処方薬
フラジール内服錠250mg

フラジール内服錠250mgの基本情報

フラジール内服錠250mgの概要

商品名 フラジール内服錠250mg
一般名 メトロニダゾール錠
薬価・規格 36.2円 (250mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 シオノギファーマ
ブランド フラジール腟錠250mg 他
YJコード 6419002F1131
レセプト電算コード 620007057
識別コード @763
添付文書PDFファイル

フラジール内服錠250mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • 胃潰瘍十二指腸潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の感染を治療するお薬です。
  • 細菌を殺す働きがあります。
  • 原虫の増殖をおさえる働きがあります。
  • 病気(感染症)の原因となる原虫を殺すお薬です。

フラジール内服錠250mgの用途

フラジール内服錠250mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、過敏症、発疹、舌苔、食欲不振、胃不快感、味覚異常、AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、Al-P上昇

起こる可能性のある重大な副作用

末梢神経障害、四肢のしびれ、四肢異常感、中枢神経障害、脳症、痙攣、錯乱、幻覚、小脳失調、ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、無菌性髄膜炎、項部硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐、意識混濁、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性膵炎、腹痛、背部痛、血清アミラーゼ値上昇、白血球減少、好中球減少、肝機能障害、QT延長、心室頻拍、Torsade de pointes、出血性大腸炎、血便、頻回の下痢

上記以外の副作用

LDH上昇、γ-GTP上昇、Candida albicans出現、暗赤色尿、そう痒感、好塩基球増多、胸やけ、上腹部痛、口腔アフタ、舌炎、鼓腸、黒色便、うつ病、浮動性めまい、不安定感、眼精疲労、疲労、しびれ感

フラジール内服錠250mgの用法・用量

  • 〈トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)〉通常、成人にはメトロニダゾールとして、1クールとして、1回250mgを1日2回、10日間経口投与する
  • 〈嫌気性菌感染症〉通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回又は4回経口投与する
  • 〈感染性腸炎〉通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mgを1日4回又は1回500mgを1日3回、10~14日間経口投与する
  • 〈細菌性腟症〉通常、成人にはメトロニダゾールとして、1回250mgを1日3回又は1回500mgを1日2回7日間経口投与する
  • 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合ヘリコバクター・ピロリ感染症の場合、通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する
  • 〈アメーバ赤痢〉通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回10日間経口投与する
    • なお、症状に応じて1回750mgを1日3回経口投与する
  • 〈ランブル鞭毛虫感染症〉通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mgを1日3回5~7日間経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉末梢神経障害、中枢神経障害等の副作用があらわれることがあるので、特に10日を超えて本剤を投与する場合や1500mg/日以上の高用量投与時には、副作用の発現に十分注意すること〔2.2、9.1.2、11.1.1、11.1.2参照〕
  • 7.2. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉プロトンポンプインヒビターは、次のいずれか1剤を選択する:①ランソプラゾールとして1回30mg、②オメプラゾールとして1回20mg、③ラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、④エソメプラゾールとして1回20mg、⑤ボノプラザンとして1回20mg
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

フラジール内服錠250mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 脊髄器質的疾患
    • 妊娠3ヵ月以内<有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く>
    • 脳器質的疾患<脳膿瘍を除く>
    • 肝機能障害
    • 血液疾患
    • 血液透析
    • 進行期胃MALTリンパ腫
    • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外
    • コケイン症候群

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

フラジール内服錠250mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
エタノール摂取 腹部の疝痛、嘔吐、潮紅
リトナビル含有製剤<内用液> ジスルフィラム-アルコール反応
ジスルフィラム 精神症状<錯乱等>
ワルファリン 抗凝血作用を増強し出血
リチウム製剤 血中濃度が上昇しリチウム中毒
ブスルファン 作用が増強
フルオロウラシル 作用が増強
シクロスポリン 作用が増強
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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フラジール内服錠250mgに関係する解説

メトロニダゾール製剤

  • フラジール内服錠250mgは、メトロニダゾール製剤に分類される。
  • メトロニダゾール製剤とは、細菌や原虫のDNAの切断作用などにより、抗菌作用や抗原虫作用をあらわす薬。

メトロニダゾール製剤の代表的な商品名

  • フラジール
  • アネメトロ
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