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機能性ディスペプシア

胃もたれや胃のキリキリした痛みのような症状があるのにもかかわらず、内視鏡検査などの詳細な検査を行っても異常が見られない病気

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6人の医師がチェック 95回の改訂 最終更新: 2017.06.15

機能性ディスペプシアの基礎知識

機能性ディスペプシアについて

  • 胃もたれや胃のキリキリした痛みのような症状があるのにもかかわらず、内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途がある検査などの詳細な検査を行っても異常が見られない病気
  • 主な原因
    • ストレス
    • 胃の運動機能低下(ものを食べても胃が拡がらない、食べ物をうまく十二指腸へ送り出せない)
    • 胃の知覚過敏(過敏で胃が痛みを感じやすい状態)
    • 胃酸過分泌
  • 日本人のおよそ4人に1人が経験するといわれている
  • 症状によって大きく2つに分類される
    • 食後愁訴症候群(PDS)
      ・食後のもたれ感や早期膨満感(食べ始めにお腹いっぱいになる)が週に数回起きる
    • 心窩部痛症候群(EPS)
      ・みぞおちの痛みやみぞおちの焼けるような感覚が起こりやすい
      ・PDSと違い食後のみならず空腹時にも生じる

機能性ディスペプシアの症状

  • 主な症状
    • 食後のもたれ感
    • 食べ始めてすぐお腹いっぱいになる(早期膨満感)
    • みぞおちの痛み(心窩部痛)
    • みぞおちの焼けるような感覚(心窩部灼熱感)
    • 吐き気

機能性ディスペプシアの検査・診断

  • 胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる上部消化管内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる):胃や食道に炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出る潰瘍臓器や粘膜が部分的にえぐれてしまっている状態。何らかの理由で壁の防御機構が壊れてしまっていることが原因となりやすいがないかを調べる
  • 上部消化管造影検査造影剤を飲んだ上で、X線(レントゲン)で食道や胃、十二指腸の状態を調べる検査:バリウム造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすることを使って胃や十二指腸の動きや形に異常がないか調べる
  • 細菌検査病気を引き起こしている細菌の、種類を特定するための検査ピロリ菌主に胃の中に存在する細菌で、胃潰瘍、胃がん、血液疾患などの原因となる菌に感染しているかどうか調べる
  • 胃排出能検査:胃の運動機能を調べる

機能性ディスペプシアの治療法

  • 治療は生活習慣の改善と薬物療法が主体になる
  • 生活習慣の改善
    • 食生活の見直し:過度なアルコール摂取・過食・早食い・食事をとらないといった悪習慣を改善する
    • 禁煙する
    • 適度な睡眠時間(6-8時間ほど)を確保する
    • ストレスをためないよう配慮する
      ・ストレス環境の改善
      ・ストレス発散方法の確保
  • 薬物療法
    • 消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含む運動機能改善薬(抗ドパミン薬など)
    • 胃酸の分泌を抑える薬
      ・プロトンポンプ阻害剤
      ・H2ブロッカー
    • 抗うつ薬、抗不安薬向精神薬の一種で、睡眠薬としても使われる。バルビツール酸系、ベンゾジゼピン系、非ベンゾジゼピン系などがある
  • 予防法と再発防止法
    • できるだけ規則正しい時間に食事をとる
    • 暴飲暴食は控え、よく噛んで食べる
    • 食後すぐの運動は控え、休息をとる
    • 十分な睡眠をとり、ストレスや疲れを溜めないようにする
    • アルコールのとり過ぎに注意する
    • 禁煙を心がける

機能性ディスペプシアに関連する治療薬

副交感神経刺激薬(消化管運動亢進薬)

  • 副交感神経の働きを活発にし消化管運動を亢進させることで、胃もたれなどの消化器症状を改善する薬
    • 消化管運動が低下することなどによって胃もたれ、胸やけ、胃の痛みなどがおこることがある
    • 消化管運動は副交感神経が関与し、神経伝達物質のアセチルコリンの作用により副交感神経が活発になる
    • 本剤はアセチルコリンの増強作用などにより副交感神経を活発にする作用をあらわす
  • 薬剤によってアセチルコリンへの作用方法が異なる場合がある
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