きょうかいせいぱーそなりてぃしょうがい
境界性パーソナリティ障害
感情や対人関係が極端に不安定な状態で、社会生活に問題が起こってしまう状態
9人の医師がチェック 149回の改訂 最終更新: 2017.12.06

境界性パーソナリティ障害の基礎知識

境界性パーソナリティ障害について

  • 物事のとらえ方や、感情、対人関係などのコントロールが上手でないために、社会生活に問題が起こってしまう状態(パーソナリティ障害)のなかでも、感情や対人関係が極端に不安定な状態
    • いくつかの特徴に当てはまっても、著しく偏って柔軟性がなく持続的で苦痛などを引き起こしているのでなければパーソナリティ障害とは診断しない
    • 文化的背景や社会的背景によって、パーソナリティ障害の特徴に当てはまるとみなされる内容は変わる
  • はっきりした原因はわかっていない
    • 環境と遺伝の両方の影響があると言われている
  • 米国では2%程度の有病率で、日本でも同程度であることが予測される
    • 男性より女性に多い

境界性パーソナリティ障害の症状

  • 主な症状の例
    • 見捨てられることに対して強い不安を持っており、それを回避するように異常な執着をみせる
    • つねに虚しさや幸せが不足している感じがしている
    • 人に対する対応が非常に不安定で、同じ人に対してでもコロコロと態度が変わる
    • 感情をコントロールできず、周囲がついてこられないほどの感情の起伏がある
    • 自分は一体何ものなのだろう、何で生きているのだろうと考えている
    • 衝動的に自分を傷つけたり、自殺のそぶりを見せる
    • 自己破壊的な行為(アルコール、性交、薬物、過食、万引きなど)をする

境界性パーソナリティ障害の検査・診断

  • 診断を確定できるような、この病気に特有の検査はない
  • 症状や周りの人の話を聞いたりすることで診断する
  • 統合失調症双極性障害との区別が必要

境界性パーソナリティ障害の治療法

  • 主な治療
    • 治療で最も大切なのは、根気強くカウンセリングを受けたり、少しずつ日々の生活の中で行動を変えていく努力をすること(行動療法)
    • 症状として、元気がない、落ち込んでしまう(抑うつ状態)、不安、イライラしてしまうなどが強ければ、抗不安薬、抗うつ薬などを使用する
    • 境界性パーソナリティ障害自体に対する薬物療法の有効性に関する根拠は確立されていない
      ・症状(攻撃性など)に対する薬物療法の有効性はある程度示されている
  • 年齢を重ねるごとに症状が落ち着いていくことが多い

境界性パーソナリティ障害が含まれる病気

境界性パーソナリティ障害のタグ

からだ

境界性パーソナリティ障害に関わるからだの部位

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