マクロライド系抗菌薬
細菌のタンパク質合成を阻害し細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬
マクロライド系抗菌薬を使う主な病気
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肺炎
細菌やウイルスの感染、薬剤、アレルギーなどが原因となって、肺の炎症により息切れなどを起こす病気 -
クラミジア・トラコマティス肺炎
出産の際に母親から赤ちゃんにクラミジアが感染して起こる肺炎。生後3-16週に結膜炎に続いて発症する。発熱はなく、症状は鼻水や軽度の咳のことが多い -
クラミドフィラ肺炎
クラミドフィラ・ニューモニエという微生物の感染による肺炎。性感染症で有名なクラミジアとは別の菌による感染症 -
ヘリコバクター・ピロリ感染症
胃の粘膜にピロリ菌が感染した状態。胃腸などの様々な病気の原因となることが分かっている。抗生物質などを使って治療可能 -
クラミジア性感染症
クラミジアが生殖器や尿道、口などに感染した状態。性感染症の代表例である -
ジフテリア
ジフテリア菌の感染によって起こる急性の感染症 -
子宮付属器炎
卵巣と卵管(子宮と卵巣をつなぐ管)に炎症が起こっている状態。主には細菌やクラミジアなどの感染によって起こる -
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマという細菌が起こす肺炎で熱、咳、皮疹などの症状が出る。20代以下の若者に多いが高齢者にもうつるので注意が必要 -
骨盤内炎症性疾患(PID)
子宮や卵巣及び卵管といった女性特有の骨盤内臓器に炎症を起こす病気の総称 -
レジオネラ肺炎
非定型肺炎と呼ばれる特殊な肺炎の一種。温泉などの水の中で繁殖したレジオネラ菌により起こり、重症化しやすい -
百日咳
小児に多い呼吸器系の感染症で、特有の咳発作が特徴 -
細菌性肺炎(総論)
細菌感染が原因で起こる肺炎。様々な原因菌や分類があり、治療は抗菌薬(抗生物質)が用いられる。 -
非結核性抗酸菌症(NTM感染症)
結核菌以外の抗酸菌による感染症。ほとんどが肺への感染 -
食中毒
飲食物を介して発症する病気の総称。主に細菌やウイルスが原因となる -
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
急性副鼻腔炎が治りきらずに慢性化したもの。一般的には蓄膿症と呼ばれることも多い -
カンピロバクター腸炎
カンピロバクター属の細菌による腸の感染症で、細菌性腸炎の中では最も高頻度である