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LDLコレステロール
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

基準値(参考)

60-120 mg/dL

数値が高いとき

脂質異常症

数値が低いとき

甲状腺機能亢進症吸収不良症候群、慢性肝炎、肝硬変 など

詳細

LDLコレステロールは、一般的に「悪玉コレステロール」と呼ばれるものです。LDLコレステロールは、動脈の血管壁に蓄積し、動脈硬化のもとになるプラークが形成されやすくなります。LDLコレステロールの値が高い人は、心筋梗塞狭心症などの虚血性心疾患脳梗塞糖尿病などのリスクが高くなると言われています。コレステロールを含む食品を摂りすぎている人は注意が必要です。

脂質異常症の診断基準では、140 mg/dL以上で高LDLコレステロール血症、120-139 mg/dL以上で境界域高LDLコレステロール血症となっています。
肥満糖尿病甲状腺機能低下症ネフローゼ症候群などの病気はLDLコレステロールを上げる要因となります。また、もしご家族の中にLDLコレステロールが高い方が多い場合には、遺伝性の高LDLコレステロール血症の可能性があるので、医師に相談してみてください。

LDLコレステロールの中でも動脈硬化に特に悪さをするのはsmall dense LDLです。「超悪玉コレステロール」とも呼ばれます。中性脂肪値が高い人、インスリンの効きが悪く血糖値が高い人、内臓脂肪型肥満の人などのいわゆる生活習慣病を持っている人は、small dense LDLが多いと言われています。
また、甲状腺機能亢進症吸収不良症候群、慢性肝炎、肝硬変がある場合には、逆にLDLコレステロール値が低くなります。