NSAIDs:痛み止めの薬
    • 運動療法(筋力トレーニング、プールでの運動など)
  • 症状が強く、保存的治療での対応が困難であれば手術を行う
    • 骨切り術:関節の骨を安定する形に整える
    • 人工股関節手術:骨の変形が激しく、骨切り術で対応出来ない場合は人工の骨を入れる
  • どのタイミングでどの治療法を行うかは施設によって異なる場合がある

変形性股関節症に関連する治療薬

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・注射剤)

  • 体内で炎症などを引きおこすプロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬
    • 体内で炎症や痛み、熱などを引き起こす物質にプロスタグランジン(PG)がある
    • PGは体内でCOXという酵素などによって生成される
    • 本剤はCOXを阻害することでPGの生成を抑え、痛みや炎症、熱などを抑える作用をあらわす

  • 薬剤によっては喘息患者へ使用できない場合がある
    • COX阻害作用により体内の気管支収縮を引きおこす物質が多くなる場合がある
    • 気管支収縮がおきやすくなることよって喘息発作がおこる可能性がある
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