たん
痰(たん)

痰(たん)の基礎知識

概要

痰が出るのは、体内の細菌やほこりをからめて外に出すための正常な反応です。しかしあまりに痰がひどい場合には薬で対応します。痰をサラサラにして吐き出しやすくする薬や、痰の量を減らす薬があります。

呼吸器内科で検査や治療が受けられますが、ご高齢の方の場合には心不全など心臓が原因で痰が出ることがありますので注意が必要です。

原因とメカニズム

肺や気管支では、外から入ってきた細菌やほこりをからめとって出すために、粘液が分泌されます。ハウスダスト、風邪気管支炎気管支喘息肺炎などでは、細菌や炎症が原因で、粘液の量が増え、痰の量が増えます。

心不全などを原因として、肺水腫といって肺に水が貯まった状態になると、痰が出るようになります。

タバコを長年吸っている人も、常に痰が出るようになります。

症状から考えられる病気

熱がある

風邪気管支炎肺炎マイコプラズマ肺炎百日咳などが考えられます。

息が苦しい

気管支炎肺炎心不全気管支喘息などが考えられます。

さらさらした痰

気管支喘息の可能性があります。

白〜黄色のどろどろした痰

風邪気管支炎肺炎などの可能性があります。

血液が混じった痰

結核気管支拡張症肺真菌症肺がんなどの可能性があります。

怖い病気

結核

結核は昔の病気だと思われがちですが、いまでも新たに感染する人がいます。気づかないまま放置していると、周りに感染者を増やしてしまうことになるので、微熱や咳、痰(特に血が混じった痰)、だるさなどの症状が続いている場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

肺がん

咳や痰、息切れが数週間以上続いている人は、医療機関を受診して調べてもらうことをお勧めします。またタバコを吸っている人は要注意です。

受診の目安

息が苦しい
2週間以上続いている
高齢者である
食欲が落ちている
体重が減ってきた
痰に血が混じっている

診療科

一般内科・総合診療科・小児科

痰の原因となる病気の多くは、一般内科で診断・治療することができます。

呼吸器内科

重い気管支喘息結核肺がんなどの場合は、呼吸器内科での診断や治療が必要となります。気管支喘息が重い場合や血が混じった痰がある場合は、呼吸器内科の受診が適しています。

検査

血液検査

全身の炎症の度合いや、細菌・ウイルスの感染について調べることができます。

胸部レントゲン検査・胸部CT

肺炎肺がんを始めとして、肺の病気の診断の役に立ちます。

喀痰検査

肺炎のとき、痰の中にいる細菌の種類を調べるのに役立ちます。

治療

病気に応じた治療が行われます。肺炎の場合は抗生剤が使われます。気管支喘息では、ステロイドや気管支を拡げる吸入薬が使われます。肺がんでは手術、放射線治療化学療法が行われます。

痰に対しては、痰をさらさらにして出しやすくする薬や、痰の量を少なくする薬が出されます。

セルフケア

タバコを吸っている人は辞める
ハウスダストが原因になることもあるので、部屋を綺麗にする



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