2016.01.27 | ニュース

正常に呼吸できなくなる病気「COPD」は1年の呼吸訓練で改善するか?

60人の慢性閉塞性肺疾患患者を対象に検証
from Clinical and translational medicine
正常に呼吸できなくなる病気「COPD」は1年の呼吸訓練で改善するか?の写真
(C) Antonioguillem - Fotolia.com

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙などが原因で肺の組織が破壊され、正常に呼吸ができなくなった状態を示します。今回の研究では、1年の呼吸訓練がどのような効果をもたらしたか検証されました。

◆ 呼吸訓練の長期的効果

今回の研究は中国にある病院で行われました。60人のCOPD患者は呼吸訓練を受けるグループ(30人)と教育プログラムを受けるグループ(30人)に分けられました。そして、研究期間の前と後に呼吸機能、活動耐性(呼吸が運動に耐えられる事)、急な症状悪化の頻度などが調べられました。

呼吸訓練の指導は12ヶ月の間、毎月1回行われ、対象者は呼吸訓練を、自宅で週に最低5回行うよう指導されました。

 

◆ 呼吸訓練は効果的

次の結果が得られました

12ヶ月の呼吸訓練後、介入群の慢性閉塞性肺疾患患者の肺機能、そして、活動耐性は有意に改善した、そして、急性増悪の頻度が減った。

呼吸訓練を自宅で行うと呼吸機能、活動耐性、そして、急な症状悪化の頻度、すべてにおいて改善が見られました。

 

COPDで呼吸が正常にできない人への呼吸訓練の可能性が、今回の研究で示されました。呼吸訓練を積極的に慢性閉塞性肺疾患の患者が行うことは意味があることなのかもしれません。

執筆者

宮本 望都喜

参考文献

Long-term effect of respiratory training for chronic obstructive pulmonary disease patients at an outpatient clinic: a randomised controlled trial.

Clin Transl Med. 2015 Dec.

[PMID: 26458936]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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