じこあいせいぱーそなりてぃしょうがい
自己愛性パーソナリティ障害
誇大的で、周りから称賛されたいという欲求が強く、相手の気持ちに共感することができず社会生活に問題が起こる
3人の医師がチェック 53回の改訂 最終更新: 2017.10.25

自己愛性パーソナリティ障害の基礎知識

自己愛性パーソナリティ障害について

  • 誇大的な空想、周囲に賛美されたいという欲求が強い、他人に共感することができないために対人関係がうまくいかず、社会生活に問題が起こってしまう状態
    • いくつかの特徴に当てはまっても、著しく偏って柔軟性がなく持続的で苦痛などを引き起こしているのでなければパーソナリティ障害とは診断しない
    • 文化的背景や社会的背景によって、パーソナリティ障害の特徴に当てはまるとみなされる内容は変わる
  • 無関心型と過敏型があると考えられている
  • 成人期早期までに症状が始まる
  • はっきりした原因はわかっていない
    • 環境と遺伝の両方の影響があると言われている
  • 自己愛性パーソナリティ障害に当たる人は全人口の1%程度と考えられている

自己愛性パーソナリティ障害の症状

  • 主な症状の例
    • 業績や才能を誇張する、十分な業績がないのに優秀であると認めてもらおうとするなど、自分が重要であるという誇大な感覚がある
    • 限りない成功、権力、美しさ、才能、愛の空想にとらわれている
    • 自分が特別であり独特であると考える
    • 過剰な賛美を求める
    • 自分は特別有利に取り計らわれる、期待すれば相手が自動的に自分に従うと考えるなど、特権意識をもっている
    • 自分自身の目的を達成するために他人を利用する
    • 他人の気持ちや欲求を認識しようとしない、気付こうとしないなど、共感する力に欠ける
    • しばしば他人に嫉妬する
    • 尊大で傲慢な行動、態度をとる

自己愛性パーソナリティ障害の検査・診断

  • 診断を確定できるような、この病気に特有の検査はない
  • 症状や周りの人の話を聞いたりすることで診断する

自己愛性パーソナリティ障害の治療法

  • 主な治療
    • 自己愛をコントロールすることを目指すが、精神療法での治療はかなり困難である
    • 集団精神療法が共感する力を高める場合もある
    • 気分の変動が強い場合、炭酸リチウムが効果がある場合がある
    • 抑うつが強い場合抗うつ薬を用いることもある
  • 加齢は自己愛にとって損傷であり、年齢を経て悪化が見られる場合がある

自己愛性パーソナリティ障害が含まれる病気

自己愛性パーソナリティ障害のタグ

からだ

自己愛性パーソナリティ障害に関わるからだの部位

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