性病
性病はナイーブな話ですのでなかなか人に相談できない病気です。それでいて放っておいても治ることは期待できません。また、ともすれば不妊症の原因になります。 性病を起こす原因や治療法について考えていきましょう。
最終更新: 2023.02.28

性病は何科に行けばいいの?

性病かもしれないので病院に行きたいと思ったら、何科に行けば良いのでしょうか?主に候補に挙がるのは性病科、泌尿器科、婦人科、感染症科です。それぞれどんなときに適しているのか説明します。

1. 性病を専門に診ている性病科

性病科では性病を専門的に診ているので、近くに性病科があればまずは性病科に行くのがおすすめです。

  • 性病科のメリット
    • 性病の流行状況や診断、治療に詳しい
    • 性病を専門的に診ているので安心感がある
    • 男女問わず多くの性病に対応できる
    • 身体のどこの症状であっても相談できる
  • 性病科のデメリット
    • 性病科がある医療機関は少ない
    • 知り合いに見られたときに性病と思われる
    • 結果的に性病でなかった時にはほかの科が適している

性病科に行って、性病以外の病気が見つかったときは、適した科に紹介してもらえないか相談することもできます。

2. 男性の性器まわりの病気に詳しい泌尿器科

泌尿器科は、腎臓から膀胱、尿道までの病気のスペシャリストです。男性の前立腺や精巣上体、精巣の病気も専門的に診ています。

男性で性器のまわりに症状があり、近くに性病科がないときは泌尿器科がいいでしょう。

  • 泌尿器科のメリット
    • 男性の性器のまわりの病気の診断、治療に詳しい
    • 結果的に性病以外でも、専門の病気である可能性が高い
    • 誰かに見られても性病と特定されにくい
  • 泌尿器科のデメリット
    • 女性の性病は専門でない
    • 性病科ほどは性病に特化していない
    • 誰かに見られて、性器の病気と思われるのはやはり恥ずかしい

このサイトで泌尿器科のある病院・クリニックを検索できます。

3. 女性の病気に詳しい婦人科

婦人科は女性特有の病気を診てくれる診療科です。膣や子宮、卵巣の病気を専門に診ています。

女性で性器のまわりに症状があり、近くに性病科がないときは婦人科がおすすめです。

  • 婦人科のメリット
    • 女性特有の病気の診断、治療に詳しい
    • 生理や妊娠との関係にも詳しい
    • 結果的に性病以外でも、専門の病気である可能性が高い
  • 婦人科のデメリット
    • 男性は診てもらえない
    • 性病科ほどは性病に特化していない

このサイトで産婦人科のある病院・クリニックを検索できます。

4. 病原体や抗生剤の知識に詳しい感染症科

感染症科は性病にかぎらず細菌ウイルス、カビなどが原因の感染症を専門としています。抗菌薬抗生物質、抗生剤)の使い方や副作用対策にも詳しい診療科です。

症状が性器以外にもあるときや、性病にかかりそうな心当たりがはっきりしないときは感染症科がいいでしょう。

  • 感染症科のメリット
    • 性病に限らず感染症の流行状況、診断、治療に詳しい
    • 結果的に性病でなかったとしても、感染症であれば泌尿器科や婦人科より詳しい可能性が高い
  • 感染症科のデメリット
    • 感染症科のある医療機関が少ない
    • 感染症以外の性器の病気だった場合は専門でない

ここで挙げた4つの診療科は、どの病院にもあるわけではありません。

このサイトでお近くの病院を検索して、希望する診療科で受付をしているか問い合わせたうえで相談に行きましょう。



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