急性中耳炎は子供の病気?
子どもは、風邪をひくたびに急性中耳炎を繰り返すという印象があるかもしれません。ここでは、子どもの急性中耳炎の原因・症状・治療・予防法について説明します。
目次
1. 子供の急性中耳炎の原因

急性中耳炎とは、鼓膜の奥にある
感染の経路としては次の3つがあります。
- 耳管を通って感染
- 血液を介して感染
- 鼓膜の外側から感染(鼓膜に穴があいている場合)
ほとんどの場合は1の「耳管を通って感染」する経路で感染を起こります。具体的には、鼻水の中にいるウイルスや細菌が鼻の奥の耳管の入り口から中耳に入りこみ感染を起こします。稀ですが2や3の経路から病原体が入り込むこともあります。
急性中耳炎を繰り返しやすい人はいるの?
急性中耳炎を繰り返す状態は、反復性中耳炎と呼ばれます。過去6か月以内に3回以上、または12か月以内に4回以上急性中耳炎にかかる場合を反復性中耳炎とすることが多いです。
反復性中耳炎になりやすい背景として、次のものがあります。
- 患者さんの背景
- 2歳未満の低年齢
- 患者の
免疫能 の低下
- 病気を起こす細菌の背景
- 起因菌の
耐性 化
- 起因菌の
- 生活・環境の背景
- 兄弟の存在
- 保育園児
- おしゃぶりの使用
- 受動喫煙
こうした背景があると、風邪をひきやすくなったり、中耳に感染が及びやすくなったりして、急性中耳炎を繰り返しやすくなります。
■患者さんの背景
低年齢の子どもは耳管の働きや
■病気を起こす細菌の背景
急性中耳炎の原因となる細菌の中には、
■生活・環境の背景
兄弟がいたり、保育園に通っていたりすると、風邪をひく機会が増えます。その結果、風邪に続いて急性中耳炎を繰り返しやすくなります。おしゃぶりや指しゃぶりは耳管の働きに影響し、鼻やのどの病原体が中耳に入りやすくなると考えられています。また、受動喫煙は耳管や中耳の粘膜の働きを低下させ、急性中耳炎のリスクを高めると考えられています。
赤ちゃんが急性中耳炎になりやすいのはなぜ?
赤ちゃんが急性中耳炎になりやすい理由のひとつは、耳管の形にあります。赤ちゃんの耳管は、大人に比べて太く、短く、より水平に近いため、鼻やのどの病原体が中耳に達しやすくなっています。
また、赤ちゃんは免疫機能が未熟で、生後6か月から2歳ごろまでは急性中耳炎にかかりやすい時期です。さらに、おしゃぶりや指しゃぶり、哺乳などの影響で耳管の働きが不安定になりやすいことも関係します。
急性中耳炎を繰り返す子どももいますが、成長とともに耳管の構造や働きが変化するため、5歳ごろになると頻度は減ってくることが多くなります。
急性中耳炎はうつる?
急性中耳炎そのものがうつることはありません。ただし、原因となるウイルスや細菌は、咳や鼻水を通じてうつることがあります。そうした感染のあとに急性中耳炎へ移行するかどうかは、年齢や体質、そのときの体調などによって異なります。
飛行機に乗ると急性中耳炎になる?
飛行機に乗ったあとに起こる中耳のトラブルは、一般的には航空性中耳炎と呼ばれ、急性中耳炎とは別のものです。これは、気圧の変化によって中耳の圧をうまく調整できなくなることで起こります。
ただし、子どもは耳管の働きが未熟で、もともと中耳炎を起こしやすい状態にあります。とくに鼻水が多いときに飛行機に乗ると、耳管の働きがさらに悪くなり、中耳のトラブルを起こしやすくなります。飛行機に乗る予定があり、鼻水や風邪症状が強い場合には、事前に耳鼻咽喉科で相談してください。
2. 子供の急性中耳炎の症状
急性中耳炎の症状というと、耳の痛みを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実際にはそれ以外の症状がみられることもあります。小さい子どもは自分の言葉で症状を十分に伝えられないため、大人がしぐさや様子の変化から気づくことが大切です。
子どもの急性中耳炎では、次のような症状がみられます。
- 耳の痛み
- 耳をしきりに触る
- 発熱
- 機嫌が悪い
- なかなか泣きやまない
- 粘り気のある鼻水が出る
- 食欲がない
- 元気がない
- 聞こえにくそうにする
こうした症状は、風邪のあとにみられることが多く、特に耳を気にする様子があれば急性中耳炎を疑います。
さらに、
- 耳の穴から液体がでる(耳だれ、耳漏:じろう)
- 耳の後ろが腫れて耳が前に押し出される(
耳介 聳立:じかいしょうりつ) - めまい
- 意識がぼんやりしている
これらの症状が見られる場合には、急性中耳炎が悪化している可能性があります。すみやかに医療機関を受診してください。急性中耳炎の症状は「急性中耳炎の症状」でも詳しく説明しています。
子供の熱は急性中耳炎?
子どもの熱の原因はさまざまですが、急性中耳炎はそのひとつです。ただし、発熱のたびに急性中耳炎になっているわけではありません。むしろ、一般的なかぜ(急性上気道炎)によることの方が多くみられます。
一方で、急性中耳炎では症状の程度によって処置が必要になることもあります。前に説明した「急性中耳炎の症状」にあてはまる様子があれば、小児科や耳鼻咽喉科を受診してください。
子供の耳が痛いのは急性中耳炎?
1歳や2歳くらいの子どもが耳の痛みを訴える場合には、急性中耳炎がまず疑われます。耳の痛みの原因には、急性外耳炎やのどの炎症などもありますが、小さい子どもでは急性中耳炎が多くみられます。
まだ言葉で痛みを伝えられない赤ちゃんでは、耳をしきりに触る、ずっと不機嫌でぐずるといったしぐさが、急性中耳炎に気づくきっかけになります。
一方で、5歳くらいになると急性中耳炎の頻度は少しずつ減ってきます。そのため、それ以上の年齢では、耳の痛みがあっても、必ずしも急性中耳炎とは限りません。
耳だれは急性中耳炎?
子どもの耳の穴に液体がついていて、驚いたことがある人もいるかもしれません。耳だれは耳漏(じろう)ともいいます。急性中耳炎で炎症が強くなると、中耳にたまった
急性中耳炎による耳だれでは、鼓膜にあいた穴から液体が出てきますが、多くの場合、炎症がおさまると穴は自然に閉じます。
ただし、耳だれは急性中耳炎だけで起こるわけではありません。耳掃除のしすぎによる刺激や、鼓膜の手前にある外耳道に炎症が起きる急性外耳炎、感染を伴った慢性中耳炎などでもみられます。また、耳垢がベタベタしたタイプの人では、茶色い湿った耳垢が耳だれのように見えることもあります。
耳だれがみられる場合には、急性中耳炎などの炎症がないか確認するため、一度耳鼻咽喉科を受診してください。
子供が耳を痛がった時の対処は?
急性中耳炎では耳の痛みがみられます。耳の痛みは、体が温まると強くなりやすく、お風呂あがりや昼寝、夜に眠ったあとに目立つことがあります。休日や夜間に子どもが急に耳の痛みを訴えると、対応に迷うこともあります。
耳の痛みに対しては、解熱
アセトアミノフェンは医療機関で処方されるほか、薬局やドラッグストアで購入できる薬にも含まれています。ただし、ほかの成分が一緒に入っている市販薬では、子どもに適さない場合があります。購入するときは薬剤師に相談してください。
急性中耳炎の耳の痛みは、発症から2〜3日ほどが強いことが多く、痛みが強くなったり弱くなったりすることがあります。そのため、強く泣いていたのに、そのあと落ち着いて見えることもあります。休日や夜間に痛みが出た場合でも、手元に子ども用の解熱鎮痛薬があり、顔色がよく、水分がとれていて、ぐったりしていなければ、薬を使って様子をみて、受診は翌日でもかまいません。
一方で、耳の痛みだけでなく、顔色が悪い、ぐったりしている、呼びかけへの反応が鈍い、水分がとれないといった様子があれば、夜間でも受診してください。耳鼻咽喉科が難しい場合には、小児科や救急外来を受診します。
詳しくはこのページの「急性中耳炎の治療中に気をつけること」の章も参考にしてください。
両耳とも急性中耳炎になることはある?
両耳とも急性中耳炎になることはあります。鼻やのどにいるウイルスや細菌が耳管を通って中耳に達すると、左右どちらにも急性中耳炎が起こることがあります。そのため、両耳が同時に急性中耳炎になることもあります。
治療法は片耳の急性中耳炎と基本的に同じです。両耳に起こったからといって、それだけで特別に危険というわけではありません。
急性中耳炎を放置したらどうなる?

中耳は骨に囲まれた空間にあります。そのため、急性中耳炎を放置して炎症が強くなると、周囲の組織に炎症が広がることがあります。こうしたある病気に続いて起こる別の病気を、
内耳 炎- 急性乳様突起炎
- 皮下
膿瘍 - Gradenigo
症候群 (グラデニーゴ症候群) - Bezolt膿瘍(ベゾルトのうよう)
- 髄膜炎、脳炎
合併症によって現れる症状や重症度は異なります。次にそれぞれの合併症について説明します。
■内耳炎
内耳炎は、炎症が中耳のさらに奥にある内耳まで広がり、難聴やめまいを起こす病気です。めまいに伴って、吐き気や嘔吐がみられることもあります。
■急性乳様突起炎
急性乳様突起炎は、急性中耳炎の炎症が耳の後ろにある乳様突起まで広がった状態です。乳様突起の中には乳突蜂巣という小さな空間が集まっており、そこに感染が及ぶことで起こります。子どもに比較的多くみられます。
■皮下膿瘍
炎症が耳の後ろの皮下まで広がると、膿がたまって皮下膿瘍をつくることがあります。この場合、耳が前方に押し出されるように見えることがあり、特徴的な
■Gradenigo症候群
Gradenigo症候群は、炎症が頭蓋の内側まで及び、顔の感覚や目の動きに関係する神経に影響を与える状態です。顔のしびれや、物が二重に見える
■Bezolt膿瘍
Bezold膿瘍は、乳様突起にできた膿瘍が首の方まで広がった状態です。首の腫れや痛み、首が傾くといった症状がみられることがあります。
■髄膜炎・脳炎
炎症が脳やその周囲まで広がると、髄膜炎や脳炎を起こすことがあります。意識がぼんやりする、強い頭痛、吐き気、嘔吐などがみられます。
現在では抗菌薬の発達により、こうした合併症はまれになっています。ただし、実際に起これば入院のうえで点滴治療や手術が必要になることがあります。耳の痛みに加えて、めまい、耳の後ろの腫れ、強い頭痛、ぐったりする、意識がはっきりしないといった症状がある場合には、早めに耳鼻咽喉科や救急外来を受診してください。
3. 子どもの急性中耳炎の治療
急性中耳炎の治療は、重症度に応じて選ばれます。主な治療は次の3つです。
- 細菌感染に対する治療
鼻汁 を減らすための治療- 痛みの治療
次にそれぞれについて詳しく説明します。
■細菌感染に対する治療
急性中耳炎の原因には、ウイルスと細菌の両方があります。抗菌薬が効くのは細菌に対してであり、ウイルスには効果がありません。そのため、軽症の場合には抗菌薬を使わずに経過をみることがあります。不必要な抗菌薬の使用は、効果がないだけでなく、下痢などの副作用や、薬が効きにくい
一方、細菌感染が疑われる場合には、抗菌薬を内服します。子どもの急性中耳炎では、ペニシリン系抗菌薬であるアモキシシリン(商品名:サワシリン®、ワイドシリン®など)が
急性中耳炎の抗菌薬治療については「急性中耳炎の治療薬ページ」で詳しく説明しているので参考にしてください
また、必要に応じて鼓膜切開を行うことがあります。鼓膜切開は、鼓膜に小さな穴をあけて、中耳にたまった膿を外に出す治療です。耳の痛みや炎症の改善を目的に行われますが、すべての急性中耳炎にかかった人で必要になるわけではありません。実際に行うかどうかは、症状の強さや鼓膜の状態をみながら決めます。
鼓膜切開は「急性中耳炎の治し方は?」で詳しく解説しているので参考にしてください。
■鼻水を減らすための治療
鼻水が多いと、鼻の奥から中耳に感染が及びやすくなります。そのため、鼻水を減らすことも治療のひとつになります。
小さな子どもは自分でうまく鼻をかめないことが多いため、鼻水の吸引が行われます。耳鼻咽喉科や小児科で鼻水を吸ってもらう方法のほか、自宅で吸引器を使う方法もあります。吸引器には、口で吸うタイプ、電動タイプなどがあります。
鼻水の吸引が急性中耳炎そのものの治りを早めるかどうかははっきりしていませんが、鼻水を減らすことで症状の軽減につながることがあります。また、鼻水の粘り気を下げる目的で、粘液調整薬や粘液溶解薬が使われることもあります。
■痛みの治療
急性中耳炎では耳の痛みがみられます。痛みには波があり、強くなったり弱くなったりすることがあります。
痛みに対しては、アセトアミノフェン(商品名:カロナール®、アンヒバ®など)を使います。アセトアミノフェンには、痛みや熱を抑える作用があります。薬局やドラッグストアで購入できる薬の中にもアセトアミノフェンを主成分とするものがありますが、ほかの成分が含まれていることもあるため、子どもに使う場合には薬剤師に確認してください。
また、体が温まると耳の痛みが強くなることがあります。耳の痛みが強い間は、長時間の入浴は避け、シャワーですませる方がよいです。
4. 子どもの急性中耳炎の治療で気をつけることは?
急性中耳炎の治療中には、どのタイミングで病院を受診すべきか、お風呂やプールに入ってよいのか、飛行機に乗ってよいのかなど、判断に迷うことがあります。ここでは、治療中に気をつけたいことについて説明します。
急いで病院に行く時はどんな時?
夜中に子どもが「耳が痛い」と泣いて起きると、不安になることがあります。夜間は診療している医療機関が少ないため、すぐ受診すべきか迷うかもしれません。通常の急性中耳炎であれば、翌日の受診でも問題ないことが多くあります。
ただし、次のような場合には早めの受診が必要です。
- 意識がぼんやりしている
- 耳の後ろが赤く腫れ、耳が前に押し出されて見える
意識がぼんやりしている、いつもより明らかに元気がない、反応が鈍いといった場合には、急性中耳炎の悪化だけでなく、ほかの重い
また、耳の後ろが赤く腫れて、耳が前に押し出されるように見える場合には、炎症が耳の後ろまで広がっている可能性があります。強い場合には手術が必要になることもあるため、早めに受診してください。
治療中にお風呂に入ってもいい?
急性中耳炎の初期で、発熱や耳の痛みがあるときは、お風呂で長く温まることは勧められません。体が温まると血流が増え、耳の痛みが強くなることがあるためです。
短時間のシャワーであれば問題ないことが多いですが、湯船に長くつかるのは避けてください。
治療中にプールに入ってもいい?
急性中耳炎の治療中でも、耳の痛みや発熱がある間は、プールは控えてください。体力を消耗しやすく、症状がつらくなることがあります。
一方で、耳の痛みや発熱がおさまり、全身状態がよければ、プールは可能です。鼓膜の奥に液体が少し残っていても、それだけでプールを禁止する必要はありません。ただし、プールのあとに再び風邪をひいて鼻水が増えると、急性中耳炎をぶり返すことがあります。
なお、お風呂やプールで耳に水が入っても、鼓膜があるため、それだけで急性中耳炎になるわけではありません。
治療中に飛行機に乗っていい?
急性中耳炎の治療中に飛行機に乗ると、耳の痛みが悪化することがあります。急性中耳炎では耳管の働きが低下しており、気圧の変化にうまく対応できないためです。子どもの旅行医療でも、鼻閉や中耳炎があるときは飛行機で耳痛が起こりやすいことが指摘されています。
症状がまだ強い時期にどうしても飛行機に乗らなければならない場合には、事前に耳鼻咽喉科で相談してください。症状や鼓膜の状態によっては、鼓膜切開が検討されることもあります。重症例で鼓膜切開が選択肢になることは、急性中耳炎の
保育園は休まなければいけないの?
急性中耳炎だからという理由だけで、一律に保育園を休まなければならないわけではありません。登園できるかどうかは、発熱の有無だけでなく、子どもの全身状態がよいかどうかで判断します。
発熱があるときや、鼻水や咳が強く、本人がつらそうなときは休ませてください。解熱剤を使わなくても熱がなく、元気があり、水分や食事がとれていれば、登園は可能です。ただし、園ごとに基準が異なることもあるため、事前に確認してください。
5. 急性中耳炎の予防法は?
赤ちゃんや子供のうちは、風邪のたびに中耳炎になる子もいます。急性中耳炎の予防方法について説明していきます。
急性中耳炎の予防方法にはなにがあるの?
急性中耳炎の予防方法には次のものがあります。
- 鼻水が多いときは、早めに鼻のケアを行う
肺炎球菌 ワクチンを定期接種として受ける- おしゃぶりを長期間続けない
- 受動喫煙を避ける
- 可能であれば母乳栄養を取り入れる
鼻やのどのウイルスや細菌が急性中耳炎のきっかけになります。そのため、鼻水が多いときには、早めに対応することで急性中耳炎の予防につながることがあります。自宅で鼻水を吸引する方法のほか、耳鼻咽喉科や小児科で鼻の処置を受ける方法もあります。
また、肺炎球菌ワクチンは小児の定期接種に含まれており、急性中耳炎の原因菌のひとつである肺炎球菌に対する予防効果が期待されます。
さらに、おしゃぶりの長期使用や受動喫煙は、急性中耳炎を繰り返しやすい背景として知られています。母乳栄養には反復性中耳炎のリスクを下げる可能性が示されていますが、母乳で育てていないからといって必ず急性中耳炎になりやすくなるわけではありません。取り入れられる予防法から実践してください
肺炎球菌ワクチンの予防接種
小児の急性中耳炎の原因となる細菌としては、肺炎球菌、
肺炎球菌ワクチンは、急性中耳炎だけでなく、肺炎球菌による侵襲性感染症の予防にも重要です。一方、Hibワクチンはインフルエンザ菌b型に対するワクチンであり、急性中耳炎の主な原因となる無莢膜型インフルエンザ菌に対する予防効果は期待できません。ただし、Hibワクチンは重い侵襲性感染症の予防に重要なため、定期接種として受けてください。
急性中耳炎のガイドラインはあるの?
小児の急性中耳炎については、日本耳科学会などが作成した
このガイドラインでは、症状や鼓膜所見にもとづく重症度分類と、それに応じた治療方針が示されています。軽症では抗菌薬を使わずに経過をみることがあり、中等症以上では抗菌薬治療が検討されます。重症例では、状態に応じて鼓膜切開も選択肢になります。ただし、診療ガイドラインはあくまで診療を支援するものであり、実際の治療は子どもの状態や家庭環境もふまえて決められます。
参考文献:日本耳科学会, 日本小児耳鼻咽喉科学会, 日本耳鼻咽喉科感染症研究会:小児急性中耳炎診療ガイドライン2006