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ユーエフティ配合カプセルT100
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ユーエフティ配合カプセルT100の基本情報

ユーエフティ配合カプセルT100の概要

商品名 ユーエフティ配合カプセルT100
一般名 テガフール・ウラシルカプセル
薬価・規格 125.7円 (100mg1カプセル(テガフール相当量))
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 大鵬薬品
ブランド ユーエフティE配合顆粒T100 他
YJコード 4229100M2035
レセプト電算コード 620915001
識別コード TC434TC434
添付文書PDFファイル

ユーエフティ配合カプセルT100の主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ユーエフティ配合カプセルT100の用途

  • 胃癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 肝臓癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 結腸
  • 結腸癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 膵臓癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 前立腺癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 直腸癌
  • 直腸癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 乳癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 肺癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 膀胱癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 胆管癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 子宮頸癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 頭頸部癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解
  • 胆のう癌の自覚的並びに他覚的症状の寛解

ユーエフティ配合カプセルT100の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、倦怠感、下痢、口内炎、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、黄疸、肝臓・胆管系障害、腎機能障害、BUN上昇

起こる可能性のある重大な副作用

貧血、白血球減少、消化管潰瘍、骨髄抑制、血液障害、血小板減少、劇症肝炎、重篤な肝障害、肝硬変、プロトロンビン時間延長、アルブミン低下、コリンエステラーゼ低下、脱水症状、激しい下痢、重篤な腸炎、出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎、激しい腹痛、腹痛、白質脳症、精神神経障害、意識障害、小脳失調、認知症様症状、四肢麻痺、尿失禁、心筋梗塞、不整脈、心室頻拍、胸痛、失神、息切れ、動悸、嗅覚脱失、急性膵炎、血清アミラーゼ値上昇、重篤な口内炎、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、溶血性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、咽頭痛、出血傾向、失見当識、傾眠、記憶力低下、錐体外路症状、言語障害、歩行障害、知覚障害、狭心症、急性腎障害、ネフローゼ症候群、嗅覚障害、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、消化管出血

上記以外の副作用

クレアチニン上昇、食欲不振、悪心、嘔吐、味覚異常、心窩部痛、胸やけ、眩暈、しびれ、皮膚色素沈着、爪異常、脱毛、皮膚浮腫、発疹、そう痒、LDH上昇、赤血球減少、血色素減少、ヘマトクリット値減少、好中球減少、好酸球増多、リンパ球減少、好塩基球増多、平均赤血球容積増加、MCV増加、総ビリルビン上昇、胃不快感、胃重感、口唇炎、興奮、頭重感、末梢性ニューロパチー、過敏症、DLE様皮疹、皮膚乾燥、手足症候群、発赤、血痰、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、無月経、CK上昇、CPK上昇、総蛋白低下、血清ナトリウム低下、血清カルシウム上昇、血清カルシウム低下、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清クロール上昇、血清クロール低下、頭痛、心電図異常、咳、ST上昇、脂肪肝、Al-P上昇、蛋白尿、血尿、便秘、腹部膨満感、舌炎、口角炎、口渇、胃炎、嚥下困難、腹鳴、耳鳴、皮膚び爛、皮膚炎、皮膚角化、紅潮、光線過敏症、皮膚水疱、蕁麻疹、胸内苦悶感、関節痛、糖尿、血糖値上昇、灼熱感、結膜充血、痰、血清尿酸値上昇、女性型乳房、筋肉痛

ユーエフティ配合カプセルT100の用法・用量

  • 〈テガフール・ウラシル通常療法〉通常、1日量として、テガフール300~600mg相当量を1日2~3回に分割経口投与する
  • 子宮頸癌については通常、1日量として、テガフール600mg相当量を1日2~3回に分割経口投与する
  • 他の抗悪性腫瘍剤との併用の場合は前記に準じて投与する
  • [製剤換算]1). 1日量(通常):テガフール300~600mg相当量(本剤3~6カプセル)
  • 2). 1日量(子宮頸癌の場合):テガフール600mg相当量(本剤6カプセル)
  • 〈ホリナート・テガフール・ウラシル療法〉結腸・直腸癌に対して通常、1日量として、テガフール300~600mg相当量(300mg/㎡を基準)を1日3回に分けて(約8時間ごとに)、食事の前後1時間を避けて経口投与する
  • ホリナートの投与量は通常、成人にはホリナートとして75mgを、1日3回に分けて(約8時間ごとに)、テガフール・ウラシル配合剤と同時に経口投与する
  • 以上を28日間連日経口投与し、その後7日間休薬する
  • これを1クールとして投与を繰り返す
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈ホリナート・テガフール・ウラシル療法〉ホリナート・テガフール・ウラシル療法の場合、食事の影響を受けるので、食事の前後1時間を避けて投与すること〔16.2.1参照〕
  • 7.2. 〈ホリナート・テガフール・ウラシル療法〉1日の投与スケジュールは次を参考とする
  • 1). 〈ホリナート・テガフール・ウラシル療法〉体表面積<1.17㎡:UFT300mg/日;(1日の投与スケジュール)午前100mg、午後100mg、夜間100mg
  • 2). 〈ホリナート・テガフール・ウラシル療法〉体表面積1.17-1.49㎡:UFT400mg/日;(1日の投与スケジュール)午前200mg、午後100mg、夜間100mg
  • 3). 〈ホリナート・テガフール・ウラシル療法〉体表面積1.50-1.83㎡:UFT500mg/日;(1日の投与スケジュール)午前200mg、午後200mg、夜間100mg
  • 4). 〈ホリナート・テガフール・ウラシル療法〉体表面積>1.83㎡:UFT600mg/日;(1日の投与スケジュール)午前200mg、午後200mg、夜間200mg
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ユーエフティ配合カプセルT100の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 重篤な過敏症
    • 重篤な下痢
    • 重篤な骨髄抑制
    • 重篤な感染症
    • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中
    • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中止後7日以内
    • 肝障害
    • 消化管潰瘍
    • 消化管出血
    • 腎機能障害
    • 心疾患
    • 水痘
    • 耐糖能異常
    • DPD欠損
    • ジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ欠損
    • 前化学療法を受けていた
    • 感染症<重篤な感染症を除く>
    • 骨髄抑制<重篤な骨髄抑制を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ユーエフティ配合カプセルT100の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 重篤な血液障害、早期に重篤な血液障害や下痢・口内炎等の消化管障害
フェニトイン 中毒<嘔気・嘔吐・眼振・運動障害等>
ワルファリンカリウム 作用を増強
トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合剤 重篤な骨髄抑制
抗悪性腫瘍剤 血液障害・消化管障害等の副作用が増強

ユーエフティ配合カプセルT100と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 125.7円 (100mg1カプセル(テガフール相当量))
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 大鵬薬品
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ユーエフティ配合カプセルT100に関係する解説

代謝拮抗薬(ピリミジン拮抗薬)

  • ユーエフティ配合カプセルT100は、代謝拮抗薬(ピリミジン拮抗薬)に分類される。
  • 代謝拮抗薬(ピリミジン拮抗薬)とは、DNAの構成成分に類似した化学構造をもち、細胞増殖に必要なDNA合成を阻害して抗腫瘍効果をあらわす薬。

代謝拮抗薬(ピリミジン拮抗薬)の代表的な商品名

  • 5-FU
  • ティーエスワン
  • ゼローダ
  • キロサイド
  • ジェムザール
代謝拮抗薬(ピリミジン拮抗薬)についての詳しい解説を見る