しょくこうどうしょうまたはせっしょくしょうぐん/せっしょくしょう(せっしょくしょうがい)
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)
一般的に「拒食症」や「過食症」と呼ばれている状態の総称
11人の医師がチェック
117回の改訂
最終更新: 2026.05.28
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)の基礎知識
POINT 食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)とは
拒食症と過食症をまとめた呼び方です。もともと若い女性に多いと言われていましたが、最近では男性や高齢の人にも見られる病気です。食行動症を起こしやすい人として、家族に食行動症やうつ病になったことがある人や食行動症のある人などが知られています。食行動症では、拒食症であっても過食症であっても、むちゃ食いや拒食、下剤の過度な使用といった共通の行動がみられます。食行動症は主に症状から診断され、行動療法や認知行動療法、対人関係療法などが行われます。食行動症が心配な人は精神科を受診してください。
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)について
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)の症状
- 拒食症と過食症では行動自体は似ていることもある
- 医学的には次の3つに当てはまる場合に拒食症と判断する
- 食事量が少なく低体重
- 体重増加への過剰な恐怖を抱くか、体重増加を妨げる行動を続ける
- ボディーイメージの障害や体重や体型への過度のこだわりがある、低体重の問題を否認する
- 拒食症か過食症かは実際の行動(拒食しているのか過食しているのか)で区別する
- 拒食症と過食症の両方で起こりうる症状
- 痩せ願望(もっと痩せたいと願う)
- 痩せようと過度に激しい運動をする
- 痩せていることに対する問題意識の欠如
- 嘔吐(自分でむりやり吐く場合が多い)
- 下剤の乱用
- 痩せ願望(もっと痩せたいと願う)
- 食行動症では、自分が病気である、異常であるという認識がなく、人より活発であることもある
- 食行動症に加えて、
抑うつ 状態や不安症、パーソナリティ障害、薬物依存などが背景にあるか伴って起こっていることも多い
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)の検査・診断
- 医師が症状から診断する
- 血液検査:栄養状態がどの程度低くなっているのかを調べる
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)の治療法
- 主な治療
- 身体面と精神面の両方の治療が必要
- 必要であれば、入院して栄養を摂る
- 精神面では、カウンセリングを継続したり、ボディイメージを変化させるようにじっくりと話し合っていく必要がある
- 行動療法
認知行動療法 - 家族療法
- 対人関係療法
- うつ病や強迫症、境界性パーソナリティ障害などを
合併 していればそちらの治療も平行して行う - 食行動症を直接治療できる薬はない
- 場合によって抗うつ薬(
SSRI など)、抗精神病薬 が使われる
- 場合によって抗うつ薬(
- 拒食症の場合、栄養
失調 で不可逆的な脳機能障害を来したり、最悪の場合死亡するケースもある
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)が含まれる病気
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)のタグ
食行動症または摂食症群 / 摂食症(摂食障害)に関わるからだの部位