ぺるてすびょう
ペルテス病
大腿骨頭(太ももの骨の上端)で骨が壊死して崩れてしまう、成長期に起きる病気
5人の医師がチェック 29回の改訂 最終更新: 2017.12.06

ペルテス病の基礎知識

ペルテス病について

  • 大腿骨頭(太ももの骨の上端)で骨が壊死して変形してしまう、成長期に起きる病気
    • 大腿骨頭に栄養を送る血液の流れが何らかの原因によって悪くなるために生じる
  • 頻度
    • 2〜12歳に見られ、特に4〜8歳に多い
    • 男性では女性の5〜10倍ほど多い
    • ほとんどが片脚だが、両脚に起こることもある
    • 喫煙世帯に多く、受動喫煙との関連が指摘されている

ペルテス病の症状

  • 主な症状
    • 股関節の痛み(特に付け根が痛くなる)
    • 股関節の曲がる範囲の制限
    • 正常に歩けなくなったり、進行すると歩行が難しくなる

ペルテス病の検査・診断

  • 主な検査
    • レントゲン
      ・股関節の部分で、大腿骨頭の変形を確認する
    • MRI
      ・早期診断や他の疾患と見分けるために有用である
  • 鑑別が必要な疾患

ペルテス病の治療法

  • 悪化による骨の変形がなければ、1〜2年で血流が改善する
    • 痛みが強く股関節の動きに制限が見られる時期は、入院して牽引療法(足を長軸方向に引っ張る)を行う
    • その後、通院での装具療法(股関節への負荷を避け、大腿骨頭を正常な形に修復させることなどを目的に、装具を用いる)に移行
    • 少なくとも1年は継続して装具を使い続ける(レントゲン上で骨が正常化するには約3年を要する)が、骨の修復が不十分の場合には手術を行う
  • 想定される経過
    • 一般に低年齢で発症した場合などは経過が良いことが多い
    • 高年齢で発症した場合は手術が必要となりやすい
    • 変形が残ってしまうと、変形性股関節症につながり、痛みが慢性化することになる

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