しんけいせいかしょくしょう
神経性過食症
発作的に繰り返される過食と体重のコントロールに過度に没頭することが特徴
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最終更新: 2019.03.04
神経性過食症の基礎知識
POINT 神経性過食症とは
発作的に繰り返される過食と体重のコントロールに過度に没頭する病気のことです。発作的な過食後に、体重増加を懸念して、嘔吐や下剤の不適切な使用をしてしまいます。体型及び体重の変化が自己評価に大きく影響を与えており、過食や体重の増加を防ぐ行動が週1回以上のペースで3ヶ月異常に渡って続きます。診断は医師による問診で主に行われます。下剤や利尿剤の乱用、繰り返す嘔吐の結果、血液中の電解質の異常が出現することがあるので、血液検査が行われることがあります。神経性過食症が心配な人やその周りの人は精神科で相談してください。
神経性過食症について
発作 的な過食を繰り返す- 体重増加を防ぐために、嘔吐したり、下剤を使用したりすることがある
- 体型や体重の影響を過度に受けて自己評価している
神経性過食症の症状
- 食事と区別される時間に、食べることを抑制できないという感覚を伴う過食がある
- 嘔吐する、下剤、利尿薬を使うなど適切でない方法で過食による体重の増加を防ごうとする
- 自己評価が体型及び体重の影響を強く受けている
- 過食や体重の増加を防ぐ行動が週1回以上のペースで、3ヶ月以上にわたって続いている
- 神経性無食欲症と違い、体重は標準範囲であることも多い
神経性過食症の検査・診断
- 診断するための臨床検査はなく、医師の
問診 により診断される - 下剤や利尿剤の乱用、嘔吐を繰り返した結果、血中の
電解質 (クロール、カリウム、ナトリウムなど)の異常が出現する
神経性過食症の治療法
- 原則として薬物療法は効果がないと言われているが、うつ状態や不安神経症などを伴っている場合、その治療を行う場合がある
- 精神療法として、
認知行動療法 などが効果があると言われている
神経性過食症が含まれる病気
神経性過食症のタグ
神経性過食症に関わるからだの部位



