しんぞうしゅよう
心臓腫瘍
心臓に発生する腫瘍の総称
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最終更新: 2018.12.03
心臓腫瘍の基礎知識
POINT 心臓腫瘍とは
心臓腫瘍は心臓に発生する腫瘍の総称で、これには良性の腫瘍と悪性の腫瘍が含まれます。良性腫瘍の代表例としては、粘液腫や横紋筋腫、線維腫などがあり、悪性腫瘍の代表例としては、肉腫や悪性リンパ腫などがあります。腫瘍の種類や大きさによって症状は変わりますが、主なものとして発熱や体重減少、呼吸困難、胸の違和感があり、影響が大きくなると心タンポナーデや心膜炎、不整脈といった病気をともなうことがあります。画像検査(心臓超音波検査やCT検査、MRI検査)や病理検査(腫瘍の一部を取り出して顕微鏡で調べる検査)によって診断が行われます。治療の基本は手術ですが、良性腫瘍で症状が軽い場合には経過観察をすることもあります。手術以外では抗がん剤治療や放射線療法を使って治療をし、心臓血管外科で治療が行われます。
心臓腫瘍について
心臓腫瘍の症状
心臓腫瘍の検査・診断
- 画像検査
心臓超音波検査 胸部CT検査 、胸部MRI 検査
生検 :腫瘍 が良性 か悪性か調べる- 腫瘍の一部を採取して、顕微鏡で調べる
心臓腫瘍の治療法
- 可能な場合は手術による切除が原則
- ただし、
良性腫瘍 で症状 がない場合には経過観察 を行う場合もある - 手術を行っても、再発することが多い
- ただし、
化学療法 (抗癌剤 )放射線療法 - 良性腫瘍で完全切除できれば、通常の社会生活が可能な場合が多い
良性 であれば3年生存率95%
悪性腫瘍 の場合は、あまり経過が良くないことが多い- 定期的な
心臓超音波検査 による経過観察が必要
心臓腫瘍のタグ
心臓腫瘍に関わるからだの部位


