自律神経失調症の検査について:シェロング起立試験、心拍変動試験など
自律神経失調症は検査で異常が出にくい病気なので、診断が簡単ではありません。
1. 自律神経失調症とほかの病気を区別する検査
自律神経失調症が疑われるとき、まずは身体・精神の別の病気がないかを調べます。例えば自律神経の異常を引き起こす糖尿病・パーキンソン病、自律神経失調症と似た症状が現れる貧血・バセドウ病・うつ病といった病気です。また、自律神経失調症と関係の深い片頭痛、緊張型頭痛、メニエール病、過敏性腸症候群などがあるかも調べます。
そのため、症状に応じて身体診察に加えて、血液検査、尿検査、
2. 自律神経のはたらきを確認する検査
自律神経失調症の診断は検査では簡単ではありません。しかし、自律神経のはたらきを確認するための特殊な検査によって、自律神経の働きを調べることができます。
自律神経の働きを調べる代表的な検査として、「シェロング起立試験」と「心拍変動試験」があります。
シェロング起立試験
自律神経の働きが悪いと、横になった状態から立ち上がった時に、血圧をうまく調整することができなくなってしまいます。この現象がめまいやたちくらみの原因だと考えられています。
シェロング起立試験では、まずはじめに横になった状態で
心拍変動検査
深呼吸をゆっくりと繰り返している状態で
3. 自律神経失調症には診断基準があるのか
自律神経失調症は人によって症状が異なります。そのため、明確な診断基準は設定されていません。お医者さんは身体や精神に病気がないかを調べ、他に病気がないことを確認した後に、検査結果、
参考文献