2015.12.12 | ニュース

呼吸がしにくくなる病気「COPD」で太極拳をすると何が良くなるか?

過去の15の研究を分析
from Clinical rehabilitation
呼吸がしにくくなる病気「COPD」で太極拳をすると何が良くなるか? の写真
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙などにより肺がダメージを負うことで呼吸がしにくくなる病気です。今回の研究では、過去の研究をまとめ、COPDに対して、太極拳が有効であるか検証しました。

◆慢性閉塞性肺疾患(COPD)に太極拳は有効?

今回の研究では、過去の15の研究をまとめ、COPDに対する太極拳の有効性を検証しました。

 

◆太極拳で運動能力、肺の機能が改善!?

以下の結果が得られました。

太極拳は、6分間歩行(短期間:平均の差16.02、95%信頼区間2.86-29.17、中期間:平均の差30.90、95%信頼区間6.88-54.93、長期間:平均の差24.63、95%信頼区間2.30-46.95)の運動耐用能をより改善する効果があり、1秒量で評価した肺機能(中期間:平均の差0.10、95%信頼区間0.01-0.19)と努力性肺活量(中期間:平均の差0.20、95%信頼区間0.04-0.36)も同様であった。

太極拳により、運動の持久力と肺活量などの肺の機能がより改善するという結果でした。

 

COPDは、日本人の死亡原因で上位に挙げられる病気です。肺の機能が低下すると、日常生活に必要な動作を行うことも困難になります。禁煙をはじめとした普段からの予防も大事ですが、このような研究を参考にしても良いかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Tai Chi for improving cardiopulmonary function and quality of life in patients with chronic obstructive pulmonary disease: A systematic review and meta-analysis.

Clin Rehabil. 2015 Sep 22

[PMID: 26396162]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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