とくはつせいさいきんせいふくまくえん
特発性細菌性腹膜炎
主に肝硬変の患者に起こる、腹水の感染。通常の腹膜炎と違い、他の感染症や消化管穿孔などの原因がなく発症する
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最終更新: 2022.06.05
特発性細菌性腹膜炎の基礎知識
POINT 特発性細菌性腹膜炎とは
明らかな原因がなく腹膜に細菌感染が起こった状態です。肝硬変・心不全・腎不全の人に起こりやすいです。主な症状は発熱・腹痛・下痢・意識もうろう・興奮などです。腹水を身体の外から針などを刺して採取して検査することで診断されます。併せて腹膜炎が起こる原因がないか、CT検査などを用いて調べられます。治療には抗菌薬が使われます。特発性細菌性腹膜炎が心配な人や治療したい人は、消化器内科や感染症内科を受診して下さい。
特発性細菌性腹膜炎について
特発性細菌性腹膜炎の症状
特発性細菌性腹膜炎の検査・診断
特発性細菌性腹膜炎の治療法
- 基本的には入院して
抗菌薬 を点滴で使用する- 1週間程度治療を継続する
- 症状の改善が思わしくない場合は、
腹水 の検査を再度行ったり抗菌薬を変更するなどを行う
- 再発率は高く、1年以内に約半数が再発するといわれている