じんがん(じんさいぼうがん)
腎がん(腎細胞がん)
腎臓の実質にできるがん。手術や分子標的薬により治療する。
10人の医師がチェック 260回の改訂 最終更新: 2024.05.08

腎がん(腎細胞がん)の知識

腎がんは、腎臓自体の部分(実質)から発生するがんです。腎盂(じんう)という部分から発生する腎盂がんとは性質が異なります。ここでは腎がんについて解説します。

腎がん(腎細胞がん)とはどんな病気なのか?症状や原因、検査、治療など

腎臓は主に血液から不要な物質や水分を取り除いて尿を作り出す臓器です。腎がん(腎細胞がん)は腎臓の実質から発生するがんです。このページでは腎がんの症状・原因・検査・治療などについて説明します。

腎がんの症状について:初期症状や転移した場合の症状、末期の症状など

腎がんには初期症状がほとんどありません。一方で、腎がんが進行すると疼痛(痛み)、血尿などの症状が現れます。ここでは腎がんの症状について、転移が現れたときの症状や末期の症状を中心に説明します。

腎がんの原因について:遺伝や危険因子(リスクファクター)などの説明

腎がんの一部は遺伝によって発生します。他方、生活習慣や持病の中にも腎がん発症のリスクを高めるものがあります。

腎がんの検査について:CT検査や超音波検査など

腎がんの検査にはいくつかありますが、特に重要なのが画像検査です。腎がんが疑われる人では画像検査によって、腎がんかどうかが分かります。また、腎がんと診断された人では、画像検査によって、腎がんのステージを調べられます。 このページでは画検査を中心に腎がんの検査について説明します。

腎がん(腎細胞がん)のステージと生存率について:5年生存率や転移のある状況での生存率など

腎がんと一口にいっても初期の小さなものから、大きくなって進行したものまで多様です。様々な腎がんの状態を表す方法としてステージがあります。ステージはIからIVの4段階に大別され、生存率の推定や治療法の選択などで参考になります。

腎がん(腎細胞がん)の手術について:開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット手術など

腎がんの治療は手術が主体です。手術の方法にはいくつか種類があり、がんの大きさや場所などによって最も適したものが選ばれます。また腎がんは転移を起こしていても転移したがんを切除することで、完治できる人もいます。

腎がんの薬物療法について

転移がある腎がんに対して薬物療法を行うことで、余命の延長が期待できます。腎がんに用いる薬物療法について説明します。

腎がん(腎細胞がん)の転移について:ステージIVの人の余命や治療など

がん細胞の転移には、血管の中をがん細胞が流れて転移する場合(血行性転移)と、リンパ管の中をがん細胞が流れて転移する場合(リンパ行性転移)の2つがあります。腎がんは血行性の転移が多く、肺や骨、肝臓に転移することが多いです。

腎臓の腫瘍は腎がん(腎細胞がん)だけではない?良性腫瘍や腎盂がんなどとの特徴について

腎臓に腫瘍が指摘されると、その腫瘍が悪性なのか良性なのかを区別しなければなりません。腎臓腫瘍の良悪性や、どんなタイプの腫瘍なのかを判断するには画像検査が重要です。ここでは腎臓の腫瘍について種類や診断法を解説します。

腎がん(腎細胞がん)の治療でよくある質問や疑問について:病院や名医の探し方や、ガイドラインについて

腎がんの治療は手術が主体になります。腎がんの手術は色々な種類があり、施設によっては行えない手術の方法もあります。ここでは腎がんのガイドラインと腎がんを治療する際の病院の選択について解説します。