そうたんぱく
総蛋白
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

基準値(参考)

6.5-8.2 g/dL

数値が高いとき

脱水、多発性骨髄腫原発性マクログロブリン血症、慢性炎症

数値が低いとき

重度の肝障害、ネフローゼ症候群、蛋白漏出性胃腸症、低栄養、消化・吸収障害

詳細

総蛋白は血清中のタンパク質の濃度のことです。高値になるとき、低値になるとき、それぞれ以下のような原因が考えられます。

数値が高いとき

  • 血液の濃縮(脱水)
    • 脱水などで身体の水分が少なくなるとタンパク質の濃度は高くなります。
  • 免疫グロブリンの増加(多発性骨髄腫原発性マクログロブリン血症、慢性炎症)
    • 免疫グロブリンは免疫において重要な働きをするタンパク質です。慢性的に炎症が起きて免疫が活性化されている場合には、免疫グロブリンの量が増えます。また、多発性骨髄腫原発性マクログロブリン血症のように免疫グロブリンが過剰に作られる病気でも、総蛋白の値が高くなる場合もあります。

数値が低いとき

  • 血液の希釈
    • 身体の水分が多くなると、相対的にタンパク質の濃度は低くなります。
  • アルブミンの合成低下(重度の肝障害)
    • アルブミンは血液中に最も多く含まれるタンパク質です。アルブミンを合成するのは肝臓なので、重度の肝障害だとアルブミンを合成できずに数値は低くなります。
  • タンパク質が血液中から喪失(ネフローゼ症候群、蛋白漏出性胃腸症)
    • 病気によって血液中から腎臓や消化管などにタンパク質が出ていってしまうと、タンパク質の濃度は低くなります。
  • 低栄養、消化・吸収障害
    • 十分な栄養が取れていなかったり、タンパク質の吸収障害があったりするとタンパク質の濃度は低くなります。